ダイアログを行った仲間たち |
琵琶湖湖畔の唐崎神社 |
琵琶湖の日の出 |
唐崎駅で一緒になった中村健先生 |
議会運営委員として、今後の議会改革をどのように進めるべきか考える観点から今回の研修を27日、28日の2日間受けた。
琵琶湖近くにある全国市町村国際文化研究所での研修は3度目となる。
今回は「議会改革を考える~先進事例に学ぶ住民参加・情報公開」で、講師は北川正恭、中村健、田中隆敏、松野豊の各氏、北川さんは三重県知事、中村さんは27歳の時、徳島県川島町長就任、田中さんは熊本県御船町議会議長、松野さんは千葉県流山市議会議員という顔を持つ。
それぞれの体験からの話だけに説得力があり、参加者の意気は高揚したようだ。
2日目はグループに分かれてのダイアログ。
ダイアログとは、①自分の考えをはっきりのべる。②自分の立場や主張に固執しない。③自分と相手の思考プロセスに注意を払いながら、その意味を深く探求する。④相互理解と共通の理解を見いだすための会話の方法。
討論ではないので相手を打ち負かすことは考えない。
全国から60数名の議員が参加したが、講師の中村健さんの誘導が的確だったため、相当程度理解できたようだ。
変えることは自分が変わること、自分が変わらず回りを変えることなどできない。
そして29日は吉岡町での群馬県町村議員の研修会、講師や講演内容の好き嫌いがあるので、公平は評価はできないが、道州制を徹底批判した神奈川大学法学部幸田雅治教授の話は、大変よかった。
〈道州制という統治機構を新自由主義経済政策の一環として捉える論は、経済政策を統治にすり替えるものでそもそも成り立たない。また、地域間格差は極端に広がり、地方分権による自治の充実どころか、魂の抜けた殻のような自治体ならぬ「事務処理体」となってしまい、国土は疲弊する。〉
全く同意する。
もう一人の講師、時事通信社田崎史郎解説委員の講演内容は、これが権力追従ジャーナリストの実体かとあきれながら聞いていた。
「日本の政治の行方」といっても、安倍首相をあれほど褒めあげて、恥ずかしいと思わないのだろうか。