みんな寿命を全うしようぜ

みんな寿命を全うしようぜ
西表島で会った昼の蝶

2014年10月30日木曜日

議員研修会のミッチリ3日間

ダイアログを行った仲間たち
琵琶湖湖畔の唐崎神社
琵琶湖の日の出
唐崎駅で一緒になった中村健先生




 議会運営委員として、今後の議会改革をどのように進めるべきか考える観点から今回の研修を27日、28日の2日間受けた。
 琵琶湖近くにある全国市町村国際文化研究所での研修は3度目となる。
 今回は「議会改革を考える~先進事例に学ぶ住民参加・情報公開」で、講師は北川正恭、中村健、田中隆敏、松野豊の各氏、北川さんは三重県知事、中村さんは27歳の時、徳島県川島町長就任、田中さんは熊本県御船町議会議長、松野さんは千葉県流山市議会議員という顔を持つ。
 それぞれの体験からの話だけに説得力があり、参加者の意気は高揚したようだ。
 2日目はグループに分かれてのダイアログ。
ダイアログとは、①自分の考えをはっきりのべる。②自分の立場や主張に固執しない。③自分と相手の思考プロセスに注意を払いながら、その意味を深く探求する。④相互理解と共通の理解を見いだすための会話の方法。
 討論ではないので相手を打ち負かすことは考えない。
全国から60数名の議員が参加したが、講師の中村健さんの誘導が的確だったため、相当程度理解できたようだ。
 変えることは自分が変わること、自分が変わらず回りを変えることなどできない。
 
 そして29日は吉岡町での群馬県町村議員の研修会、講師や講演内容の好き嫌いがあるので、公平は評価はできないが、道州制を徹底批判した神奈川大学法学部幸田雅治教授の話は、大変よかった。
 〈道州制という統治機構を新自由主義経済政策の一環として捉える論は、経済政策を統治にすり替えるものでそもそも成り立たない。また、地域間格差は極端に広がり、地方分権による自治の充実どころか、魂の抜けた殻のような自治体ならぬ「事務処理体」となってしまい、国土は疲弊する。〉
 全く同意する。
 もう一人の講師、時事通信社田崎史郎解説委員の講演内容は、これが権力追従ジャーナリストの実体かとあきれながら聞いていた。
 「日本の政治の行方」といっても、安倍首相をあれほど褒めあげて、恥ずかしいと思わないのだろうか。
 























2014年10月25日土曜日

第8回 民族教育を支援する集い

子供たちと朝鮮語を勉強、とても難しい。
初級高学年は南北分断の現状を学ぶ
学習発表会の様子
踊りも見事
こんな遊びも元気にこなす
2年前の訪朝仲間との再会もできた。


 8回目になる群馬朝鮮学校の民族教育を支援する集いが群馬朝鮮初中級学校で開かれた。
 最初にのぞき込んだのが、初級クラスの子供たちと朝鮮語で話をする教室、小学生の子どもたちに教わりながら朝鮮語で遊びに行こう、と誘い合う会話を教わった。
 異国語はむずかしい、いとも簡単に朝鮮語と日本語を話す子供たちがうらやましくなった。
 その後、行われた学習発表会は、学習の成果が非常に現れていた。
 〈無知、無関心が無責任な推測になり差別を生む。差別されている人が差別者にならないためにも社会問題を理解し、無知をなくし、色んな人との交流をする必要がある。〉
 テーマは「在日朝鮮人のルーツについて」「アンケート報告と検証結果について」「真の友好のための私達の役割」だった。
 民族舞踊などの演技もあり、有意義な半日だった。
もう少し日本社会も在日朝鮮人との交流を深める必要がある。
 

2014年10月23日木曜日

角倉邦良県議と歩く

龍峰会の施設長と懇談する角倉県議
練習に打ち込む健大高校野球部

 今日は9時から鬼石方面へ角倉県議と出かけ、社会福祉法人龍峰会で介護施設運営上の課題の相談を受けた。
 現場で現実に働いてる人たちの声なので、非常に具体的でわかりやすい。
 解決は簡単なことではないが、職員が安心して生活できる雇用環境を整備してこそ、利用者にも喜ばれる仕事ができる。
 大介護時代の到来に向け、施設改善、職員の待遇改善などができる制度改善が求められる。
 午後は高崎健康福祉大学高崎高校野球部の練習場へ。
角倉県議は富岡高校野球部出身で、とにかく野球に目がなく、よ~く知っている。
 青柳博文監督を紹介され、練習中の選手の姿を見せてもらった。
 若いのはいい。

2014年10月22日水曜日

ボロボロの安倍政権を追い詰めよう

 小渕優子経産大臣と松島みどり法相が辞任した。
小渕の会計処理はずさんとしかいいようがない。世間をなめ切っている。世襲として父親の小渕後援会という大きな神輿に乗せられたただの飾り者だったのだろう。彼女が将来の女性総理候補とは絶句、自民党の人材難は深刻なようだ。
 松島みどりは「うちわ」で責任を取らされた形だが、そもそも法相の資質として無理だったということ。批判を「雑音」と表現する人が法務大臣では正論も邪論となってしまう。
 しかし、この内閣、女性登用とはいうがもっと危ない閣僚がいる。
 高市早苗、有村治子、山谷えり子の3人の女性閣僚だ。
彼女らは右翼・日本会議に属し、国家主義団体や在特会などの意を受けて行動する戦前賛美の差別排外主義的歴史認識をひけらかす飛びぬけて悪質な人物達だ。

 海外から危険視され、「日本の国益」を害する極右内閣をつくった首相・安倍晋三にその全責任はある。
 その安倍ですら、河野談話や村山談話を継承するといわざるを得ないのは、それが国際社会の常識だからだ。
 日本の戦後は、侵略戦争の反省から始まったことは、「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し」と日本国憲法が明記していることからもわかる。
 小渕にしろ安倍にしろ、世襲の弊害は日本政治の随所に見てとれる。彼の国の世襲批判を言えた筋ではない。
 その安倍内閣、日朝交渉の過程で、いよいよ交渉団を平壌に送ることを決定した。
 この10年、圧力だけでは一歩も進まなかった日朝政治の現実に打ちのめされてのことだが、困ったことに家族会は訪朝に反対している。
その家族会を抱え込んでいるのが「拉致議連」という、これまた極右政治家の集団で、北朝鮮との敵対を煽るに煽ってきた。
 交渉は顔をつき合せなければ、何も進まないことはわかりきっているはずなのに、「失われた10年」の意味をまるで理解していない集団に取り囲まれて、正常な判断ができなくなっているのが今の家族会のようだ。
 本当に拉致問題を解決したければ、朝鮮側が問題にしていることも当然話し合う必要がある。
 自国にとっての関心事のみで外交交渉することはできない。
外交は互いに長い歴史を背負っていることを確認したうえでなければ進まない。
 まして相手国を見下しての外交などもっての他だ。

2014年10月19日日曜日

伊勢崎・国際交流祭り

晴天の波志江沼の会場
インドネシアブーツでの川田夫妻と加賀谷親子
赤堀での後援会準備会で発言する加賀谷富士子

 伊勢崎の波志江沼での国際交流祭は天候に恵まれ大いに賑わった。
 インドネシアの女性を妻にするためイスラム教に改宗した川田君の元気な姿を見ようと、加賀谷富士子親子と訪ねた。
 陽気な川田はときどき泣きも入るけど、極めて前向きな姿勢で生きている。  
 <石川に頼まれ選挙 3連敗>の年賀状をもらったのが数年前。
 あれから2度の国政選挙で連敗を重ねているので5連敗ということか。世直しのためくじけず頑張る。
その川田、「高校の時は応援団だったので、加賀谷さんを応援するよ」とは心強い。
 
 昼からは、赤堀の商工会議所で、加賀谷富士子の「赤堀後援会発足準備会」に出かけ、事務局として今後の運動方針を提起した。
 「赤堀地区から県議を」の思いは強いようだ。多くの住民が集まり、成功裏に集会を終えた。
 

2014年10月18日土曜日

インデイアン・フィルム・フェステイバル・ジャパン/シネマテークたかさき


(ラーマが村にやってくる)

 10月はかなり忙しくなっている。各種運動会、文化祭、議会の視察研修とその準備、金剛山歌劇団のチケット販売、群馬の森にある追悼碑の存続を求める署名、そして仕事もあり、充実していると言えば言えるのかもしれない。
 そこへきて来年の統一地方選に向け、お呼びがかかってきた。伊勢崎から加賀谷富士子、前橋から小川あきら、高崎から角倉邦良の3人からのお声がけでもあり、ギッチリおつきあいしなければならない。
 明日は伊勢崎・波志江沼での国際交流祭りに加賀谷富士子と行くことになった。級友川田真希夫一家に会ってこよう。

 さてこの秋は「インド映画」、ということで今日から24日(金)までインド映画が16本上映される。
 東京、大阪そして群馬はシネマテークたかさき、ということで、手当たり次第観た方がいい。
 泣かせもするし、笑わせもする賑やかなインド映画はハマルよ。

2014年10月16日木曜日

「公開講座・日本国憲法を読む」のお知らせ

 沼田市議会議員の髙山敏也さんが主催する「公開講座・日本国憲法を読む」という講座のお知らせが届いた。
《憲法改正、解釈改憲、集団的自衛権容認等々、憲法をめぐり様々な問題が投げかけられています。憲法の条文を読んでみませんか。自民党の憲法改正草案にも触れて見ます。》という案内。

10月26日(日)午後2時から4時まで(無料)
沼田市中央公民館4階ホール
講師  群馬弁護士会所属赤石あゆ子弁護士、山本聡弁護士
 主催 憲法を読む会(代表 高山敏也沼田市議会議員) 
                         0278.24.1084
 高山敏也さんは司法書士仲間、群馬会の中枢を担ってきた経歴を持つ人で、議会会派は保守系に属してはいるが、極めて真っ当な憲法感覚を持つ人。
 議員こそ憲法を学ぶべきだ。その意味でも、この公開講座に多くの人の参加を期待したい。
 高山さんは今年の沼田市議会議員の補欠選挙で初当選した。
この9月、「集団的自衛権行使を容認しない意見書」を沼田市議会で採択した際の紹介議員のひとりだ。
 戦争への道をまっしぐらに進もうとしている安倍内閣に対し、沼田市議会が異議を唱える意見書を採択したことに敬意を表したい。それこそが沼田市民の声だ。玉村町議会も続きたいもの。
 髙山さんの研ぎ澄まされた市民感覚で格差社会に立ち向かって頂きたい。当然、今後とも協力し合う機会はたくさんあるだろう。
 

2014年10月13日月曜日

八ッ場ダム予定地見学会のお知らせ

 ダム予定地の散策を中心とした現地見学会、名勝・吾妻渓谷、天然記念物・川原湯岩脈をはじめとして、見応えある景観が広がるルートです。
          期日
10月19日(日)12時半~17時頃まで
集合場所 JR吾妻線「川原湯温泉」新駅前(マイクロバス乗車)
 参加費2000円
 申込み、問い合わせは八ッ場あしたの会(090.4612.7073)
 
 参考までに、10月10日付週刊金曜日42ページから「群馬県は、大同特殊鋼に、不正スラグの撤去命令を出せるか」という、まさのあつこさんが書いた記事があるので読んできたら一層意義深いものになると思う。
 
 
 
 

2014年10月12日日曜日

各地で運動会真っ盛り

町の総力を挙げての体育祭

 日本中運動会真っ盛りの連休のようだ。
玉村町でも台風の影響もなく町民体育祭が開かれた。
10チームに分かれての競技だが、優勝チームはほとんど決まっている。
参加者は曇り空の中、歓声を上げながら楽しんでいるようで幸せな一日でした。
 昨日は鬼石の御園保育園の運動会。園児の運動会は保護者も夢中でこれまた秋の風物詩というところ。
 
 高崎市の群馬の森にある「記憶・反省そして友好」の追悼碑の設置期間更新不許可の事態を受け、その撤回を求める請願署名と、偶然にも重なった金剛山歌劇団によるベイシア文化ホールでの公演の宣伝も加わりなにかと忙しい。
 19日は昼から八ッ場ダム建設の現状見学ツアーの知らせも受けた。
 膨大な無駄の象徴となるであろう八ッ場ダム本体工事はなんとしても止めたい思いの多くの人たちが集まるだろう。
 秋の吾妻渓谷を歩こう。

2014年10月7日火曜日

行政書士会伊勢崎支部の親睦会は上田、松代方面バス旅行

松代地下壕の中
強制の文字をテープで伏せている。
こんな説明書きが添えられた案内板
朝鮮人が書いたのであろう大邱府の文字
個人事業主は個性派集団、結構、団結している。
天皇の御座所、こういう施設は日本人のみが造る。
説明員の小林さんの力も入る
昼からは真田邸

 久しぶりの行政書士会伊勢崎支部の懇親旅行は長野の上田、松代方面、家族も含めて30人以上が参加した。バスに任せてのツアーもたまには気楽でいい。
 4日は秋日和でもあり快適な一日となった。
最初に行ったところが「松代大本営」、敗戦濃厚になり、大本営を移す必要があり、松代が選ばれた。戦争遂行に必要なこ国家と軍の中枢・・天皇・皇室・政府機関・日本放送協会・通信施設など・・を移転させるという大がかりな計画。
 ここに動員されたのが朝鮮人労働者。その数約7000人、過酷な労働で命を落とした人もたくさんいる。耐えられなくて逃げようとすれば、殺しはしない程度のひどい拷問を受けた。
 地下壕入り口には、説明の看板があるが、「強制」という文字がテープで隠されている。なんとも情けない看板となっているが、ここでも朝鮮人の強制労働ではなかった、という右翼勢力の横ヤリがあり、市の腰が折れてしまったらしい。
 説明員の方は高崎の朝鮮人追悼碑の件もよく知っていた。
地下壕は朝鮮人を主体とした労働者に掘らせ、天皇の御座所は日本人労働者だけに掘らせるということを聞き、度を超した朝鮮人差別に改めて怒りを感じた。
 
 午後からの真田邸などを歩き、歴史遺産豊かな松代、上田方面探訪の一日となった。
 
 
 

2014年10月1日水曜日

著書「民族文化財を探し求めて」

蛙と妖怪と京劇の妖しい文庫
おすすめの本

  9月14日、藤岡の成道寺で行われた関東大震災朝鮮人犠牲者慰霊祭の時お会いした李一満(リ・イルマン)先生から「民族文化財を探し求めて」という本が送られてきた。
 著者は慧門(ヘムン)氏、李先生は訳者という。
 さて読み出すと、歴史の重みがずズシリと来る。
植民地時代、民族の宝物「朝鮮王朝実録」や「朝鮮王朝室儀軌」等が日本に流出した。
 それらを取り戻す文化財回復運動の意味を、先駆者の著者が語っている。
 総督府の寄贈という形で日本に渡った民族の宝物は、一般には公開されず奥まったところで戦利品のように隠されていた。
 東京大学や宮内庁にある物を回復することは「卵で岩を打つようなもの」と揶揄された。
 そんな弱腰の韓国の学会、大学の思惑を超えて、「目覚めよ、朝鮮魂」とばかりに運動を展開し、数々の文化財を取り戻す軌跡を描いている。
「ある国が、主権を奪われ植民地に転落することは想像以上の傷跡を遺す。回避したい過去を直視し、間違いを正すことは誰にとっても不都合な真実である。そのまま永遠に埋めおけばいいかもしれない事実を、真実という名で再び掘り起こすことに対する批判は侮れない」と記す。
 日本とは反対側にいる人々の熱い思いが綴られている。
朝鮮文化を理解するうえでも一読を勧めたい。

 知らないことだらけだが、<明成皇后を殺めた肥前刀>という中で、殺害した刺客の太刀が福岡市の櫛田神社に寄贈されていることを知った。その刀の写真もある。(p128)
 宮司によると、17世紀に刀匠・忠吉が手がけた肥前刀であること、戦場用ではなく暗殺などの作戦に使われる刀で、1908年、藤勝顕(明成皇后を殺した有力容疑者)の寄贈だ。
その時の寄贈記録には、「この太刀で朝鮮の王妃を斬った」と書かれていた。なぜ、犯罪道具が、今日まで神社に保管されているのかを追うと、櫛田神社からそう離れていない臨済宗節信院で、太刀の来歴が聞けた。
 殺害を悔いた藤が、親戚と縁のある節信院に刀を預けようとしたが、寺側が刀のような凶器のかわりに、観音像菩薩を施してもらったという。
 寺の片隅に石造りの観音像菩薩とその由来を記した碑石があった。「・・・・1895年、閔妃事件と呼ばれる出来事があった。国際関係の渦中に犠牲となって亡くなられた王妃の霊を慰めるため篤志家たちが建てた・・・」。
 藤勝顕は晩年、自責感で世を捨てて修道僧のように生きたこと、事件に連座した者の後裔たちがときどき参拝にくることを寺人は語った。
 この事件に関し、ショッキングな事実が記載されている文書が発見された。
 事件直後、朝鮮政府の顧問官だった石塚英蔵は、日本の法制局長官の末松謙澄に外交ラインを通じて真相を状況報告をした。
この文書には死体陵辱説の根拠になった一部も入っている。
 日頃、男性には顔すら見せなかった王妃は死後、異国(日本)の男たちに丸裸にされた。
 「特に一団は王宮深くに押し入り、王妃を引きずり出して、2、3箇所を斬りつけた後、王妃を丸裸にし局部検査、その後、油をかけて焼却した。その醜さはとうてい表現できない。また宮内府等を残虐な方法で殺害した」(英蔵報告書) 

 これらのことを知ると心底寒くなる。
日本の犯した歴史的罪を考えるとき、朝日新聞の吉田証言記事がウソだったとして、「慰安婦の強制連行はなかった」などと、デマを喚き散らしている右翼メディア、安倍政権を打ち倒さなければならないとつくづく考える。
 現在の日朝交渉について言えば、安倍政権は拉致事件しか関心がないようだが、朝鮮側は違う。歴史の全般だ。
 日本帝国主義支配の苦しみを理解しようとする気持ちが日本側にない限り、そのことを朝鮮側が感じないかぎり、進展は望むべくもないだろう。