群馬県玉村町の町長「石川まさお」のブログです。 「瞬間」と「悠久」は決して対立的な言葉ではなく、「瞬間の中に悠久」が、「悠久の中に瞬間」はあります。何かと対立関係で世の中を見ようとする流れに抗すべく、みんなが集える庵を構えました。 新自由主義政策により社会の格差が広がり、荒んでいくのをくい止めるべく、地域に根ざした活動をします。
2014年7月30日水曜日
2014年7月28日月曜日
この夏の暑さ対策、やっぱりチューブだぜ
2014年7月27日日曜日
群馬の森の「朝鮮人強制連行犠牲者追悼碑」撤去方針に対する声明
群馬の森にある追悼碑 |
以下の声明と記事を転載する。
群馬県による朝鮮人強制連行犠牲者追悼碑の撤去方針に反対する声明
2014年7月11日、群馬県は、群馬県立公園「群馬の森」(高崎市)に設けられた朝鮮人強制連行犠牲者の追悼碑(「「記憶 反省 そして友好」の追悼碑」)を撤去するよう、これを管理する市民団体(「記憶 反省 そして友好」の追悼碑を守る会)に要求した。2012年に同会が追悼碑前において開催した追悼集会において、一参加者から強制連行に関して日本政府の責任を追及する発言があったことについて、県は「政治的」であるとして、県の設置許可基準に抵触するとの判断を示したのである。
この追悼碑は、2004年に「群馬県朝鮮人・韓国人強制連行犠牲者追悼碑を建てる会」(上述した市民団体の当時の名称)が建立したものである。追悼碑は、日本が朝鮮を植民地支配したことに触れた上で、「多くの朝鮮人が全国の鉱山や軍需工場などに動員され、この群馬の地においても、事故や過労などで尊い命を失った人も少なくなかった」と述べた上で、「私たちは、かつてわが国が朝鮮人に対し、多大の損害と苦痛を与えた歴史の事実を深く記憶にとどめ、心から反省し、二度と過ちを繰り返さない」との決意を表明している。そして、朝鮮人犠牲者を追悼するためにこの碑を建立すると述べている。
群馬県の撤去方針は、以下の二つの理由から到底看過できない。
第一に、追悼集会での発言を「政治的」であると問題視して、追悼碑を撤去することは、憲法で保障された集会や言論の自由を侵すものである。そして、これは地方自治体による市民運動に対する不当な攻撃である。
第二に、朝鮮人強制連行については、これまでに多数の調査・研究が蓄積されてきた。朝鮮人に対する日本の加害は、揺るがせにできない事実である。この追悼碑もまた、こうした長年にわたる調査・研究を踏まえて、建立されたものである。この追悼碑を撤去することは、歴史の事実を否定し、朝鮮人犠牲者の尊厳を冒涜する行為に他ならない。
日本社会において必要なことは、歴史の事実と向き合い、戦争責任・植民地支配責任を明確に認めることである。こうした課題にとりくむ上で、この追悼碑は今後とも重要な役割を担うべきものである。
以上の観点から、当会は群馬県の撤去方針に強く反対し、追悼碑の存続を求める。
2014年7月22日 東京歴史科学研究会
以下は記事
〈角田義一 元日本参議院副議長〉
「この頃の政治家たちは戦争を反省しようとしない
撤去反対の世論は賛成より3倍多い
裁判を通じて撤去は阻む」
以下は記事
〈角田義一 元日本参議院副議長〉
「この頃の政治家たちは戦争を反省しようとしない
撤去反対の世論は賛成より3倍多い
裁判を通じて撤去は阻む」
日本 群馬県の小さな追悼碑が‘右傾化’する日本の象徴として注目されている。 2004年日本の市民たちが過去に対する反省の意を込めて作った‘群馬県朝鮮人・韓国人強制連行犠牲者追悼碑’が日本右翼の執拗な攻撃に押されて撤去の危機に処したためだ。
この碑を作り管理してきた日本の市民団体‘群馬県朝鮮人・韓国人強制連行犠牲者追悼碑を守る会(旧「記憶 反省 そして友好」の追悼碑を建てる会)’の角田義一(77・写真)共同代表(元 日本参議院副議長・弁護士)は24日<ハンギョレ>とのインタビューで「正当な歴史認識を否定しようとする現在の日本の風潮が追悼碑撤去の背景にある」として「以前の日本人の心には去る戦争に対する反省があったが、この頃の政治家たちにはそのような認識が見られない。 非常に憂慮される現実」と話した。
-追悼碑が作られて10年で撤去の危機に処したが。
「日本が朝鮮を植民地にし、また戦争を遂行する過程で多くの朝鮮半島の人々を強制連行した。 群馬県でも6000人程度が労働を強要されたし、重労働の末に亡くなった方も多い。 (敗戦50周年をむかえる1995年頃から)歴史を正しく記憶して二度とこのような誤りを繰り返さないために、群馬県内の強制連行場所などを一つ一つ検証して報告書を作った。 その後続作業として(1998年9月から)亡くなった方々の霊を慰め、日本の反省の上に立って朝鮮半島との友好関係を作ろうという趣旨で碑の建設運動が始まった。 2004年4月に碑が完成し、盛大な除幕式も開いた。」しかし、2012年頃から日本の右翼団体が毎年4月に碑の前で開かれる追悼行事の際に在日朝鮮人団体が日本政府を批判する発言をした点などを挙げて碑の撤去を要求し始めた。 県議会は先月、碑を撤去してほしいという右翼団体の請願案を採択し、群馬県は22日‘碑の設置許可を延長しない’との方針を伝えてきた。
-碑をなくそうとする運動が発生した社会的背景は何か。
「ネット右翼など一部が‘従軍慰安婦はなかった’ ‘強制連行などなかった’として事実を歪曲する現象が生まれ、一部の政治家たちがこれに同調し始めた。 また、安倍政権が登場して河野談話(1993年)を検証するなど、正当な歴史認識を否定しようとしている。 こういう日本の風潮が背景にあると思う。」
-当初、碑を作る時には県議会と県の同意を得たはずだが。
「そうだ。 当時も自民党が県議会の多数を占めていたが、当時の議員たちは全員一致で(県有地である‘群馬の森’公園に)碑を設置する請願に賛成した。 碑文の作成過程でも日本政府、群馬県、市民団体など3者が参加して意見を集約した。 結果的に良い碑文ができたと考える。 県議会の若い議員たちに、この碑が作られた歴史的な経緯を理解してもらいたい。 彼ら自民党の先輩たちは皆が良識を持って対応したし、戦争を反省する心を持っていた。 しかし、今の若い政治家たちは戦争について知らない。」
-今後の展望は
「私たちは撤去を受け入れない方針であり、裁判をせざるをえないだろう。 日本人の皆が碑の撤去に同意しているわけではない。 地域メディアの調査によれば、碑の撤去に反対する意見が賛成より3倍程度多かった。 今のような政治状況がいつまでも続きはしないだろうし、そうしてもならない。 集団的自衛権の許容など最近の日本の風潮に対して戦わなければならない。」前橋(群馬県)/文・写真 キル・ユンヒョン特派員 charisma@hani.co.kr
7月15、16日、ジュネーブの国連欧州本部で行われた国連自由権規約委員会はその最終見解で日本に対し、、死刑の廃止、代用監獄の廃止、慰安婦、人身売買の観点から技能実習生の改善報告を求めた。
日本政府の消極的な改善姿勢に対し、委員会のナイジェル・ロドリー議長は「日本政府は明らかに国際社会に抵抗しているように見える」と苦言を呈した。
慰安婦問題に関しては、「日本軍が犯した性奴隷、あるいはその他の人権侵害に対するすべての訴えは、効果的かつ独立、公正に捜査され,加害者は訴追され、有罪判決が下れば処罰すること」「被害者を侮辱、あるいは事件を否定するすべての試みへの非難」などの措置を日本が取るよう勧告した。
ヘイトスピーチについては、「差別、敵意、暴力の扇動となる人種的優越あるいは憎悪を唱える宣伝のすべてを禁止し、そのような宣伝を広めるデモを禁止すべきだ」と、新たな規制を求める勧告をした。
今回の勧告は、日本の人権と民主主義の状況について、国際社会が危機感を抱いていることを反映している。
在特会などによる極めて間違った、世界に全く通用しない歴史観による追悼碑への攻撃と県議会保守会派の屈服、多様な価値観を許容するという行政の本質を理解しない県執行部による追悼碑撤去の判断は容認できるものではない。
時間をかけても守り抜くことが国際社会への仁義だろう。
これから大反撃だ。
これから大反撃だ。
2014年7月26日土曜日
本気さ伝わる「平和のための戦争写真展」/前橋プラザ元気21
731部隊も紹介、これはなかなか見れない |
フロアーを借り切っての展示場 |
中国人強制連行のコーナーもある |
熱心に見入る人たち |
731部隊関係者の語り部 |
上野村視察(定住対策)、神流川発電所見学
黒沢元村長の銅像は役場入り口に立っている |
2014年7月22日火曜日
2014年7月21日月曜日
映画「チスル」/済州島4.3事件・「罪の手ざわり」
2014年7月20日日曜日
群馬の森(岩鼻火薬所)散策から玉村花火へ
タマタン花火、(玉村花火大会)、平和です。 |
風がないので打上げ現場はモウモウの煙(玉村花火大会) |
朽ち果てんとする当時の火薬工場(群馬の森) |
今も残る火薬所の建物(群馬の森) |
樹齢300年のけや木(群馬の森) |
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ダイナマイト発祥の地の碑もある |
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試射場、長さ約80メートル、右側から撃ち込む(群馬の森) |
小火器の試射用トンネル(群馬の森) |
ここへ撃ち込み火薬量との調整をおこなった |
そんな中に朝鮮人強制連行追悼碑もある
19日、群馬の森を歩いてみたら、そこは戦争遺産だった。ダイナマイト発祥の地という碑まで立ち、今でもさまざまな遺物が残っている。
1878年(明治1年)明治政府は、東京の板橋火薬製造所に続いて日本で2番目の陸軍火薬製造所として岩鼻に建設を決定、5月から建設が始まった。
大日本帝国の浮沈のかかった大軍事工場で、敗戦時には、岩鼻が32万5千坪、矢幡原火薬所が役1万6000坪の広さを有していた。
火薬所は軍事機密であり、隠されたものもたくさんあるが、主だった事故だけでも20回近くあり、数十人が死亡している。
周囲に爆発の被害を防ぐための高い土塁を築き、その中に作業所を造り作業をした。
今の「わんぱくの丘」「かたらいの丘」の四角い台地はまさにそのひとつ、土塁を埋めて造った遊び場。
戦争の歴史遺産ともいうべき群馬の森の片隅に、今問題の朝鮮人強制連行の追悼碑がある。
戦争を後世に伝え韓国・朝鮮との友好を図る意味でも、これは守り続けなければならない。
そして夜は玉村町花火大会、しかし、5時頃から大雨、さてどんなものやらと思いながら、昭和村議会との交流会。
果たして7時頃には雨も止み、大崎章監督のかけ声で8時からの花火スタートとなった。
9月広幹道開通に伴いこの場所では最後の花火となる。
雨が止んだのはよかったが、風も無風状態、花火の煙が漂って、肝心の花火が見えにくい煙モウモウの花火大会となった。
これもいいでしょう。
午前中の火薬所見学を思うと、つくづく、火薬は爆弾でなく、花火にして欲しい。
世界中で戦争、爆弾で今も人々が苦しんでいる。もうたくさんだ。
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2014年7月18日金曜日
星野文昭絵画展/高崎シテイーギャラリー
イラク、バスラ失った命と生きる(作・星野文昭) |
資料に見入る人たち
高崎シテイーギャラリー(1階予備室)で今日から22日までの日程で〈星野文昭絵画展〉が開かれている。
星野さんは、ペテン的沖縄返還に反対し、1971年11月渋谷闘争を闘う中で発生した警察官死亡事件の犯人として無期懲役を言い渡され、現在も徳島刑務所に拘留されている。
しかし星野さんは実行犯ではない。有罪の唯一の決め手は、他に逮捕された5人の自白だが、後に彼らすべてが法廷で供述を否定した。
星野さんは事件当時、現場から離れたところにいた。そして、暴行に関与していない証拠写真も発見されている。
現在、再審無罪を勝ち取るため、検察側が持っている全証拠開示を求める運動を強力に推し進めている。
その星野文昭さんが獄中で描いた絵画の展示会だ。
沖縄返還の矛盾が一層深刻になってきている現在、獄中39年の星野さんの釈放を勝ち取ることは極めて重要なことだ。
一度も会ったことはないが、獄中39年は余りに長すぎる。
今も獄中で闘い、世界とつながっている星野文昭さんの繊細な絵を見て欲しい。
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2014年7月13日日曜日
「時に君たちは、自由のために闘わなければならない」レフ・ワレサ
午前中は国民平和大行進の玉村町網の目コースを20人ほどで歩いた。歩きながら参加者といろんな話ができ、なるほどと思うこともあった。安倍政治に危機感を抱いているのが共通点。
午後は立正佼成会高崎教会で15日に行われる儀式の練習、この世界も知っていけば深い。しかし、今は、ほとんど表面をなぞるような状況。
その後、シネマテークたかさきで「ワレサ・連帯の男」を観た。
レフ・ワレサ、まだ元気なんだ。
ソ連を中心とする東欧のスターリン主義国家が倒れた東欧民主主義の口火を切ったのがポーランド独立自主管理労組「連帯」の闘い、その指導者がレフ・ワレサだ。
1980年代当時、グダニスクのレーニン造船所で電気工として働いていたのがワレサ。
私自身、当時の「連帯」の闘いに釘付けになっていた。なにしろ、スターリン主義の圧政と弾圧は非常に過酷で、反乱を起こすことなど無理だろうと思えたからだ。
しかし、社会の余りの矛盾にグダニスクの労働者は闘いを開始した。ワレサはその象徴であり根性あるリーダーだった。
労働者が真に団結すると国や歴史を動かせることを実証したこの「連帯」の運動は、今日の日本社会にも通用する。
新自由主義と安倍ファシズムと対決し勝利できる運動、それは社会の生産を担っている労働者の団結した力を基軸に据えた広範な人々の連携だろう。勝利の展望を感じさせる映画だ。
《時に君たちは,自由のために闘わなければならない》
シネマテークたかさきで7月18日まで。
その後、シネマテークたかさきで「ワレサ・連帯の男」を観た。
レフ・ワレサ、まだ元気なんだ。
ソ連を中心とする東欧のスターリン主義国家が倒れた東欧民主主義の口火を切ったのがポーランド独立自主管理労組「連帯」の闘い、その指導者がレフ・ワレサだ。
1980年代当時、グダニスクのレーニン造船所で電気工として働いていたのがワレサ。
私自身、当時の「連帯」の闘いに釘付けになっていた。なにしろ、スターリン主義の圧政と弾圧は非常に過酷で、反乱を起こすことなど無理だろうと思えたからだ。
しかし、社会の余りの矛盾にグダニスクの労働者は闘いを開始した。ワレサはその象徴であり根性あるリーダーだった。
労働者が真に団結すると国や歴史を動かせることを実証したこの「連帯」の運動は、今日の日本社会にも通用する。
新自由主義と安倍ファシズムと対決し勝利できる運動、それは社会の生産を担っている労働者の団結した力を基軸に据えた広範な人々の連携だろう。勝利の展望を感じさせる映画だ。
《時に君たちは,自由のために闘わなければならない》
シネマテークたかさきで7月18日まで。
2014年7月9日水曜日
朝鮮学校へのヘイトスピーチ、二審も賠償と街宣禁止
京都朝鮮学校(10年⒒月)、我々が行ったら、在特会と間違われてしまった。 |
京都朝鮮学校が、2009年~10年に在特会の人種差別的街宣活動(ヘイトスピーチ)により、授業を妨害されたとして、在特会を訴えた裁判の控訴審判決で大阪高等裁判所は、在特会側に1200万円の損害賠償と学校周辺での街宣活動の禁止を命じた一審判決を支持し在特会側の控訴を棄却した。
森宏司裁判長は「朝鮮学校には在日朝鮮人の民族教育を行う利益がある」と認定、在特会の活動を「教育を妨害し、名誉を損なった。人種差別に当たり、法の保護に値しない」と断じた。
街宣内容は「在日朝鮮人を嫌悪、蔑視し、日本社会での共存を否定するもの。差別意識を世間に訴える意図で、公益目的はない」とも指摘した。
全く妥当な判決と言える。裁判所がヘイトスピーチを容認するようになったら、日本もお終い。その意味では、ギリギリのところで踏ん張ってくれた。
在特会やその潮流が、日本中で社会に害を与えようとしている。
まんが「はだしのゲン」の一部記載を声高に批判し、小学校から撤去させようという動きもある。
群馬では、群馬の森にある朝鮮人強制連行の追悼碑(内容は、県当局と打ち合わせた至極全うなもの)に対し、その碑の前で政治的発言をしたなどと、言いがかりをつけ、その撤去を群馬県に求めている。
強制連行そのこと自体を否定し、朝鮮人が喜んで日本へ来て働いたなどと、荒唐無稽な主張を声高に叫び、その暴力的な振る舞いに県行政が辟易し、また、歴史の事実を知ろうとしない若い自民党系の議員が、その声に同調するという事態になっている。
騒ぎを大きくすれば、それを恐れて世の中が変わるというのが彼らの狙いなのだから、その手に見事にはまってはいけない。
在特会は極めて国家体制に忠実、従順な差別排外主義的右翼集団で、アメリカ批判、安倍首相批判などまるでない。
むしろ、虎(安倍政権)の威を借りた在特会、今の政権の空気の中で勢いを得て、その先兵としての役を果たしていることを見逃してはならない。
そういう時だからこそ、この判決は大きな意義がある。
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2014年7月8日火曜日
「戦争が起きてくれないと,日本経済は成り立たない」と安保法制懇メンバー
安保法制懇のメンバーの葛西氏の通訳をされていた方の証言で、政財界の人達が集まる食事会で、このような発言をしていたようです。コメント欄からは、覚悟と勇気をもって投稿していることが伝わってきます。
(編集長)
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転載元より抜粋)
Facebook 14/7/2
政財界の人達の、ヨーロッパ・オペラ鑑賞ツアーで、通訳のアルバイトをした。毎晩、一泊何万円もする豪華ホテルに泊まって音楽祭を巡り、食事の席にも同席した。その時、某大手鉄道会社の社長さん(当時)が大きな声で話したことを今も忘れない。
「そろそろどこかで戦争でも起きてくれないことには、日本経済も立ちゆかなくなってきますなあ。さすがに日本の国土でどんぱちやられたのではたまらないから、私はインドあたりで戦争が起きてくれれば、我が国としては一番有り難い展開になると思ってますよ。」ここまでえげつない戦争待望論には、周囲にいた人達もちょっとびっくりしたらしく、一同目を見合わせ、隣りにいたご夫人が「またあなたそんなことをおっしゃって、、、」ととりなしている。「川嶋君、きみたち若い人の意見を聞こうじゃないか」と、ご本人が話をぼくに振ってきた。言いたいことは山ほどあったけれど、アルバイト中のぼくには、面と向かって彼に反駁することもできず、言葉を濁してしまった。今思うと、通訳のアルバイトなんか棒に振ってでも、彼にしっかり反論しておくべきだったと思う。権力の中枢近くにいるひとに直接ものを言う絶好のチャンスだったのに。もう10年以上昔の話。
集団的自衛権容認の閣議決定(7月1日)。この暴挙を安倍首相が進めるにあたって、議論を先導した首相の私的諮問機関・安保法制懇のメンバーに、あの社長さん(いまは名誉会長になられているそうだが)が入っている。「国民の安全を守るため」とか、「海外の戦争に参戦することは絶対にない」とか、夕べの首相会見では言っていたが、民主主義の手順も無視して強引にことを進めるこの内閣の本当の目的が、そんなところにないのは、法制懇の顔ぶれを見ても明らかだ。背後には死の商人がいる。彼らは戦争でひと儲けしたいのだ。
政府は、歴代政府が守ってきた武器輸出三原則をこの春の閣議決定で撤廃し、武器の輸出推進政策に転じたのに続き、つい二週間ほど前には国内軍需産業を強化・育成するための「防衛生産・技術基盤戦略」なるものも決めた。軍需産業が、大学や研究機関と連携して国の進める軍事政策に協力する体制を、平時から強化しておくのがねらいだそうだ。秘密保護法が成立し、憲法9条も死文化した今、重要なことは次々と機密指定にしてしまえば、国民のあずかり知らぬところで、海外で戦争を始める準備はどんどん進んでいく。ほんとうに恐ろしい内閣に、国民は絶対多数のフリーハンドを与えてしまった。
ドイツのヒトラー政権にも並ぶこの暴走内閣をはやく退陣に追い込まなくては、日本は大変なことになる。平和憲法のもつ重みを、国民一人一人が心からかみしめられる日を、もう一度取り返さなくてはならない。若者たちが総じて無関心、もしくは無行動なのがいちばん気になるところだ。次は徴兵制だと、死の商人たちが言い出すことは、火を見るより明らかなのだから、手遅れになる前に、何をおいても今、ぼく達は動かなくてはならない。
「そろそろどこかで戦争でも起きてくれないことには、日本経済も立ちゆかなくなってきますなあ。さすがに日本の国土でどんぱちやられたのではたまらないから、私はインドあたりで戦争が起きてくれれば、我が国としては一番有り難い展開になると思ってますよ。」ここまでえげつない戦争待望論には、周囲にいた人達もちょっとびっくりしたらしく、一同目を見合わせ、隣りにいたご夫人が「またあなたそんなことをおっしゃって、、、」ととりなしている。「川嶋君、きみたち若い人の意見を聞こうじゃないか」と、ご本人が話をぼくに振ってきた。言いたいことは山ほどあったけれど、アルバイト中のぼくには、面と向かって彼に反駁することもできず、言葉を濁してしまった。今思うと、通訳のアルバイトなんか棒に振ってでも、彼にしっかり反論しておくべきだったと思う。権力の中枢近くにいるひとに直接ものを言う絶好のチャンスだったのに。もう10年以上昔の話。
集団的自衛権容認の閣議決定(7月1日)。この暴挙を安倍首相が進めるにあたって、議論を先導した首相の私的諮問機関・安保法制懇のメンバーに、あの社長さん(いまは名誉会長になられているそうだが)が入っている。「国民の安全を守るため」とか、「海外の戦争に参戦することは絶対にない」とか、夕べの首相会見では言っていたが、民主主義の手順も無視して強引にことを進めるこの内閣の本当の目的が、そんなところにないのは、法制懇の顔ぶれを見ても明らかだ。背後には死の商人がいる。彼らは戦争でひと儲けしたいのだ。
政府は、歴代政府が守ってきた武器輸出三原則をこの春の閣議決定で撤廃し、武器の輸出推進政策に転じたのに続き、つい二週間ほど前には国内軍需産業を強化・育成するための「防衛生産・技術基盤戦略」なるものも決めた。軍需産業が、大学や研究機関と連携して国の進める軍事政策に協力する体制を、平時から強化しておくのがねらいだそうだ。秘密保護法が成立し、憲法9条も死文化した今、重要なことは次々と機密指定にしてしまえば、国民のあずかり知らぬところで、海外で戦争を始める準備はどんどん進んでいく。ほんとうに恐ろしい内閣に、国民は絶対多数のフリーハンドを与えてしまった。
ドイツのヒトラー政権にも並ぶこの暴走内閣をはやく退陣に追い込まなくては、日本は大変なことになる。平和憲法のもつ重みを、国民一人一人が心からかみしめられる日を、もう一度取り返さなくてはならない。若者たちが総じて無関心、もしくは無行動なのがいちばん気になるところだ。次は徴兵制だと、死の商人たちが言い出すことは、火を見るより明らかなのだから、手遅れになる前に、何をおいても今、ぼく達は動かなくてはならない。
2014年7月6日日曜日
グリーンドームのGBGBから同窓会幹事会へ
幹事会メンバーと踊りの師匠 |
師匠の踊りに見とれる面々 |
滑稽さを見事に表現刷る師匠
グリーンドームでのロックフェステイバルGBGBは、その参加メンバーの多彩さと豪華さ、参加人数の多さに久々に驚いた。
企画、準備を担ったスタッフ一同の御苦労が想像できる。
若い日々に東京まで行ったコンサート(グランドファンクレイルロード、ピンクフロイド等々)を思い出した。
昨日は同窓会幹事会の暑気払いも伊勢崎市の居酒屋友栄であったので、ダイヤモンド☆ユカイ、KIZUNA BANDまでしか観られなかったが、来年は最後まで楽しみたい気持ちにさせられた。
そして友栄での幹事会の話題は,健康問題一色、それぞれ病気やケガを抱え込み、健康寿命をいかに延ばすかの話題に終始、挙げ句の果てに、秋口に浅草観音と仲見世詣でをし健康祈願をすることになった。江戸に行けば、都内、横浜の友も結集でき拡大幹事会にもなる。問題は、このメンバーで飲んでいるうちに、本来の同窓会の決まっていた開催年もあやふやになってしまったことだ。
そこへ、友栄のママ、師匠が踊りを披露、30年ほどの無理のないつきあいだが、踊りを見せてくれたのは今度が2回目、さすが鍛えてあるだけあって、年齢を感じさせない。我々より一回り上なのだから、その元気さに圧倒される。 友栄と我々のどちらが先に終わっていくかわからないが、最後までおつきあいしますよ、の気持ちは誰もが同じ。 |
2014年7月4日金曜日
非核・平和のための行進/玉村町へ要請行動
あいさつする玉村町貫井町長 |
役場玄関前の要請団 |
海外での戦争準備態勢づくりのための閣議決定から2日目の3日、平和運動センターを主体とする「非核・平和のための行進団」が、平和行政の一層の推進を求める要請行動のため玉村町を訪問した。
町は貫井町長、新井教育長、柳澤議長が丁寧に対応した。
戦争の歴史を修正、ねつ造しようとする勢力が、政権を握り、中国、韓国との軋轢を強め、教育でも体制迎合型人間づくりを一気に進めようとしている。
このような今こそ、こうした平和勢力の行政への要請行動は必要なことだ。
話は変わるが、集団的自衛権行使容認への反対集会に飛び入りで参加し、発言した元自衛官の発言が届いたので転載する。
集団的自衛権行使容認について
元自衛官 泥 憲和さんより
〈突然飛び入りでマイクを貸してもらいました。
...
集団的自衛権に反対なので、その話をします。
私は元自衛官で、防空ミサイル部隊に所属していました。
日本に攻めて来る戦闘機を叩き落とすのが任務でした。
いま、尖閣の問題とか、北朝鮮のミサイル問題とか、不安じゃないですか。
でも、そういったものには、自衛隊がしっかりと対処します。
自衛官は命をかけて国民をしっかり守ります。
そこは、安心してください。
いま私が反対している集団的自衛権とは、そういうものではありません。
日本を守る話ではないんです。
売られた喧嘩に正当防衛で対抗するというものではないんです。
売られてもいない他人の喧嘩に、こっちから飛び込んでいこうというんです。
それが集団的自衛権なんです。
なんでそんなことに自衛隊が使われなければならないんですか。
縁もゆかりもない国に行って、恨みもない人たちを殺してこい、 安倍さんはこのように自衛官に言うわけです。
君たち自衛官も殺されて来いというのです。
冗談ではありません。
自分は戦争に行かないくせに、安倍さんになんでそんなこと言われなあかんのですか。
なんでそんな汚れ仕事を自衛隊が引き受けなければならないんですか。
自衛隊の仕事は日本を守ることですよ。
見も知らぬ国に行って殺し殺されるのが仕事なわけないじゃないですか。
みなさん、集団的自衛権は他人の喧嘩を買いに行くことです。
他人の喧嘩を買いに行ったら、逆恨みされますよね。
当然ですよ。
だから、アメリカと一緒に戦争した国は、かたっぱしからテロに遭ってるじゃないですか。
イギリスも、スペインも、ドイツも、フランスも、みんなテロ事件が起きて市民が何人も殺害されてるじゃないですか。
みなさん、軍隊はテロを防げないんです。
世界最強の米軍が、テロを防げないんですよ。
自衛隊が海外の戦争に参加して、日本がテロに狙われたらどうしますか。
みゆき通りで爆弾テロがおきたらどうします。
自衛隊はテロから市民を守れないんです。
テロの被害を受けて、その時になって、自衛隊が戦争に行ってるからだと逆恨みされたんではたまりませんよ。
だから私は集団的自衛権には絶対に反対なんです。
安部総理はね、外国で戦争が起きて、避難してくる日本人を乗せたアメリカ軍の船を自衛隊が守らなければならないのに、いまはそれができないからおかしいといいました。
みなさん、これ、まったくのデタラメですからね。
日本人を米軍が守って避難させるなんてことは、絶対にありません。
そのことは、アメリカ国防省のホームページにちゃんと書いてあります。
アメリカ市民でさえ、軍隊に余力があるときだけ救助すると書いてますよ。
ベトナム戦争の時、米軍は自分だけさっさと逃げ出しました。
米軍も、どこの国の軍隊も、いざとなったら友軍でさえ見捨てますよ。
自分の命の方が大事、当たり前じゃないですか。
そのとき、逃げられなかった外国の軍隊がありました。
どうしたと思いますか。
軍隊が、赤十字に守られて脱出したんです。
そういうものなんですよ、戦争というのは。
安倍さんは実際の戦争のことなんかまったくわかってません。
絵空事を唱えて、自衛官に戦争に行って来いというんです。
自衛隊はたまりませんよ、こんなの。
みなさん、自衛隊はね、強力な武器を持ってて、それを使う訓練を毎日やっています。
一発撃ったら人がこなごなになって吹き飛んでしまう、そういうものすごい武器を持った組織なんです。
だから、自衛隊は慎重に慎重を期して使って欲しいんです。
私は自衛隊で、
「兵は凶器である」
と習いました。
使い方を間違ったら、取り返しがつきません。
ろくすっぽ議論もしないで、しても嘘とごまかしで、国会を乗り切ることはできるでしょう。
でもね、戦場は国会とは違うんです。
命のやり取りをする場所なんです。
そのことを、どうか真剣に、真剣に考えてください。
みなさん、閣議決定で集団的自衛権を認めてもですよ、 この国の主人公は内閣と違いますよ。
国民ですよ。
みなさんですよ。
憲法をねじ曲げる権限が、たかが内閣にあるはずないじゃないですか。
安倍さんは第一回目の時、病気で辞めましたよね。
体調不良や病気という個人のアクシデントでつぶれるのが内閣ですよ。
そんなところで勝手に決めたら日本の国がガラリと変わる、そんなことできません。
これからが正念場です。
だから一緒に考えてください。
一緒に反対してください。
選挙の時は、集団的自衛権に反対している政党に投票してください。
まだまだ勝負はこれからです。
戦後69年も続いた平和を、崩されてたまるもんですか。
しっかりと考えてくださいね。
ありがとうございました。〉
私は元自衛官で、防空ミサイル部隊に所属していました。
日本に攻めて来る戦闘機を叩き落とすのが任務でした。
いま、尖閣の問題とか、北朝鮮のミサイル問題とか、不安じゃないですか。
でも、そういったものには、自衛隊がしっかりと対処します。
自衛官は命をかけて国民をしっかり守ります。
そこは、安心してください。
いま私が反対している集団的自衛権とは、そういうものではありません。
日本を守る話ではないんです。
売られた喧嘩に正当防衛で対抗するというものではないんです。
売られてもいない他人の喧嘩に、こっちから飛び込んでいこうというんです。
それが集団的自衛権なんです。
なんでそんなことに自衛隊が使われなければならないんですか。
縁もゆかりもない国に行って、恨みもない人たちを殺してこい、 安倍さんはこのように自衛官に言うわけです。
君たち自衛官も殺されて来いというのです。
冗談ではありません。
自分は戦争に行かないくせに、安倍さんになんでそんなこと言われなあかんのですか。
なんでそんな汚れ仕事を自衛隊が引き受けなければならないんですか。
自衛隊の仕事は日本を守ることですよ。
見も知らぬ国に行って殺し殺されるのが仕事なわけないじゃないですか。
みなさん、集団的自衛権は他人の喧嘩を買いに行くことです。
他人の喧嘩を買いに行ったら、逆恨みされますよね。
当然ですよ。
だから、アメリカと一緒に戦争した国は、かたっぱしからテロに遭ってるじゃないですか。
イギリスも、スペインも、ドイツも、フランスも、みんなテロ事件が起きて市民が何人も殺害されてるじゃないですか。
みなさん、軍隊はテロを防げないんです。
世界最強の米軍が、テロを防げないんですよ。
自衛隊が海外の戦争に参加して、日本がテロに狙われたらどうしますか。
みゆき通りで爆弾テロがおきたらどうします。
自衛隊はテロから市民を守れないんです。
テロの被害を受けて、その時になって、自衛隊が戦争に行ってるからだと逆恨みされたんではたまりませんよ。
だから私は集団的自衛権には絶対に反対なんです。
安部総理はね、外国で戦争が起きて、避難してくる日本人を乗せたアメリカ軍の船を自衛隊が守らなければならないのに、いまはそれができないからおかしいといいました。
みなさん、これ、まったくのデタラメですからね。
日本人を米軍が守って避難させるなんてことは、絶対にありません。
そのことは、アメリカ国防省のホームページにちゃんと書いてあります。
アメリカ市民でさえ、軍隊に余力があるときだけ救助すると書いてますよ。
ベトナム戦争の時、米軍は自分だけさっさと逃げ出しました。
米軍も、どこの国の軍隊も、いざとなったら友軍でさえ見捨てますよ。
自分の命の方が大事、当たり前じゃないですか。
そのとき、逃げられなかった外国の軍隊がありました。
どうしたと思いますか。
軍隊が、赤十字に守られて脱出したんです。
そういうものなんですよ、戦争というのは。
安倍さんは実際の戦争のことなんかまったくわかってません。
絵空事を唱えて、自衛官に戦争に行って来いというんです。
自衛隊はたまりませんよ、こんなの。
みなさん、自衛隊はね、強力な武器を持ってて、それを使う訓練を毎日やっています。
一発撃ったら人がこなごなになって吹き飛んでしまう、そういうものすごい武器を持った組織なんです。
だから、自衛隊は慎重に慎重を期して使って欲しいんです。
私は自衛隊で、
「兵は凶器である」
と習いました。
使い方を間違ったら、取り返しがつきません。
ろくすっぽ議論もしないで、しても嘘とごまかしで、国会を乗り切ることはできるでしょう。
でもね、戦場は国会とは違うんです。
命のやり取りをする場所なんです。
そのことを、どうか真剣に、真剣に考えてください。
みなさん、閣議決定で集団的自衛権を認めてもですよ、 この国の主人公は内閣と違いますよ。
国民ですよ。
みなさんですよ。
憲法をねじ曲げる権限が、たかが内閣にあるはずないじゃないですか。
安倍さんは第一回目の時、病気で辞めましたよね。
体調不良や病気という個人のアクシデントでつぶれるのが内閣ですよ。
そんなところで勝手に決めたら日本の国がガラリと変わる、そんなことできません。
これからが正念場です。
だから一緒に考えてください。
一緒に反対してください。
選挙の時は、集団的自衛権に反対している政党に投票してください。
まだまだ勝負はこれからです。
戦後69年も続いた平和を、崩されてたまるもんですか。
しっかりと考えてくださいね。
ありがとうございました。〉
2014年7月2日水曜日
「集団的自衛権容認閣議決定」へ怒りの集会、闘いはこれからだ。
キッチリおとしまえツケマスぜ |
怒りの大集会 |
悪いこといわんから、若いもんの話を聞けや。 |
安倍一味をぶっ倒せ |
たたかう山本太郎を権力は暴力的に排除、ふざけるな。 |
ひとりの意志が社会を変える
昨日の閣議決定には日本中が怒りまくった。
1925年治安維持法が成立し、たった20年後の1945年、日本は焦土と化していた。それは「ほんの昨日」のことだろう。
少しは歴史に学んで欲しい。
現在は特定秘密保護法という治安法が社会を覆い、集団的自衛権で戦争の世界行脚が可能となる。 どこの国も「侵略戦争」などしない、みんな「自存自衛」の防衛戦争という。日中戦争も太平洋戦争もそうだった。その結果が国家の滅亡。 だから、日本国憲法前文で「政府の行為により再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民にあることを宣言し、この憲法を確定」したのだ。 「国民を守る」などと安倍は言うが、そうなら、過去の侵略戦争を心から反省した外交を韓国・中国に展開すべきだ。 そうすれば戦争準備など全く不要だ。
集団的自衛権行使容認で喜んでいるのは財界だろう。
殺戮と破壊の代償としての「金儲け」を彼らはあけすけに求めている。まさに「命より金目」だ。財界の意のままに動く安倍政権を倒し、今後、前線に送り込まれようとしている若い自衛隊員を守ろう。 闘いはこれからだ。 |