2014年9月12日金曜日

「手話言語法制定を求める意見書」を採択し、玉村町9月定例議会終わる

 3日から開かれていた9月議会が終わった。
決算議会でもあり25年度決算をすべて認定して終了となった。
最終日の今日は「手話言語法制定を求める意見書」を採択した。
 手話とは、日本語を音声ではなく手や指、体などの動きや顔の表情を使う独特の語彙や文法体系をもつ言語である。手話を使うろう者にとって、聞こえる人たちの音声言語と同様に、大切なコミュニケーション手段として守られてきた。しかし、ろう学校では手話は禁止され、社会で手話を使うことで差別されてきた長い歴史があった。
 2006年12月に採択された国連の障害者権利条例には、「手話は言語」と明記されている。そして政府も2011年8月「改正障害者基本法」で、「すべての障害者は、可能な限り、言語(手話を含む)その他の意思疎通のための手段についての選択の機会が確保される」と定めた。
 今回の請願は、手話が音声言語と対等な言語であることを広く国民に広め、聞こえない子どもが手話を身につけ、手話で学べ、自由に手話が使え、更には手話を言語として普及、研究することのできる環境整備のため、「手話言語法(仮称)」の制定を求めるもので、全会一致で採択した。
 なお、傍聴席のろう者のため手話通訳者が議場内の傍聴席から見やすい場所で手話通訳をした画期的な日でもあった。

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