2016年12月30日金曜日

瞬悠庵で後援会忘年会

個性的な面々勢揃い
ケイニン節に参加者は勇気をもらう
今年もうまい岡田うどん
まずは乾杯から


 年末恒例となっている瞬悠庵での後援会忘年会、さまざまなところで働いている仲間が、この一年元気で生きてきたことを確認する意味でも重要な催し。
少しづつ年を重ねてはいるがまだまだ勢いはある。
岡田さん手作りのうどんの人気は相変わらず。
おでん、唐揚げ、キムチ、おにぎりとテーブルを賑わす。
それぞれ自分の分担をわきまえての参加だから楽しい。
 仕事を終えた堀越けいにんも「友情出演」、彼の社会変革への強い思いに、オジサン達は希望を見いだす。
 世界は大きく動き出した。資本主義が新自由主義が行き場を失い人々を苦しめている。たった1%の人に富の99%が集中していいわけがない。
 2017年はロシア革命から100年の節目の年、歴史を動かそう。...

2016年12月29日木曜日

蔦屋書店で正月本探し

 昨日、仕事を終え前橋南モールの蔦屋書店で正月に読む本探しに行った。本のあてがないわけではなかったが、その周辺を眺めながら、あっという間に2時間が過ぎた。久しぶりの感覚だ。
 今回の狙い目は「対馬本」。朝鮮半島へ渡る際に津=停泊地となる島(津島)だったことに由来するとも、朝鮮半島の馬韓に相対する位置にあったことからきているとも言われる。
 日本と朝鮮の歴史の中で、対馬が果たしてきた位置を知りたくなった。学者の論文集では疲れるので、100ページ程の日本史ブックレット「対馬からみた日朝関係」を選んだ。
 それにしても、歴史本、真逆な内容の本がこんなにあるのかと、今更ながら驚いた。
 南京大虐殺は虚偽、関東大震災時の朝鮮人虐殺も虚偽、日韓併合の正当化等々、あらん限りの事実違反の本が並んでいる。...
虚偽の話を大声で言いふらし、真実を見る眼を曇らせようとする「歴史戦」なのだろう。事実求是だ。
 今朝の新聞は、安倍首相の真珠湾訪問とその演説内容への評価がたくさん書かれていた。
 私は、司馬遼太郎の「太平洋戦争は大規模な倭寇だった」を引用した映画監督の原田眞人の話に興味を持った。
《室町時代から戦国時代にかけて倭寇が暴れまくった。でも「ぱっとやって、それでおしまい。当時の中国の記録には、「あいつらは放っておけばいいんだ。すぐに帰る」とあるそう。奇襲してその後のプランはなく、戻ってしまう。それと似たのが真珠湾攻撃だというわけ。たしかに奇襲しても、ハワイや西海岸を占領、統治するなど考えていなかった。ぱっとやって、ぱっと帰る。つまり日本軍は倭寇だった。あの攻撃を説明するにはこれが一番わかりやすい。その計画性のなさが、その後の多大な悲劇を生み出した。》
 「未来志向」とやらの安倍外交でいくら「日米和解」を演出しても、一番の被害国中国やアジア諸国との和解がないかぎり、むしろ不信感は増すだけだ。
 安倍晋三の浅はか過ぎる外交姿勢に、私が恥じ入ってしまう。

2016年12月23日金曜日

高崎・九官亭で忘年会

話は満天開
来年をよき一年にしよう

 高崎の九官亭での忘年会に集まった面々の共通項は、過日の金剛山歌劇団公演を支援したということだろうか。
 在日朝鮮人として生きる若者、訪朝経験者、11月に、関西旅行、特に奈良市、天理市を巡る旅を企画した栗原君もいる。
 奈良の旅は、古代日本が朝鮮半島からの渡来人により大きく影響を受けたことを現実のものとして教えてくれた。
 その渡来人は朝鮮に帰ったのかと言えば、そんなことはなく、むしろ、朝鮮から来た事を消しながら日本人になり、日本の支配層になっていった。
その子孫が朝鮮人差別をしているのだから、始末が悪い。

 世界は間違いなく「歴史の峠越え」をしている。その峠が大きく広いと、渦中にいることがわかりにくいが、もうはっきり見えるだろう。
 イギリスの国民投票での「EU離脱」派の勝利、トランプアメリカ大統領の登場、イタリア国民投票での反政府派の圧倒的勝利、オーストリア総選挙での極右政権誕生まであと一歩、ということを見たただけでも、既成政治への反乱が始まっていることが理解できる。
韓国では民主労総を主軸とする100万人規模のたたかいが朴政権を追い詰めている。
 戦争を求める世界から、戦争を必要としない世界への動きを今の激動から見いだしたい。
 排外主義的愛国論に収束しようとする動きに対し、国際連帯の運動を発展させることがその鍵になると考えている。
 この忘年会の参加者、自覚はなくても大事な位置にいる。



2016年12月20日火曜日

友人・木暮清社会保険労苦士を訪ねる

剪定職人木暮清


 この人、高校同級生の木暮清社会保険労務士、仕事の相談もあるので、暮れのあいさつ方々事務所訪問。すると自宅庭で松の枝の剪定中、足場まで1人で組み上げ、その姿は本物職人の様子。「こういう仕事、本当は向いている感じだ。」
 この人、四国巡礼をしたりヨーロッパへ旅行したりと、自己実現の余生を送っている。
 共通項は高校同窓会の万年幹事、1年に3回から4回、伊勢崎に集う。
 この12月、日程調整の結果、24日夜、居酒屋友栄での幹事会となった。10人ほどのイブからハジかれた男衆が何を語る。
「安倍政治を許さない」の大合唱とはなるのだがねえ。

2016年12月15日木曜日

華麗な金剛山歌劇団群馬公演

ご機嫌な川田夫妻

 金剛山歌劇団群馬公演が昨夜、高崎音楽センターで行われた。朝鮮の歴史と文化を歌と踊りに込めたその華麗さは見た者を魅了する。
私が声をかけた人もたくさん来ていて、満足したようだった。
 文化・芸術の民衆交流は対立する国同士を越えていくだろう。
 またそういうものにしなければならない。
インドネシアの連れ合いと来た友人も、そのステージの迫力に感動していた。
 彼女はインドネシアの踊りをしていたからこそ、朝鮮舞踊の深さに感嘆したのかもしれない。
 民族の文化はどこも美しい。

2016年12月14日水曜日

生活再建型滞納整理を滋賀県野洲市に学ぶ

野洲市市役所前で














 生活再建型滞納整理を実践している滋賀県野洲市を玉村町議会総務常任委員会は視察研修の場とし11月訪問した。

<公共サービスを支える財源は税、公共サービスの対価は料金、滞納の補填はいずれも税財源>、として捉え、「滞納は生活状況のシグナル」として、市民生活を支えるための財源(債権)なのだから、市民生活を壊してまでは回収しない。滞納を市民生活支援のきっかけにする、という考え方を基にしている。

野洲市くらし支えあい条例の一部を抜粋する。
「野洲市では生活が立ち行かなくなった市民に対して、生活の困りごとを解決するという大きな括りで捉えて支援を進めてきました。問題に個々に対応するのではなく、相互関係を把握し、一体的な解決を目指して、「おせっかい」を合言葉に、市役所に設置した総合相談窓口を核にして、公共サービス、専門家、地域社会の総合力を効果的に発揮させる仕組みを発展させてきました。
このように市民の生活の困りごとを解決し、自立を促し、生活再建に向けた支援を行うことは、市の重要な役割です。その場合、個々人の状況が異なるため、一人を支援することからを基本に、包括的、継続的に支え合う仕組みが機能することが不可欠です。・・・近江商人の教えである「売り手よし、買い手よし、世間よし」の三方よしの精神のもとに、商いが自らの利益のみならず、買い手の利益、さらには地域社会の発展や公共の福祉の増進にも貢献する建設的な関係で進められることが、問題発生を予防するとともに、市民の自立と地域社会の健全な発展を促進します。・・・」


「生活をつぶすまでの差し押さえはしない、つぶさない範囲での対応をする」 というところから説明を受けた。
<一人を救えない制度は制度ではない>、という思いが市政全体にあり、全職員の理解と協力があってこその生活再建型滞納整理といえよう。
縦割り型行政から全課縦横の対応、庁舎内に設置した「やすワーク」(ハローワーク)による就職相談も実を結んでいる。また、庁舎外の専門家と連携し、その解決を図るという積極姿勢で生活再建型滞納整理を実施している。
市税の収納状況については、国民健康保険税は滋賀県内で中位、他の市税は県内上位という。
滞納者の実態把握と悪質な滞納者に対しては差押等できちんと対応し、「法令順守」の姿勢は変わらないが、その中身、運用が「滞納者の生活再建」という目標に合わせた柔軟さ、寛容さ、多様さを持っていることが特徴で、格差社会の進行で、持てる者と持てない者が感情的と言えるほどの対立状況にある現代社会においての行政対応として大いに学ぶことがある。
同じ日本の自治体で、これほど滞納徴収の姿勢に違いがあることが不思議で残念なことだが、行政本来の役割を考えれば野洲市のようにできることだろう。
  本当に市民に寄り添う気持ちがあるか否かの違いだ。 しかしその違いがあまりにも結果として大きいことを自覚すべきだ。

2016年12月10日土曜日

群馬県庁での拉致問題企画に初めて行く。

大同江畔に建つチュチェ塔(170㍍)
チュチェ塔から見る平壌市街
ゆったりとある大同江

 群馬県庁で、人権週間の企画として「救う会・群馬」の拉致問題解決のための展示会があるということで行った。これまでは行こうとも思わなかったが、今回ばかりは、予定を変更して出かけた。

 理由は、こういう運動の仕方が気の毒になったからだ。何が気の毒かというと、政府を挙げての制裁、制裁で事態がよい方向に進むことがなかったのに、平壌宣言から10年過ぎた今も、制裁一辺倒で、在日朝鮮人や朝鮮学校を締め上げれば事態が動くなどと考えている様子だからだ。
「拉致問題の解決」を叫べば国内の支持率が上がり、自民党が議席を伸ばすが、解決の兆しさえない。国内向けの「上滑りな拉致解決」キャンペーンに過ぎないことをもうわかっていいんじゃないの、他の方法にしなきゃ本当に深刻なことになりますよ、と言いたかったからだ。
 政府は相手をきちんと見据えることができていない。
 朝鮮植民地政策や関東大震災での朝鮮人虐殺などの加害の歴史に触れることなく、拉致という日本にとっての被害事象だけ解決しようと思っても無理なことを、実は政府はわかっているからだ。
 国民は、政府の言うことだからと、ここまで来てしまったが、対朝鮮外交が頓挫した安倍政権、今度は北方領土問題に話題をすり替えている。それだって、経済援助で終わってしまうこと間違いない。全く無責任なこと。
 訪朝するとわかることだが、朝鮮はアメリカと70年近く戦争状態、制裁のなかで今まで生き抜いてきた。
占領国アメリカと同盟を結び嬉々としている日本とは気合いも根性も違う。
 今は「ストックホルム合意」を互いが誠実に履行し合うこと、在日朝鮮人への敵対行為は、誰も幸せにしないことを銘記することだろう。

2016年12月3日土曜日

群馬朝鮮学校のみかん狩りは今年も鬼石町桜山

甘いみかん、たくさん採れたかな?
広いみかん畑を自由自在取り放題
好天に恵まれた桜山からの見晴らしは最高な気分

 鬼石町の桜山のみかん狩りも最終盤の今日、群馬朝鮮学校の子供たちと一緒にみかん狩りを楽しんだ。
 午後は暖かく風もなく、小高い山でのみかん狩りには最適となった。
 今回も人数は多くバス2台で参加のため、2カ所の畑に分かれてのみかん狩りとなったが、子供たちも楽しんだ様子。
 畑で、みかんを自分で選び自分の手で切りとることで、店で買うのとまた違うことを実感できただろう。小さな農業体験かな。
 こうしてまた一年が過ぎようとしている。
 子供たちが帰った後、天候もいいので桜山まで行き山頂まで散歩。冬桜も咲き始め観光客も多くなってきたようだ。

2016年11月28日月曜日

今年の栗原企画・初日は京都の丹波マンガン記念館



当時の飯場が保存されている
韓国・民主労総がこの像を持ってきて据えた。


メットをかぶって
坑内見学
民主労総、ここでもたたかってます。
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記念館内もジックリ見学
記念館を守っているオモニの表情は柔らかい

 


秋の栗原企画は京都のマンガン記念館から。
  丹波マンガン記念館の存在を知らなかった。京都市街から1時間ほどの山奥に記念館はあった。市内の観光地とは比べようもなく、見学者は我々だけだった。
 敷地入り口の小屋でチケット売りの女性が待つ。
広場の奥には当時を偲ばせる古びた飯場が1棟建っている。
山側の坑口までの通路に、今年8月韓国から民主労総等が飛行機で運び込んだ労働者像が建つ。
 1895年頃から1983年頃までの90年程マンガンの採掘が続いた。アジア・太平洋戦争から1970年頃までは最盛期で、約500の鉱床があり300カ所もの鉱山が活況を呈していた。
 大砲などに使う鋼鉄の材料でもあったので、戦争中は特に多くの労働者を必要とし、朝鮮人、中国人、被差別部落の人々が主にその労働を担った。
 その記憶を残そうと記念館を建設し、今日に至っている。
構内はきれいに清掃され、当時の労働の厳しさを教えるとともに、忘れてはならない歴史として多くの人に見て欲しい、と踏ん張って記念館運営をしているのだろう。
 8月に労働者像を建てた時は、韓国からたくさんの人が来てくれたという。
 日本人も見学に行くというが、歴史的遺物を在日の家族が自己努力だけで守っている姿は頼もしくも痛々しくもある。愚痴を言わないオモニの笑顔がいい。

 
 

2016年11月23日水曜日

議会広報研修会・前橋市 市町村会館

読みやすい議会だよりができるよー

 22日、前橋市にある市町村会館で群馬県内の町村議会の広報委員が結集しての「読まれ、伝わる議会広報へ~広報紙の基本と編集技術」とした研修をミッチリ受けた。午後は、議会広報クリニック。講師は芳野政明先生。
 我が玉村町議会からも6人の尖鋭編集委員が参加した。
議会だよりは議員の手作りのため、しかし、ほとんどの議員はこういう作業は苦手意識が強い。そのためか研修も多く、10月にも東京で研修を受けた。
議会広報の全国コンクールもある。確かに、講師の話は説得力があり勉強になる。
 この時期は12月定例会の準備で忙しいので愚痴も言いたくなるが、それでも議員としてやることはやる。
 政務調査費の使い道が問題になっている現在、群馬県のほとんどの町村議会は政務調査費の支給は受けていない。その点は気が楽だが、「町村議員は基本報酬だけでやってりゃいいよ」ということか。
 一般質問も提出した。この勢いで議会が始まる前に、議会だよりの編集後記まで仕上げてしまおうか。

2016年11月21日月曜日

緊急企画「新安保法制で日本はどこへ行くのか」11月23日群馬県社会福祉総合センター

 《昨年9月に強行採決された新安保法制のもと、南スーダンで自衛隊員が武器を使用することが現実の問題となりつつあります。それにより自衛隊員のリスクは一気に高まります。また、「平和国家・日本」のブランドは崩れ、日本がテロの標的になる危険も現実化します。今こそ、日本国憲法9条の理念に立ち返って、新安保法制の適用を止め、廃止を求めるときです》
という趣旨で11月23日午後1時から群馬県社会福祉総合センター(新前橋)で講演会が開催される。(主催・群馬弁護士会)
 
第1部 元防衛官僚 柳澤協二さん
     「安全保障を考える・・・戦争・平和・人間の観点から」

第2部 元アメリカ海兵隊員
     「それでも自衛隊員を戦地に送りますか」
     ーアメリカはなぜ戦争をするのか、そのメンタリテイーと 社会構造。それを解決するためには。ー

2016年11月12日土曜日

キョンミンちゃんの結婚、おめでとう

朝鮮様式で厳粛に始まったが。
共にお祝いの気持ちを表しての参加

楽しく踊るのも朝鮮様式
みんなで踊ってお祝いする姿はとても感じがいい。

 行きつけの焼き肉店「ホルモン屋」の看板娘・盧卿玟の結婚披露宴に招いて頂いて、共に結婚の門出をお祝いした。
 10年ほど前、玉村町の県立女子大で映画「パッチギ、LOVE&PEACE」の上映会を催したが、その打上げ会場がホルモン屋だった。
井筒和幸監督はこの店が気にいって、何度となく、気まぐれに食べに来ている。
井筒監督もお祝いしてるよ。

気楽なつきあいで今日まで来たが、末娘のキョンミンがいよいよ結婚とあれば、お祝いしなければならない。
4人娘みんな遠くへ嫁いでしまったので、両親も不安だと思うが、孝行娘のキョンミンのことだから何とかするだろう。
 私が初めて共和国へ行くときも、色々アドバイスを頂いた。
朝鮮様式の結婚披露宴はまた格別のものがある。
日本にいて朝鮮文化を守ろうとするには在日同胞の団結が必要だろう。その力を垣間見た思いがする。
 二人の人生の新しい門出に幸あれ。

2016年11月10日木曜日

ドナルド・トランプ登場、混迷する世界を見た。

  選挙をすればするほど、現代世界の支配体制の限界、行き詰まりが露呈する。
 イギリスでEU離脱の是非を問う国民投票をすれば離脱賛成派が勝利し、フィリピンでは歯に衣着せぬドテルテの登場となった。そして昨日、アメリカ大統領選に大方の予想を覆してドナルド・トランプが勝利した。韓国朴政権の危うい現実等を見回すと、世界中で現在の支配体制に「否」を多くの人々が突き付けていることが見えてくる。
複雑な思いは交錯するが、その基底にあるのは経済問題、中東、アフリカでの紛争、内乱、戦争も経済利権の奪い合いが根底にある。
 1%の支配層が99%の富を分捕ろうと容赦なき新自由主義を世界中に展開、いわゆるグローバル化を進めてきたが、その犠牲となって生きていけなくなった人々の反乱が、歪んだ形ではあるが選挙という形態で起こったとみるべきだろう。
 それらを解決する道は、EU離脱や、ドテルテ、トランプではない。
 社会の、世界の生産を現実に担っている世界中の労働者だ。何の利害対立もない世界の人々が自覚し手を結び、政治権力を行使したとき、戦争、貧困、差別のない世界ができる。
 一歩前へ。

2016年11月5日土曜日

飯倉地区での作品展から前橋での訪朝報告会

飯倉の作品展
絵画と切り絵も見もの
平壌の普通江畔で釣りを楽しむ人々
高さ170メートルのチュチェ塔への階段を昇る訪朝団

 文化の日を中心とするこの時期は日本中、文化祭のようだ。玉村町内でもさまざまな催しがあった。
 私は、恒例となった飯倉地区の作品展に行った。小さいながらも芸術性あふれる見応えある作品が展示されている。他を真似ない地元の人たちの手造りがいい。

 午後からは前橋市内での「日朝友好連帯群馬県民会議訪朝団」の報告会へ。
 「今時、北朝鮮へ?危ない国へ何故?何を考えてるの?」の声がかなりあるが、そう言われているから行くんだ、ということ。
まあ性格でしょう。還暦過ぎたら予断なく世界を見たい欲求にかられた。韓国へも中国へもフィリピンでも行くぜ。タイ、ビルマもいいな。
 その朝鮮民主主義人民共和国、行ってみれば、平壌市民の平穏で落ち着いた姿を見ることができる。朝の通勤する姿や普通江湖畔でのゆったり釣りを楽しむ人々が印象的だ。
 日本のメデイアの一方的報道に毒されていると、かなりの予断を持つことになる。

 周りを見れば、アメリカ大統領選、「嫌われもの」同士が口汚くFBIやロシアをも巻き込むかのような壮絶なバトル選挙を繰り広げ、どう後始末つけるのか他人事ながら心配になる。
 お隣の韓国朴大統領、支持率5%で息も絶え絶え。
就任間もないフィリピンドオテルテ大統領、派手な立ち回りで、アメリカ、中国、日本を翻弄、まだまだ足腰定まらない
 そして我が安倍首相、奴隷根性まるだしでアメリカの多国籍企業に日本を差し出すTPP法成立に血道をあげる。
対北朝鮮外交は挫折し、その反省もなく今度は対ロシア外交。北方領土で何とか成果を目論むが、ロシアの方が上も上、経済支援だけで終わることまちがいなし。その軽さにもう辟易。
 となると、軸足がぶれないのが北朝鮮、アメリカと70年戦争状態でいる重圧のなかで鍛えられた根性をもっている。
 世界は色んな角度から見ないといけない。

2016年11月3日木曜日

堀越けいにんと小さな懇親会

話題は奔放に
 
お目当てのキョンミンちゃんと
 夏の7月参院選が終わってからもう冬模様になってしまった。
ともに堀越けいにんを支援した笠原則孝議員からのリクエスト「堀越、加賀谷と懇親を持ちたい」という選挙直後の申し入れにやっと昨夜、ホルモン屋で応えることができた。
他にも支援議員はいるが調整不足での二人参加となった。
このメンバー、話は多岐にわたる。
 「オバマは地獄へ落ちろ」と言うドウテルテフィリピン大統領。...
 中国から2兆5千億円を引き出し、日本では「時が来たときは日本の側に着く」とリップサービスし、大型巡視船2隻をゲット、帰途、神のお告げと称し、「もうアメリカの悪口は言わない」とか。
 この間の外交で麻薬密売疑惑の人々の大量殺人は外交的に免罪となったようなもの。
 ドウテルテ外交のしたたかさに比べ、TPP法案を成立させ、アメリカをヨイショ一辺倒の日本政治のレベルには唾棄すべき思いだ。等々、話はでっかく進む。
 真っ当な政治を取り戻すため、3年後の参院選再挑戦を目指す堀越けいにんの支援組織を玉村町内につくろう。

2016年10月30日日曜日

「ダメヨン晋ちゃん」の広告拒否 

《ケーキ屋の健ちゃんも 花屋のチエちゃんも わかっている
武器や軍隊に お金をかける分 仲良くするために
お金を使えばいいじゃん
きっと お釣りがくるよ
このことに目をそむける 政治屋の晋ちゃん
「防衛は攻撃を引き寄せる」(モンテーニュ)
アメリカがそれを証明しているのに》

財津さんは社会問題をテーマにしたカレンダーを毎年制作し、原画作品の展示会をしている。

この「ダメヨン晋ちゃん」の電車内の中吊り広告を申し込んだところ、当初のデザインポスターの掲出をOKしたのは京王電鉄のみ。小田急電鉄、都営新宿線、東京メトロの3者は拒否したという。
「電車の中吊り広告を申し込んだのは今回で4回目。これまでは断られたことなど一度もなかった。なぜ今回のものがダメなのか不可解です。」
今回のポスターには「晋ちゃん」が入っている。
「日本は報道の自由度ランキングで今年、61位から10位以上下げて72位になりました。報道だけでなく、社会全体が萎縮している反映だと思います。すでに大変な時代になりつつあるということです。」

  過去のポスターには。
 《次の選挙は「いらない」がいる。
 武力で自国の言い分を通す議員はいらない
 隣国と仲よくできない議員はいらない
 アメリカ(戦争常習犯)のいいなりになる議員はいらない
 次の選挙、平和を脅かす議員を追い出そう》

 2017年カレンダーの4月「沈黙は禁なり」では、
《「原発再稼働」に
「戦争法案」に
「秘密保護法に」
「武器輸出」に
「沖縄の基地問題」に
多くの国民が反対しているのになぜ推し進めるのか
キング牧師は言いました。
「最大の悲劇は、悪人の圧政や残酷さではなく、善人の沈黙だ」》・・・と。
 財津さんのカレンダー買おう。






2016年10月29日土曜日

伊勢崎で「ドミトリー・シシキン ピアノ・リサイタル」

あいさつする五十嵐伊勢崎市長

 昨日は、午後から群馬県町村議会議員研修会を吉岡町文化センターで、夜は伊勢崎市境総合文化センターでの「ドミトリー・シシキン ピアノ・リサイタル」に足を運んだ。
 吉岡町では「~自助・近助・共助でつくる~災害に強いまちづくり」を防災システム研究所所長の山村武彦さんから、「動乱の21世紀を読み解く ~中国の台頭と日米同盟~」を外交ジャーナリスト・作家の手嶋龍一さんから話を聞いた。
 毎年、さまざまな講師を群馬に招いての研修会なので、今年は、どんな話しを聞けるのか、と楽しみな面もあるが、そこは議員、色んな思いもあるので、今年は「手嶋さんはそういうとらえ方ですか」、程度の感想だった。
 昨年の伊藤塾塾長の伊藤真さんの講演はよかった、ことを今でも思い出す。
 そして夕刻からのピアノ・リサイタルは連合伊勢崎地協を中心とした企画で、震災被災地へのチャリティーコンサート。
ひとりで2時間たっぷり何曲も弾きこなす力量に魅せられた。

2016年10月24日月曜日

映画「蒼(そらいろ)のシンフォニー」

キョンミンちゃんは綺麗だなあ
これからが期待できる朴英二監督
 映画「蒼(そらいろ)のシンフォニー」はお薦め。
 卒業を控えた朝鮮学校生、「故郷(先祖の出身地)」はみな韓国の地、にもかかわらず朝鮮民主主義人民共和国を「祖国」と呼ぶ。その秘密が解けた。
 「祖国側」の人が心配していたのは、例えば、朝鮮学校の子ども達が朝鮮語をどれだけ話せるかということ、しかし、そのレベルの高さに驚く場面があった。
 戦後70年、朝鮮から離れた日本で暮らしていれば民族の言葉や文化を失ってもおかしくない。民族教育の重要さを実感として理解させてくれる。
 朝鮮学校の問題は「在日」の問題であり、日本の歴史でもある。
 とすれば日本人こそが当事者として考えるべきことだろう。
 朴英二監督の舞台あいさつにも立ち会えた。今後の活躍を期待したい。
 10月28日までシネマテークたかさきで上映されている。

2016年10月20日木曜日

映画「蒼(そらいろ)のシンフォニー」/シネマテークたかさき









 日本で生まれ育った朝鮮学校生徒たちを取材したドキュメンタリー。
 在日コリアンの子どもたちが民族の言葉や歴史などを学ぶ朝鮮学校では、高校3年生になった生徒たちが「祖国」である朝鮮民主主義人民共和国を訪問する。
 自身も朝鮮学校出身の映画監督パク・ヨンイが茨城朝鮮初中高級学校の高校3年生の祖国訪問に同行し、全日程を生徒たちと共に過ごしながら撮影を敢行。
 日本のメディアでは見ることのできない朝鮮の人々の素顔や、現在も続く南北分断の悲劇を捉えるとともに、生まれ育った日本で様々な困難にさらされながらも明るく堂々と生きる生徒たちの姿を映し出していく。
  10月22日(土)から28日(金)までシネマテークたかさきで上映

2016年10月13日木曜日

ホルモン屋の看板娘を囲んでの祝いの夜

寿司店での会食の面々
お祝いだから賑やかに
万景台学生宮殿での発表会


 ホルモン屋の看板娘いよいよご成婚ということで、簡単な食事会を開いてお祝いをした。いつか長い付き合いになっていた蘆さん一家の末娘ということもあり、話は今後のことや平壌の話にまでおよび楽しいひとときとなった。
 朝鮮籍だと海外旅行もなにかと不自由らしい。日朝関係がいかにあろうと日本で生き、民族性を保持しようする姿には共感を覚える。
 11月の披露宴にももぐり込んでやる。

2016年10月9日日曜日

秋の催しは続く

雨の上がった浅草寺
久しぶりの東京タワー
町民体育祭

 10月になると、秋の催しが続いている。
7日は午後から昭和村議会との交流会。空家対策事業、グラウンドゴルフ整備事業、道の駅「あぐりーむ昭和」の事業概要の説明を受け、お互いの問題として質疑も行われた。
 1時間ほどの距離のためか、昭和村とは年6回から8回の交流がある。
 8日は行政書士会伊勢崎支部の親睦日帰り旅行で、東京江戸博物館、浅草、東京タワーを巡った。定番と言えばそれまでだが、一日ゆーっくり流されながら過ごすのもいい。バス内後部での飲み助達の与太話を居眠りしながら聞くのも楽しい。
 そして今日は町民体育祭、朝の雨の勢いが強かったので、中止かと思ったが、ヤルゾ、の花火が打ち上がり、行ってみれば、大勢の住民が集まっている。年に一度の祭りだから、集まりたいんだ。
 ・・・今年も秋は深まる。

2016年9月18日日曜日

安保関連法に反対し高崎城址公園で集会

あいさつする角田義一さん
1年前の怒りは変わらない

     集団的自衛権行使を容認する安保関連法が成立して1年、高崎城址公園で、「戦争法強行採決1ケ年9.17群馬大集会」が開かれ1200人が参加した。
     新たな朝鮮戦争=核戦争情勢ともいえる中で、本当に戦争を阻止する力をつけなければならない。
    労働者・人間に利害の対立はない。国家を越えた労働者・人間の連帯の強化が大きな力となるだろう。

2016年9月11日日曜日

映画「ラサへの歩き方」/シネマテークたかさき



 〈チベットの村からチベット仏教の聖地であるラサとカイラス山を目指し、五体投地という礼拝法を行いながら1年かけて旅をする様子を描いたロードムービー。
合掌、両手・両膝・額を地面に付け、うつぶせになった後に立ち上がるという動作でひたすら進み続ける11人の姿を映す。
 メガホンを取るのは、『こころの湯』『胡同(フートン)のひまわり』などのチャン・ヤン。
 一般の村人が自身の役を演じる。チベットの人たちの信仰心や、シンプルな生き方が胸を打つ。 〉 

 行き詰まった資本主義社会からみると、なんと自然に生きてるんだ、と感心してしまう。
 交通事故の被害にあい、荷物車を人力で牽くことになっても、加害者に、「以後注意するように」と、決して責めない場面には、恐れ入った。
 五体投地のルール。①合掌する。②両手・両足・額を大地に投げ出しうつ伏せる。③立ち上がり、動作を繰り返して進む。④ズルをしないこと⑤他人者のために祈ること。

 是非観賞願いたい作品。シネマテークたかさきで9月23日まで。

2016年9月1日木曜日

映画「帰ってきたヒトラー」

 映画「帰ってきたヒトラー」

ヒトラーは突然変異でいきなり現れた人物ではなく、差別、貧困、戦争、経済崩壊等の当時のドイツ社会で右往左往する人々に、その現状突破的に、愛国主義と排外主義を暴力的に煽り立てるなかで、選挙で選ばれたことを忘れてはいけない。
 現代世界もそして日本もヒトラーが出現する土壌ができつつある。
 生産現場を担う圧倒的な働く人たちの本気の戦争反対の運動こそが、ヒトラーの登場を阻止する力になると常々考える昨今となった。
 羽仁五郎の最晩年の本、「君の心が戦争をおこす」を思い出した。...
 シネマテークたかさきで9月9日まで上映。

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2016年8月28日日曜日

「まち映画」20作品製作記念「大」同窓会/大泉町文化むら

賑わう会場

「漂泊」は勿論、秋山さんと田中君

まち映画を中心的に担ってきた人たち

「あの夏、いつかの生姜焼き」の主役の高校生も

                  「クラッチヒッターみなみ」の主役小学生

 「まち映画」という言葉を定着させた藤橋誠監督、そのまち映画
を最初に手がけたのが2002年の「HOME]で今年の「クラッチヒッターみなみ」で20作品となった。
 それらの映画に関わった人たちの「大」同窓会という触れ込みの集いが大泉町文化むらで昨日開かれた。
 子どもをキャストとした映画も多いので、10年経つともう立派な成人として、堂々と会場に登場していた。
しかし、藤橋監督、よくもまあ「まち映画」一筋20本も撮ったものだと感心する。
 色んな想い、妄想が次から次へと映画づくりに駆り立てているのだろう。

 「夢色の川」、「百年池~100yearsPONd~」という制作中の2作品もある。
 この人、いつか化けるような気がしてならない。
 「汝の道を行け。人にはその言うにまかせよ」