世界は明日、新年を迎える。
毎年思うことだが、いつもと同じ時間の経過の中で、一日(24時間)が経過するだけで、明日は新年となり、今日は旧年となる。
「新年、おめでとう」と言い合う姿につきあいながらも、何か笑っちゃう自分がいる。
季節感がある国だからそれはいいとしても、人間というもの、どこかで区切りをつけないと、前へ進めない動物なのだろう。
一年という期間が自然の摂理を合理的に受け入れたものなら、社会科学的な人類社会の進歩も合理的に受け入れることを準備する時期ではないか。そうでもないと、未来社会が悲惨すぎる。
「資本主義の千年、万年天国」とは行くはずもない。
しかし、これは一年単位でしか先を見ることができない近視眼的な人には、まるで見えてこない。
人間が歩んできた道(歴史)にその答えはある。
《過去に目を閉ざす者は未来に対し盲目である》
未来を知るために映画を観る。今年は参院選挙や自分の選挙もあり、思うように観ることはできなかった。また、良質の映画を提供するシネマまえばしの休館も痛い。復活を心から願う。
この一年に観た映画を羅列する。
「野いちご」監督イングマール・ベイルマン
「故郷よ」監督ミハル・ボガニム
「きっと、うまくいく」監督ラージグマール・ヒラニ
「THE FUTURE」監督ミランダ・ジュライ
「塀の中のジュリアス・シーザー」監督パイロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ
「千年の愉楽」監督若松孝二
「最初の人間」ブリュノ・ペズリー
「ビラルの世界」監督ソーラヴ・サーランギ
「死刑弁護人」監督齊藤潤一
「声をかくす人」監督ロバート・レッドフォード
「情熱のピアニズム」監督マイケル・ラドフォード
「希望の国」監督園子温
「そして父になる」監督是枝裕和
「清洲会議」三谷幸喜
「わたしたちの宣戦布告」監督ヴァレリー・ドンゼッリ
「幕末太陽傳」監督川島雄三
「ハナ・奇跡の46日間」監督ムン・ヒョンソン
「約束・名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯」監督齊藤潤一
「パリの恋人」監督スタンリー・ドーネン
「共食い」監督青田真治
「阿賀に生きる」監督佐藤真
「シェーン」監督ジョージ・スチーブンス
「台湾アイデンテイテイ-」監督酒井充子
「恋する輪廻」監督
「天使の分け前」ケ監督ン・ローチ
「タイガー」監督カビール・カーン
「命ある限り」監督ヤシュ・チョブラ
「黄金を抱いて翔べ」監督井筒和幸
「夢売るふたり」監督西川美和
「11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち」監督若松孝二
「ギリギリの女たち」監督小林政広
「桐島、部活やめるってよ」監督吉田大八
「漆黒の闇で、パリに踊れ」監督フイリップ・ルフェブル
「マリリン7日間の恋」監督サイモン・カーティス
「タケヤネの里」監督青原さとし
「カムイと生きる」監督小松英樹
「故郷の詩」監督嶺豪一
「たまの映画」監督今泉力哉
「こっぴどい猫」監督今泉力哉
「死刑台のエレベーター」監督緒方明
「カルメン故郷に帰る」木下恵介
「喜劇・各駅停車」監督井上和男
「一粒の麦 地に落ちなば (求道の人・角田儀平治)」監督池田博穂
「リンダリンダリンダ」監督山下敦弘
「ばかもの」監督金子修介
高崎映画祭とシネマテークたかさきが根拠地だが、こう書き出してみるとやはり未来が見えてくる。
ジグザグしているけどなかなか明るい未来だ。
群馬県玉村町の町長「石川まさお」のブログです。 「瞬間」と「悠久」は決して対立的な言葉ではなく、「瞬間の中に悠久」が、「悠久の中に瞬間」はあります。何かと対立関係で世の中を見ようとする流れに抗すべく、みんなが集える庵を構えました。 新自由主義政策により社会の格差が広がり、荒んでいくのをくい止めるべく、地域に根ざした活動をします。
2013年12月31日火曜日
2013年12月29日日曜日
山田行雄さんの逝去を悼む
井筒監督とも馬が合っていた山田行雄さん(2010年) |
映画取材に来た井筒監督と(2010年) |
2013年12月19日木曜日
中毛町村会研修会/榛東村役場
玉村町、吉岡町、榛東村で組織する中毛町村会主催の議員研修会が榛東村役場で行われた。
すでに合併の動きは一段落したが、現在の群馬県の町村数は23となっている。玉村町の近くの町村といえば、吉岡町と榛東村ということになる。
玉村町から回りを見れば、東に遠く大泉町、南は藤岡の南に神流町、北を見れば赤城山の向こうの昭和村という状況の中、3町村の連携、親睦の意味は大きい。
榛東村での講演会は、自衛隊12師団があることもあり、副司令の「防災について」という内容で、東北大震災での活動の様子を語った。
質疑も「震災対応に絞って」ということでオスプレイ問題に質問が及ぶことを避けた。
今後、大介護時代が来るというのに、外に敵をつくるような安全保障政策をする安倍政権により、防衛費が大幅に増加する。
まして安全面で危険性が高いオスプレイを今後17機導入しよう(中期防衛力整備計画)とは、あきれるばかりだ。
税金の使い方が違うだろう。
周辺国との友好が深まれば、防衛費をことさら増やす必要もなくなる。
外務省が行ったアメリカでのアンケート調査では、アメリカ人にとり東アジアでの重要な国は、1位が中国、2位が日本ということ。
アメリカへの片思いもいい加減にした方がいい。
TPPといい日米同盟といい、アメリカに貢ぐだけの関係になってしまう。
周辺国を敵にしない外交こそが政府の仕事のはずだ。そして、軍事にまわす税金を国民生活のために使う。こういう政府が欲しいものだ。
自衛隊施設がある自治体の複雑さを若干だが感じることができた。沖縄の苦しみはこんなもんじゃない。
その後は町村長を交えての懇親会を焼き店でミッチリ行った。
質疑も「震災対応に絞って」ということでオスプレイ問題に質問が及ぶことを避けた。
今後、大介護時代が来るというのに、外に敵をつくるような安全保障政策をする安倍政権により、防衛費が大幅に増加する。
まして安全面で危険性が高いオスプレイを今後17機導入しよう(中期防衛力整備計画)とは、あきれるばかりだ。
税金の使い方が違うだろう。
周辺国との友好が深まれば、防衛費をことさら増やす必要もなくなる。
外務省が行ったアメリカでのアンケート調査では、アメリカ人にとり東アジアでの重要な国は、1位が中国、2位が日本ということ。
アメリカへの片思いもいい加減にした方がいい。
TPPといい日米同盟といい、アメリカに貢ぐだけの関係になってしまう。
周辺国を敵にしない外交こそが政府の仕事のはずだ。そして、軍事にまわす税金を国民生活のために使う。こういう政府が欲しいものだ。
自衛隊施設がある自治体の複雑さを若干だが感じることができた。沖縄の苦しみはこんなもんじゃない。
その後は町村長を交えての懇親会を焼き店でミッチリ行った。
2013年12月10日火曜日
撫順水害支援コンサート「再生の大地」
着いたときはすでに地質学者の坂巻幸雄先生の証言を島田久夫弁護士が引き出していた。
「24000年前に浅間山の前身の火山が大噴火したときの堆積物で不均質、崩壊の危険性は高い」など地滑りの危険性を証言した。現地を知り尽くした学者の話は説得力がある。
群馬以外にも埼玉、千葉からも傍聴に来ていてほぼ満席、関口茂樹さんにも会った。
それにしても島田久夫弁護士の弁護活動を中心的に担ってくれる姿には頭が下がる。
その島田先生に、また離婚や遺産分割のもめ事の依頼をしなければならない。
八ッ場ダムは全く不要なダムだ。4600億円の大型公共事業を止めるには、やはり多くの市民があきらめずに関心を持ち、声を上げることだろう。世論の力で裁判所や政治を動かすことはできる。裁判はまた世論を動かすその呼び水の性格をも持つ。
全国の住民運動と連携し、後ろ向きの裁判所の姿勢を変えさせたい。
タイでは国会を取り巻く巨万の民衆により、政権がガタガタになっているではないか。その姿は明日の日本だ。
夕刻からは赤羽で開かれた「中国撫順水害支援チャリテイーコンサート」へ。
「撫順の奇跡を受け継ぐ会」や「中国帰還者連絡会」という言葉さえ知らない人が多いが、「中帰連」こそ戦後の日中の平和推進のため力を尽くしてきた団体だ。
しかし、中期連の会員も若い人で90歳代という高齢だから、その思いを継承しようとして作られたのが「撫順の奇跡を受け継ぐ会」そして「再生の大地」合唱団。
その歌声を聞くのが目的だった。
撫順戦犯刑務所に送られた1000人の日本人戦犯がどのように遇されたか、侵略の限り、悪逆の限りを尽くした相手の中国人により、当時の中国人より恵まれた環境での学習、医療を保障され、次第に自分たちの犯した罪に気づき、自白し謝罪する。
その過程は言葉を越える壮絶なものだった。
当時の指導者、毛沢東、周恩来の取った寛大政策により、鬼だった人間が人間として再生する。
許され日本に帰国した人たちが組織したのが中国帰還者連絡会。
「共産中国により洗脳された」などと罵声を浴びても、たじろがない信念は刑務所での腹の底から、心の奥深いところで人間を見据えることができたからだろう。
〈私達は「人間ー侵略戦争ー殺人鬼-戦争犯罪-戦犯-人民中国の人道的処遇ー人間的良心の回復という数奇な共通体験から得た強い反省に基づいて、及ばずながら反戦平和と日中友好の実践を続けてきました。・・・今は更に力を集めてこの日本の反動勢力の跳梁に対抗することの、わけても若き世代に先の戦争の真実を語り継ぐことの必要性を痛感せずにはいられません。〉
・・1997年3月1日 雑誌「中帰連」発刊の趣旨
現在、日中関係が悪くなっているが、それは現在の日本の政治指導者の定見のなさ、歴史に対する不誠実さ、人間に対するあきれるほどの偏見と差別意識などが主な原因と考える。
しかし、これらのことは必ず乗り越えられる。
昨日の催しもそれを証明している。
夕刻からは赤羽で開かれた「中国撫順水害支援チャリテイーコンサート」へ。
「撫順の奇跡を受け継ぐ会」や「中国帰還者連絡会」という言葉さえ知らない人が多いが、「中帰連」こそ戦後の日中の平和推進のため力を尽くしてきた団体だ。
しかし、中期連の会員も若い人で90歳代という高齢だから、その思いを継承しようとして作られたのが「撫順の奇跡を受け継ぐ会」そして「再生の大地」合唱団。
その歌声を聞くのが目的だった。
撫順戦犯刑務所に送られた1000人の日本人戦犯がどのように遇されたか、侵略の限り、悪逆の限りを尽くした相手の中国人により、当時の中国人より恵まれた環境での学習、医療を保障され、次第に自分たちの犯した罪に気づき、自白し謝罪する。
その過程は言葉を越える壮絶なものだった。
当時の指導者、毛沢東、周恩来の取った寛大政策により、鬼だった人間が人間として再生する。
許され日本に帰国した人たちが組織したのが中国帰還者連絡会。
「共産中国により洗脳された」などと罵声を浴びても、たじろがない信念は刑務所での腹の底から、心の奥深いところで人間を見据えることができたからだろう。
〈私達は「人間ー侵略戦争ー殺人鬼-戦争犯罪-戦犯-人民中国の人道的処遇ー人間的良心の回復という数奇な共通体験から得た強い反省に基づいて、及ばずながら反戦平和と日中友好の実践を続けてきました。・・・今は更に力を集めてこの日本の反動勢力の跳梁に対抗することの、わけても若き世代に先の戦争の真実を語り継ぐことの必要性を痛感せずにはいられません。〉
・・1997年3月1日 雑誌「中帰連」発刊の趣旨
現在、日中関係が悪くなっているが、それは現在の日本の政治指導者の定見のなさ、歴史に対する不誠実さ、人間に対するあきれるほどの偏見と差別意識などが主な原因と考える。
しかし、これらのことは必ず乗り越えられる。
昨日の催しもそれを証明している。
2013年12月8日日曜日
アクテイブシニア玉村発足5周年記念の集い
あいさつする小池康雄代表 |
2013年12月5日木曜日
大崎章監督久しぶりに玉村町へ
映画「漂泊」のチラシが藤橋監督から届いたその日、大崎章監督が玉村に来るから、と土田君から連絡があり、いつものホルモン屋で一献設けた。
角倉邦良県議の政策懇談会出席のため、8時半頃になってしまったが、ビール一杯頂けば、もう酔っ払いの仲間入り。
映画を作りたい玉村町出身の大崎監督の心意気を意に感じ、何とか協力しましょう、とは言ったものの、問題は製作費。
「いいですよ、だけどキャッチボール屋以上の映画にならなければダメですよ」とは土田社長。
いつもはじめはこんな調子で始まるのだ。
私自身「漂泊」の出来映えはかなりなものという感触を持っている。ただの感触だけだが、この楽観的な主観が大事。
一仕事終えて休んでいればいいのに、金もないのにまた映画かい。
《面白きこともなき世を面白く》
《三千世界の烏を殺し 主と朝寝がしてみたい》
2013年12月3日火曜日
映画「漂泊」完成まぢか
渋く演じる植宗一郎さんと花火を背景にした五料橋のシーン |
しばらく映画「漂泊」に関しては何も書かなかったが、いよいよ完成も近い。監督から送られてきた写真をアップする。
また、藤橋監督の言葉をフェイスブックから転用する。
《玉村町映画「漂泊」、上映日程&公開日決定です!
【玉村町映画「漂泊」編集進捗報告<12/2>】
監督のフジハシです。ついに12月になってしまいました。。
現在、全84シーン中63シーンまで終了し、残すところラスト21シーンとなりました。シーン数的には結構有るように感じられるかとは思いますが、編集の難所は終了し、大きな峠を越えることができ、あとはラストに向かって一気に加速していく内容になります。
明後日水曜日には全体の尺が判明できるかと思います!
...
ということで、公開についての情報を発表します!
<玉村町映画「漂泊」上映情報>
2014年2/1(土)〜2/7(金)
MOVIX伊勢崎にて1週間限定公開決定!(1日1回上映)
※入場料金は1000円均一です。
※監督&主要キャストの舞台挨拶を初日2/1と2/2の上映後に行ないます。
また、2/2(日)はロケ地になった群馬県立女子大学講堂にて、特別上映会&主題歌を担当していただいているRaiji&Chipsのミニライブを行なう予定です。こちらの詳細は後日改めて発表させていただきます。
皆様のご来場心よりお待ちしております!
★本日は映画のクライマックスの五料橋上でのシーンと、大人キャストの植さん(焼き肉屋のマスター/康一の父親役)です!
シブい演技が光っておりますよ〜♪もっと見る》
監督のフジハシです。ついに12月になってしまいました。。
現在、全84シーン中63シーンまで終了し、残すところラスト21シーンとなりました。シーン数的には結構有るように感じられるかとは思いますが、編集の難所は終了し、大きな峠を越えることができ、あとはラストに向かって一気に加速していく内容になります。
明後日水曜日には全体の尺が判明できるかと思います!
...
ということで、公開についての情報を発表します!
<玉村町映画「漂泊」上映情報>
2014年2/1(土)〜2/7(金)
MOVIX伊勢崎にて1週間限定公開決定!(1日1回上映)
※入場料金は1000円均一です。
※監督&主要キャストの舞台挨拶を初日2/1と2/2の上映後に行ないます。
また、2/2(日)はロケ地になった群馬県立女子大学講堂にて、特別上映会&主題歌を担当していただいているRaiji&Chipsのミニライブを行なう予定です。こちらの詳細は後日改めて発表させていただきます。
皆様のご来場心よりお待ちしております!
★本日は映画のクライマックスの五料橋上でのシーンと、大人キャストの植さん(焼き肉屋のマスター/康一の父親役)です!
シブい演技が光っておりますよ〜♪もっと見る》
2013年12月1日日曜日
道の駅「上州おにし」で友に会う
上州おにし道の駅 |
はしご下りは面白い |
2013年11月30日土曜日
玉村町12月議会は12月3日から12日まで
改選後の議員は威勢がいい、といっても新議員は二人だけ。
一般質問が多いのは玉村町の特徴、今回は正副議長以外の14人が演壇に起つ。
多方面からの質問はいいが、なかなか政策として実現できないもどかしさはある。
「全国一斉学力テスト」学校別結果公表反対の請願(全群馬教職員組合提出)の紹介議員として臨もうとした矢先の昨日、文科省は公表については、市町村教育委員会の判断に任せるという方針を出した。
数年前までは、全国一斉学力テスト自体の是非が議論されていたが、安倍政権になってからは急展開、結果の公表、という方向に進んでしまった。
小学校で国語、算数、中学校で国語、数学、英語、この科目を全国で公表してまでも競わせようという発想が理解できない。
義務教育課程で必要なことは、たった数科目での競争ではなく、人間としての全人格的成長の基礎を保証すること、好奇心や得て不得ての部分を見分け、補正し合える人間関係を見いだし合うことこそが教育ではないのか。
排他的な競争を義務教育課程から押しつけては、まっとうな感覚をもつ人間には成長できないだろう。
その上、学校間競争となれば、その評価ばかりに気をとられた教師群間の競争となり、落ち着いた教育環境など望めようはずもない。子どもの未来にも悪影響となり、百害あって一利なし。
とにかく浅はかで単純な安倍政権は目先の数字しか信用できない愚かな人たちの政権といっていい。
「日本を取り戻す」といいながら「戦前の日本を取り戻そう」ということだろう。
安倍政権の一連の動きは関連している。
教育を国家主義の方向へと推し進め、体制従順な人間づくりを狙っている。道徳教育の一層の強化(教科化)ややみくもの競争主義を見れば理解できる。
一方、特定秘密法案、国家安全保障会議(日本版NSC)の設置は明らかに治安立法、戦争準備体制づくりだ。
日本版NSCはまさに「最高戦争指導会議」。
太平洋戦争をこの「最高戦争指導会議」が指導し、日本を焦土に追い込んだ極めて危険な無責任集団だ。
教育は、戦争を現実にたたかう国家に従順な若者づくり、と言うとわかりやすい。
待ったをかける必要がある。
という意識を持ちながら4期目の議員活動をしたい。
どのような国政でも生き抜く町づくりを考えたい。
一般質問期日は12月4日午後1時30分頃の予定。
一般質問が多いのは玉村町の特徴、今回は正副議長以外の14人が演壇に起つ。
多方面からの質問はいいが、なかなか政策として実現できないもどかしさはある。
「全国一斉学力テスト」学校別結果公表反対の請願(全群馬教職員組合提出)の紹介議員として臨もうとした矢先の昨日、文科省は公表については、市町村教育委員会の判断に任せるという方針を出した。
数年前までは、全国一斉学力テスト自体の是非が議論されていたが、安倍政権になってからは急展開、結果の公表、という方向に進んでしまった。
小学校で国語、算数、中学校で国語、数学、英語、この科目を全国で公表してまでも競わせようという発想が理解できない。
義務教育課程で必要なことは、たった数科目での競争ではなく、人間としての全人格的成長の基礎を保証すること、好奇心や得て不得ての部分を見分け、補正し合える人間関係を見いだし合うことこそが教育ではないのか。
排他的な競争を義務教育課程から押しつけては、まっとうな感覚をもつ人間には成長できないだろう。
その上、学校間競争となれば、その評価ばかりに気をとられた教師群間の競争となり、落ち着いた教育環境など望めようはずもない。子どもの未来にも悪影響となり、百害あって一利なし。
とにかく浅はかで単純な安倍政権は目先の数字しか信用できない愚かな人たちの政権といっていい。
「日本を取り戻す」といいながら「戦前の日本を取り戻そう」ということだろう。
安倍政権の一連の動きは関連している。
教育を国家主義の方向へと推し進め、体制従順な人間づくりを狙っている。道徳教育の一層の強化(教科化)ややみくもの競争主義を見れば理解できる。
一方、特定秘密法案、国家安全保障会議(日本版NSC)の設置は明らかに治安立法、戦争準備体制づくりだ。
日本版NSCはまさに「最高戦争指導会議」。
太平洋戦争をこの「最高戦争指導会議」が指導し、日本を焦土に追い込んだ極めて危険な無責任集団だ。
教育は、戦争を現実にたたかう国家に従順な若者づくり、と言うとわかりやすい。
待ったをかける必要がある。
という意識を持ちながら4期目の議員活動をしたい。
どのような国政でも生き抜く町づくりを考えたい。
一般質問期日は12月4日午後1時30分頃の予定。
玉村町議会議員 石川眞男
一般質問通告書
次のとおり通告します
| ||
質 問 事 項
|
質 問 の 要 旨
|
答弁者
|
激変する時代へ向けた行政姿勢を問う。
1.介護福祉関係について今後予想される課題への対応を問う。
|
1.今後、大介護時代が到来するが、要支援は市町村に任せ、特別養護老人ホームには、例外はあれ、要介護3以上の人でないと入所出来ないなど、家族にとっても町行政にとっても深刻な事態が予想されることについての対応。
2.介護保険制度は「介護の社会化」という理念から始まったものだが、現実の政策は逆になり、個人と家庭の負担が急増し、介護のための休職、退職、失業、生活保護、閉じこもり等々社会問題となってきている。これらに対する行政としての対応。
3.ケアプランは本人だけでなく、家族の生活環境も勘案すべきと考えるが現実はどうなっているか。
4.昨年4月から始まった「24時間地域巡回型サービス」はどの程度実施出来ているか。
5.健康寿命を延ばすことは個人にとっても幸せなこと、この点からの対応。
6.財政安定化基金の取り崩しなどを含めた介護保険料の改定時期への対応。
(既存宅地内建物の建築許可基準の現実的運用、大規模指定既存集落についての準備調査等)
|
町長
町長 |
2013年11月25日月曜日
地獄谷のサルではないが暇あらば旅まわり・マメです。
ライトアップされた金具屋 |
夜の温泉街は寒い |
今年最後の朝市風景 |
おばさん、待ちない |
2013年11月18日月曜日
産業祭から八ツ場ダム集会まで
刃物屋さんの話に聞き入る |
昭和村議員と茶会でひと息 |
これも収穫祭、鳥に食べられないうちに柿の収穫 |
執念の八ッ場ダム反対集会、これが希望だ。 |
2013年11月13日水曜日
玉村町長へ「来年度の政策・制度要求と提言」を申し入れ/連合伊勢崎地協
昨日、連合伊勢崎地域協議会による玉村町長への「2014年度・政策・制度要求と提言」の申し入れ行動があった。
1990年から継続して取り組んでいるもので、今年は11000人を越える県民のアンケートを分析、政策・制度要求としたもので、その意味ではアップ・ツー・デートの内容。
「心配、困り事、関心事」では例年、「自分や家族の老後」が1位となっていたが、今年初めて「生活や所得」が最も高い数値となり、今回の提言では、雇用・労働ならびに社会福祉保障を中心に取り組んでいる。
格差社会の深刻さが、いよいよ身の回りに迫ってきたということか。
貫井町長はあいさつで、「連合の政策・制度要求を高く評価し、町の政策にも反映できるよう努力している。一方、労働組合としてもっと元気になってもいいのではないか」と述べ、労働運動への期待と注文をした。
12月議会、一般質問に、政策・制度要求の中から質問を1項目入れようか。
1990年から継続して取り組んでいるもので、今年は11000人を越える県民のアンケートを分析、政策・制度要求としたもので、その意味ではアップ・ツー・デートの内容。
「心配、困り事、関心事」では例年、「自分や家族の老後」が1位となっていたが、今年初めて「生活や所得」が最も高い数値となり、今回の提言では、雇用・労働ならびに社会福祉保障を中心に取り組んでいる。
格差社会の深刻さが、いよいよ身の回りに迫ってきたということか。
貫井町長はあいさつで、「連合の政策・制度要求を高く評価し、町の政策にも反映できるよう努力している。一方、労働組合としてもっと元気になってもいいのではないか」と述べ、労働運動への期待と注文をした。
12月議会、一般質問に、政策・制度要求の中から質問を1項目入れようか。
2013年11月10日日曜日
藤沢周平記念館から山寺へ秋の旅路
日本海・笹川流れの海岸 |
鶴岡市にある藤沢周平記念館 |
紅葉に染まる山寺のお堂 |
静かなたたずまいを見て芭蕉が「閑かさや」と歌った。 |
山寺から見た光景はよくある構図(晩秋はまたいい) |
2013年11月6日水曜日
映画「約束・名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯」
上映を楽しみにしていた「約束」をシネマテークたかさきで観ることができた。
獄中から無実を訴えている死刑囚奥西勝の事件から現在までを映画化したもので、若い日の奥西を山本太郎が演じ、獄中でたたかう今の奥西を仲代達矢が演じる。母親役は樹木希林、ナレーションは寺島しのぶという豪華キャスト。
阿武野勝彦プロデューサーと齋藤潤監督の渾身の作品だ。
昭和36年、三重県名張市の小さな村の懇親会で、ぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡した事件で、逮捕された奥西は一度は「自供」したが、その後、「警察に自供を強要された」と主張し続ける。
1審無罪、しかし控訴審で死刑判決、昭和47年最高裁で死刑確定。戦後唯一の無罪からの逆転死刑判決となった。
事件から51年、際限なく繰り返される再審請求と棄却。名古屋高裁で再審が認められたが、最高裁でまたも棄却。
その間、奥西は2桁を越える死刑囚が処刑台に行くのを見守った。
判決に怒りながらも、裁判に期待するしかないところが本当に悔しい。
判決に怒りながらも、裁判に期待するしかないところが本当に悔しい。
裁判官が生きる世界の狭い風通しの悪さも明らかにし、えん罪の犠牲者を救おうと、奥西を支える弁護団や多くの市民の姿も活き活きと描き切ってる
《日本の刑事司法がこれほどに歪みきった要因のひとつはメディアにある。ならばメデイアには期待できない。
僕も含めてそう考えてしまう人たちは、絶対にこの作品を観るべきだ。メデイアはここまでできる。これほどに強い力をもつ。
一貫して司法の歪みを問い続ける阿武野プロデユーサーと齋藤監督は、また新しい地平を開いた。見事だ。彼らは仕事を終えた。次は観た側が動かなければ》
森達也監督の言葉に勇気をもらおう。
シネマテークたかさきの宣伝をしてしまうようだが、おすすめの作品がいっぱいある。
「約束」は15日まで。
「ハナ・奇跡の46日間」と「世界が食べられなくなる日」は22日まで。
一人一人が自信をもって行動すれば、「日本を取り戻そう」などと「戦前の日本」を取り戻そうとしている安倍政権を葬り去ることができる。
2013年11月5日火曜日
文化の日を極めて文化的に過ごす
ガツーンと労働者集会(日比谷) |
アースデイも楽しむ(藤岡) |
2013年11月3日日曜日
飯倉区作品展
2013年11月2日土曜日
高崎駅前金曜日集会
2013年10月30日水曜日
県立女子大「秋の映画上映会」への誘い」
群馬県立女子大学の馬場先生からお知らせがあった。
11月9日に女子大学で映画上映会を設定したとのこと。
早速、その文面を無断転載する。
社会とつながる企画なので多くの方々の参加をお願いしたい。
『秋の映画上映会』(11/9)のお知らせ
文学部美学美術史学科「芸術プログラム」の授業「芸術の現場へ1」(「上映の現場」コース)の参加学生がこの11月に上映会を行います。今年度は「耳をすませて じっと見つめる~忘れられゆく〈他者〉への眼差し~」というテーマで、11月9日(土曜)に本学講堂にて無声映画1作・ドキュメンタリー映画2作の計3作を上映いたします。
今回の上映会は、東日本大震災を巡る昨年の上映会を引き継いだ企画でもあります。4月から7月にかけての事前の勉強会では、昨年の3.11東北大震災を改めて見つめ直し皆で議論するなかで、埋もれていく声を聴くことの大切さを感じました。そして日頃見慣れているメディア映像からは知りえぬものを改めて見つめ直したいと、春から選考を重ね以下に紹介する3作の映画を選びました。3作いずれも、これ見よがしに声高に騒ぎ立てるのでなく、現場・当事者達に根気よく寄り添い伝えるべきことを静かに語りかけてくる作品ばかりです。
無声映画については、国内外で活躍中のサイレント映画ピアニスト、柳下美恵さんをお招きしての上映です。映画『極北の怪異(ナヌーク)』を柳下さんによるスタインウェイのピアノ生演奏により上映します。聴こえてくる柳下さんのピアノに耳を傾け映像を見つめると、声なき映像に命の音を次々と与えていく無声映画上映独特の魅力が一杯に立ち上がってきます。是非お楽しみ下さい。
ドキュメンタリー映画については、2つの作品、佐藤真監督『阿賀に生きる』と松林要樹監督『花と兵隊』を上映いたします。どちらも私たち日本人の現在の歴史・現実に関わる重要なテーマを深く掘り下げ、当事者の方たちでもそして私たちでも容易に割り切れぬ問いかけを、淡々とでも真摯に映像化した極めて見応えのある映像作品です。私たち皆が真正面から向き合うのを躊躇いがちなテーマとその当事者の人々の声と映像を、この上映会をきっかけに皆さまと一緒に耳を澄ましそして静かに見つめていきたいと思います。
◎無声映画・ドキュメンタリー映画上映会
日時:2013年11月9日(土)
場所:群馬県立女子大学・講堂
入場料:無料
9:30開場 10:00開演
10:00~12:00 『阿賀に生きる』(佐藤真監督、115分、1992年)
−30分休憩−
12:30~14:00 『極北の怪異(極北のナヌーク)』(ロバート・J・フラハティ 、78分、1922年) ピアノ演奏:柳下美恵氏
−10分休憩−
14:10~16:00 『花と兵隊』(松林要樹監督、109分、2009年)
11月9日に女子大学で映画上映会を設定したとのこと。
早速、その文面を無断転載する。
社会とつながる企画なので多くの方々の参加をお願いしたい。
『秋の映画上映会』(11/9)のお知らせ
文学部美学美術史学科「芸術プログラム」の授業「芸術の現場へ1」(「上映の現場」コース)の参加学生がこの11月に上映会を行います。今年度は「耳をすませて じっと見つめる~忘れられゆく〈他者〉への眼差し~」というテーマで、11月9日(土曜)に本学講堂にて無声映画1作・ドキュメンタリー映画2作の計3作を上映いたします。
今回の上映会は、東日本大震災を巡る昨年の上映会を引き継いだ企画でもあります。4月から7月にかけての事前の勉強会では、昨年の3.11東北大震災を改めて見つめ直し皆で議論するなかで、埋もれていく声を聴くことの大切さを感じました。そして日頃見慣れているメディア映像からは知りえぬものを改めて見つめ直したいと、春から選考を重ね以下に紹介する3作の映画を選びました。3作いずれも、これ見よがしに声高に騒ぎ立てるのでなく、現場・当事者達に根気よく寄り添い伝えるべきことを静かに語りかけてくる作品ばかりです。
無声映画については、国内外で活躍中のサイレント映画ピアニスト、柳下美恵さんをお招きしての上映です。映画『極北の怪異(ナヌーク)』を柳下さんによるスタインウェイのピアノ生演奏により上映します。聴こえてくる柳下さんのピアノに耳を傾け映像を見つめると、声なき映像に命の音を次々と与えていく無声映画上映独特の魅力が一杯に立ち上がってきます。是非お楽しみ下さい。
ドキュメンタリー映画については、2つの作品、佐藤真監督『阿賀に生きる』と松林要樹監督『花と兵隊』を上映いたします。どちらも私たち日本人の現在の歴史・現実に関わる重要なテーマを深く掘り下げ、当事者の方たちでもそして私たちでも容易に割り切れぬ問いかけを、淡々とでも真摯に映像化した極めて見応えのある映像作品です。私たち皆が真正面から向き合うのを躊躇いがちなテーマとその当事者の人々の声と映像を、この上映会をきっかけに皆さまと一緒に耳を澄ましそして静かに見つめていきたいと思います。
◎無声映画・ドキュメンタリー映画上映会
日時:2013年11月9日(土)
場所:群馬県立女子大学・講堂
入場料:無料
9:30開場 10:00開演
10:00~12:00 『阿賀に生きる』(佐藤真監督、115分、1992年)
−30分休憩−
12:30~14:00 『極北の怪異(極北のナヌーク)』(ロバート・J・フラハティ 、78分、1922年) ピアノ演奏:柳下美恵氏
−10分休憩−
14:10~16:00 『花と兵隊』(松林要樹監督、109分、2009年)
2013年10月28日月曜日
「原発損害とこれからの生活を考える」ブログの紹介
先日、先輩司法書士の島田貞夫さんより、原発事故被害者支援司法書士団としてブログを立ち上げたので紹介して欲しいとの電話があった。
以前より、被災者に向き合う真摯な対応には注目していたが、今後はより広範にそして深く社会を変える姿勢を鮮明にして行くことだろう。
その一部を転載する。
以前より、被災者に向き合う真摯な対応には注目していたが、今後はより広範にそして深く社会を変える姿勢を鮮明にして行くことだろう。
その一部を転載する。
野田正彰氏基調講演(7)震災は国家の危機であり住民の危機ではない
災害の中で常に求められるのは強い国家です。そして強い指導者です。結局、多くの被害を被ったのだから、国家が強くないといけない、経済が強くないといけないといって、引き締めが行われてきたわけです。
常に震災の中で出てくるのは、国家の危機です。住民の危機じゃないですよ。国家の危機であると。だから国家の危機に対抗するために一丸となって頑張らないといけないという主張になって、そしてそれは、治安維持法的な、批判する勢力をつぶして、そしてそれを対外的な緊張をあおりながら国家主義を強化していくという流れは、常に私たちがやってきたことです。だから、この災害の中でも、多かれ少なかれそれが進行していくということについて、非常に敏感でないといけないはずです。
だけど、振り返ってください。わずかまだ2年半しかたってないけれど、何が行われたでしょうか。私は、十分ではなかったと思いますけれども、当時の菅首相は精いっぱいいろいろやっていました。あれを引きずり下ろした勢力というのは、おそらく誰か、あそこまで彼をたたかないといけないというのは、なぜかというのはよくわかりません。多分にアメリカの勢力が関わっているのかもしれませんけれども、落としましたよね。その後ずっと、結局、例えば災害地でも自粛ということが言われたのですけれど、自粛していたら災害地にお金が落ちないから、もっとお金を使いましょうとか、被災地に行きましょうとかいう話ですね。そして、いまだに、がんばろうコールは、あちこちに張ってあります。そういう中で、私たちは結局、経済が強くないと被災者へも援助が行われませんということがささやかれる状況に今、あります。その焦点がオリンピック招致であります。オリンピック招致をして、経済が活性化すればいいということですね。
もう、あのオリンピックなんかで、私たちの社会に、いかに法治意識がないかということを私は思います。皆さん、どうでしょうか。オリンピック招致は国会で決まったのですか。決まってないでしょう。しかし総理大臣から全部が行って、変な口約束をしております。オリンピック委員会なるものは、150人のあの委員は、一体誰が選んだのでしょうか。国家が選んでいませんよ。いい加減な組織です。
今、世界は、地球は国家によって法律が決められて、それで国際組織というのは国連にということで一応法律があります。国連の委員とか何とかがお金を取ったりしたら、法律で裁かれますよ。国家公務員だってそれは裁かれますよ。しかし、無尽蔵に賄賂が行われるのがオリンピックの委員です。現実にお金がどれぐらい使われているかわかりませんけれども、さまざまな、例えば家族をファーストクラスで呼ぶとか、それから、癒着している日本の私立大学はオリンピックの委員を名誉博士だとか名誉教授にするとか、そういうところからも、あらゆることでの賄賂が行われています。
この前、国際放送を見ていますと、マドリッドのほうが招致のための活動に30兆円使った。だけど、もうこれ以上使えないと言っているのが放送されておりました。日本は幾ら使ったのでしょうか。そのお金はどこから出たのでしょうか。こういったことが横行して、そして、これぐらいのお金を使いながらも、社会の矛盾をすり替えて、金もうけに使われていくということ、それが東日本大震災を超える道だという論評が展開されるような社会に私たちは生きているわけです。続く(し)