2011年11月5日土曜日

今日の学園祭で思い出してしまう懐かしの幻法祭、

群馬県立女子大の学園祭、今年のテーマは「挑戦」、企業協賛のなかで一際目立つ「資本論に学ぶ会」名で協賛した手前どんなもんかと行ってみたら、賑やかでした。
待ち合わせた訳でもないが、待ち合わせなかった訳でもない栗ちゃん、ツッチーと合流し、目当てのバンド「西野」の演奏に合わせてステージ前に陣取った。
明るいキャラで賑やかな曲を楽しませてくれた。その後、一回りしてみたが今の大学祭は娯楽だけなんだなあ。福島原発に対する問題意識とか政治的なものは皆無、ビラまきさえ当局の許可が必要で、それを当然として学生も受け入れている環境ではこうなってしまうのか。

 今を遡ること35年程前、日大法学部の「幻法祭」はすごかった。学生運動もまだ残っていた頃、学生自治会が仕切り、勿論、おふざけなお笑いあり、模擬店あり、ポルノ映画上映あり、羽仁五郎など反体制人士の講演会ありと深夜まで酒をあおりロックのビートに身を任せている光景があちこちにあった。カルメンマキとオズや頭脳警察などが来たんだからすごかった。勿論ナンパも。
あの頃、どこの大学でも、「部落問題研究会」「朝鮮問題研究会」そして三里塚の農民を招いての講演会などがあったはずだ。学生が政治と対峙していた。
 大学が解放区と化すのが「幻法祭」、学生の自治に対し当局がクレームをつけても跳ね返す力があった。自治会の学生にノンポリ学生もこのときは一体で同調、解放区の維持をたたかい取った。
 今はもう昔か、とため息をつきながらも、それでも未来は学生・若者のものだ、と確信する。だって余命が違う。

その後、飯倉公民館での「作品展」に赴き、作品を鑑賞しながら、密照さんをはじめとした地域の人たちと談笑した。こちらは定年組、話の内容には深いものを感じる。
学園祭も作品展も明日まで。





 

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