2016年1月5日火曜日

暖冬の多々良沼に想う。

沼の中央部にある弁天様
極端に少ない水
餌を求めて水辺を歩く白鳥さん



      所要で太田市に行ったついでに多々良沼に寄った。多々良沼は館林市と巴楽町にまたがる位置にあるが、ここへは一年に何回か行く。景観もきれいで気持ちを落ち着けるにはいい場所だから。
     この時期、沼には多くの白鳥が羽を休めているわけだが、今年はいつもより少ない感じだ。まずは水が少ない。例年の3分の1から4分の1というところか。
     真冬の今、コートもいらずセーター姿の人も目立つ極端な暖冬、異常気象による影響は計り知れないだろう。
     政府はTPP大筋合意による経済効果を強調するが、異常気象によるダメージは金額に換算するのは不可能、たとえ金額に換算したとしても、人間が、生物が生きる環境それ自体が破壊されてゆくという計り知れない打撃を受ける。
     無責任な自己過信もいい加減にしろ、と新自由主義の罪を美しい白鳥さんを見ながら思った。

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