2010年10月4日月曜日

検察審査会の「小沢一郎強制起訴」でいいのかなあ

検察審査会が小沢一郎「強制起訴」との結論を出した。検察審査会そのもののあり方に異議を唱えたい。裁判員制度導入時に改正されたもので、「市民感覚」が売り物の制度だが、これがくせ者なのだ。市民感覚という世の中の漠然とした空気、気分で感情的に、法や証拠に基づいた判断から離れた視点で決定される恐れが高いからだ。普段が怪しい人間にとってははじめから不利な制度だ。世論による魔女狩りになる可能性がある。本来の検察審査会はむしろ検察の不備を補完するもので抑制的だった。
裁判員裁判とともに世の中を感情的、扇情的に煽りかねない制度でとても危険だ。
小沢一郎、私とは正反対の政治手法で、政策的にも対極にいる人物だ。しかし、鬼の首でも取ったように「離党勧告」を叫ぶ枝野幹事長代理らの正義・清潔とは一面的な薄っぺらなもので中身などなにもない、この手の民主党若手連中は小沢より危険だ。尖閣列島(釣魚島)問題をとっても、憲法9条がなかったら戦争の引き金すら引きかねない危険きわまりない連中だ。中国と折り合いをつけるなら、菅政権の幹部連中より小沢の方が一枚も二枚も上だ。理念保守思想だけで政治ができるなどとゆめゆめ思うな。小沢一郎を使う場面を留保できる懐の深い政治をしなければならない。鈴木宗男しかり、後の祭りでは取り返しがつかないのだ。

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