みんな寿命を全うしようぜ

みんな寿命を全うしようぜ
西表島で会った昼の蝶

2012年12月30日日曜日

瞬悠庵で後援会忘年会

ツッキーと中沢さん
来年も元気に行きましょう
小川さんとご機嫌な西園先輩の高笑い

中沢さんの厳しい総括から忘年会は始まった
岡田さん(右から2人目)のうどん無くして忘年会は盛り上がらない

 とにかく今年も幕を落とそうとしている。
全く展望の見えない国政だが、そんなことにひるんでいられない。
 良き仲間をつくり、年末に集い語り合えば、展望は見えてくる。
 
 安倍政権の2%のインフレ目標など無責任の限りだ。
新政権が何もしないうちから、株価高(期待含み)になること自体異常なこと。庶民生活はまるで変化なし。
 輪転機での札の印刷と国債の際限ない発行という自民党の体質は変わらないらしい。
 所詮、消費増税の要件としての対前年GDP比2%増のための大仕掛けにすぎない。
 その後は日本版「財政の崖」に直面するだけのこと。
「この程度の国民にこの程度の政府」では困るの事よ。
 来年は覚醒と希望の年にしたいものだ。
 
 
今年最後の映画は園子温監督作品「希望の国」。
 ささやかながらも満ち足りた生活を送っていた家族に襲いかかる原発事故を通して、生や生きる尊厳を鮮やかに描き、原発政策を徹底批判する。
「冷たい熱帯魚」「恋の罪」も観たが、この作品もいい。
 シネマテークたかさきで1月11日(金)まで上映。
12日(土)からはいよいよ「死刑弁護人」が始まる。
主演は安田好弘弁護士。
 
 
 

2012年12月27日木曜日

社会が見えていない安倍内閣の危険な船出

 原子力規制委員会専門家チームが東北電力東通原発の敷地内の断層が活断層の可能性が高いと判断した。
 東北電力はか弱く反論するが、否定する明確な証拠がない限り、再稼働の可能性はなくなる。
 他の原発直下の活断層も判明するなど、これまでの原発建設のいい加減さが暴かれつつあるなか安倍内閣が発足した。
 その布陣を見ると「脱原発」の司令塔はいない。経済効率優先の財界1%側の代弁者であることがよくわかる。 
 また極端な極右議員を登用し、閉塞感一杯の現代社会の間違ったはけ口にしようとしていることも重大問題だ。
 安倍首相本人も「ネット右翼に支持」されていることをいいことに何を勘違いしたのか、勇ましい極右路線に突き進もうとしている。
 社会はネット右翼の言論が通用することなどまるでないことがわからない人物が首相になったのだから穏やかではない。
 ネット右翼の人々は、グローバリズムと小泉構造改革路線のなかで不安定状況に追いやられた労働者群であり、元々は99%の側にいる人たちだ。
 彼らがブルジョワの側に立つ安倍と組むこと自体が本来異常なことなのに、熱くなっているので気づこうともしない不幸な現象が起きている。
 彼らがとるべき行動は、人間を人間扱いしない新自由主義とのたたかいのはずだ。
 1%の側の権力者と組み、より弱い者を攻撃することがいかに恥ずべきことか理解できないほどになってしまった。
 「脳内愛国者」は「領土を守るためには武力行使もありえる」などと意気込み、見栄を張るが、それこそ「平和ボケ」ではないか。
 現実の戦争が、どれほどの流血と破壊をもたらし大規模地域を焦土と化してしまうかという感覚がまるでないこの不幸。
 社会が見えていない安倍内閣の危険な船出だ。

 

2012年12月23日日曜日

まつろわぬ人々のクリスマスデモ

ドラム部隊の練習

「南條倖司&まあ」のコンサート
謎の忍者カメラマンの登場
黒田節子さん(右)のコールでデモも締まる
先頭はだるま委員長
まつろわぬ人々とサンタの乱
不揃いの役者たち
李政美さんのミニコンサート

【ふくしまで暮らすということ】
〈ある福島在住の一女性(吉田麻里香さん)によるノート〉
ふくしまで暮らすということ。
わたしがふくしまで暮らすということ。
わたしにとってふくしまで暮らすということ。
 
例えば、朝起きて窓を開けて深呼吸する習慣がなくなったこと。
例えば、洗濯物を外に干せないこと。
例えば、庭の畑で採れた野菜を捨てるということ。
例えば、私が何も言わなくても、線量計とマスクを身につけて外   出する娘の姿に胸がチクッと痛むということ。
例えば、この真っ白な雪に触れられないこと。
例えば、「がんばろう福島」のスローガンに時々わずかな苛立ちを感じること。
例えば、いつのまにか呼吸が浅くなっていること。
例えば、福島に住んでいることを誰かに話すとき、「でもうちは線量が低いから・・・」と聞かれてもいないのに説明してしまうこと。
例えば、ふくしまには福島とフクシマがあると、感じること。
例えば、ふくしまに「とどまれ」と言われると、「人の命をなんだと思っているんだ」と言いたくなり、「避難しろ」と言われると「そう簡単に言うな。こっちにも事情があるんだ」と言いたくなること。
例えば、6歳の娘が将来結婚できるかが今から心配になってしまうこと。
例えば、ふくしまに住んでいるという選択の責任を放棄したくなること。
例えば、わたしたちの日常が誰かの犠牲と努力によって保たれている薄氷のような「安全」の上に成り立っているという当たり前の現実を、毎朝腹の底から理解するということ。
例えば、明日にはこの家を遠く離れるかもしれない、と毎晩考えること。
例えば、それでも明日もこの家で暮らせますように、と毎晩祈ること。とにかく、娘の健康と幸せを祈ること。
あの黒煙が脳裏から離れないこと。
それでも、毎日をそれなりに楽しく暮らしていること、誰かにわかってほしいということ。
毎日、怒ること。
毎日、祈ること。
 
 黒田節子さんに紹介された詩だ。
選挙結果など吹き飛ばしてしまうほど重い現実のなかで生きている福島の人たちを思えば、自公政権の反動政策などに屈するはずがない。
その意気の人たちが勝ち取った尊いクリスマスデモと講演会だった。

2012年12月21日金曜日

映画「漂泊」製作発表記者会見

左から貫井町長、浜口学長


インタビューを受ける藤橋誠監督
ホルモン屋で夜は賑やかに忘年会

 19日玉村町の住民交流センター「パル」で映画「漂泊」の製作発表記者会見を行った。
群馬テレビも含めて7社ほどの記者に来ていただいた。
4時前に町長室で貫井町長、濱口県立女子大学長と簡単に打ち合わせ、記者会見に望んだ。
小林日出幸会長が療養中なので、町田さんに立ち会ってもらい、私が司会で会見を進めた。
 地元女子大がその中心となることもあり、また映像製作を通じての大学教育にも意義をもたせたいという立場からも、濱口学長からは大いに期待し、また協力していただける旨のあいさつを受けた。
 ともすると、女子大ということで住民からは敷居が高く感じられる大学だが、入ってみると、結構、自由な空間が確保されていているように私は感じている。
この感覚を多くの住民が共有できる機会にもなるだろうことを期待している。
 玉村町と女子大は協力連携協定を結んでいるので、そのつながりを一層深めるにもいい機会と考える。
 とにかく、興味ある人がそれぞれの立場から映画製作いうひとつの事業に関与し、つながっていければ、それだけで豊かな人間関係がつくられていくだろう。

 単なる町紹介ではなく内容豊かな全国にも通用する映画に作り上げたい。
 
 夜はホルモン屋で忘年会、前橋から小川晶さんにも来てもらい、現在の政治状況から今後の反転攻勢の展望まで、少しだけ語りあった。
 映画の中で音楽を担当する小林頼司さんも遅れて参加、いろんなことが混ざり合いながら、映画つくりがいよいよ本格的に動き出す。

 今朝、高崎映画祭で井筒和幸監督が「黄金を抱いて翔べ」で最優秀監督に選ばれたとの記事があった。
今夜また会うのだけど土田君、さぞかしご機嫌でしょう。






2012年12月18日火曜日

怒りを込めてクリスマスデモ・エエジャナイカ大行進 in高崎

 あきれた総選挙の結果など吹き飛ばせ。
 大自民党に対する民主党が割れれば勝てるはずがないのが小選挙区制。
そんなことはわかりきっているはずなのに、12政党が乱立した結果、圧倒的な議席数での自公政権復活、横で維新勢力が支える構造だ。
 小選挙区の自民党は4割の得票で8割の議席を獲得した。
これが小選挙区制の怖さ、いい加減に止めなければいけない。
 憲法改正への動きも加速するだろう。原発も止まらなくなるのは目に見えている。
 しかしだ。我々の意思表示は投票行動だけではない。
死票と化した我々の思いは、選挙の結果に「ハイ、さようですか」と従順に付き従うほど軽くはない。
 国会外で政治的意思表示をして、反動国会に立ち向かうことができる。
 それにより、原発からの脱却を実現し、改憲も阻止する。
 その1弾として【クリスマスデモ・原発なくてもエエジャナイカ大行進】を高崎で敢行する。
 
 会場は高崎城址公園
 正午から「南條倖司&まあ」他によるライブコンサート
 13時からデモ出発(高崎労使会館まで)
 15時から黒田節子さんの講演会 会場費500円
(黒田さんは「原発いらない福島の女たち」の中心を担っている人で、福島の今、と題して、19ケ月のたたかいを報告する)
 
 今、山本太郎の選挙期間中の演説を聴いている。
すごい内容だ。原発だけでなく、TPP、消費税を語り、世界を語り憲法を語る。
こういう若者が出てきた事、彼を包み込む大きな渦ができてきたことは、未来に希望が持てる
 
 
 
 
 

2012年12月16日日曜日

山本太郎で突き抜けよう

15日夜の高円寺駅北口
14日荻窪駅北口での太郎と沢田研二
 今回の総選挙は右翼的潮流が一気に跋扈する非常に危険な状況になっている。
小選挙区制がその原因であることは間違いない。
 小泉の「郵政改革」で大きく自民党に振れ、新自由主義政策による極端な格差社会の到来に危機感を持った有権者が民主党に投票し、新自由主義からの脱却を求めた。しかし、その民主党がまともに機能せず小沢一郎との内部対立に終始したような状況になってしまった。
 代表になった野田は自民党と見まがうばかりの政策(消費増税、TPP推進、原発再稼働等)を打ち出し、多くの民意を裏切ってきた。
 自民党にすれば自民党みたいな野田民主党と違うと言わんばかりに持ち出してきたのが、国家主義丸出しの安倍カラー。
 
 今や憲法が危ない。憲法は権力者をしばるもの、権力の暴走に歯止めをかけるものとして存在する意味がある。それが憲法だ。
「国権の発動たる戦争と武力による威嚇又は武力の行使は,国際紛争を解決する手段としては永久に放棄する」「国民の思想、良心、表現の自由は保障する」等々として、戦争行為を手段としない国際紛争の解決を権力者に命令しているのだ。基本的人権を踏みつぶすな、と権力者に命令しているのだ。
 壊憲論者たちは憲法立憲主義の意味を意図的に無視し、憲法を権力者の民衆支配の道具に変えてしまおうとしている。
 
 今回の選挙の本質はここにある。改憲などしていいことなど何もない。思想、表現行為、信仰の自由すら制約され、国家主義が全面に踊り出す全体主義の戦前社会がもう一度再現されてしまう。
 マスコミ報道や社会の一面的な気分に騙されてはいけない。自民や維新を蹴散らす勢いを持とう。
 
 東京8区で孤軍奮闘している山本太郎に注目したい。
社会のあらゆる理不尽さに絶えかねた38才の山本太郎の決起に多くの民衆の支持が広がっている。このうねりの中に新しい潮流があるだろう。
 ヒトラー・ナチスが選挙で権力を握ったことも忘れてはならない。民衆が手を貸してしまったのだ。
しかし、社会は選挙だけで動くものでもない。それに抗う民衆運動が権力の暴走の歯止めとしてキチンと機能することを銘記したい。
 戦前の歴史に学ぶ必要性が今こそありそうだ。


以下、山本太郎の演説を紹介する。
 
 
  こんばんわ、山本太郎です。今回、衆院選に杉並から立つことになりました。石原軍団と激突です。僕は兵庫県の出身なんですが、ここ杉並から立つ意味はすごく大きいんですよね。ここ杉並は反核運動が生まれた街なんです。1954年、一人の主婦から始まりました。お子さんを持った一人のお母さんが、署名を集め始めたんですね。ここから5分ぐらいの所にある中央図書館、公民館で原水爆の実験をやめてくれと言う内容でした。それが何千万人規模の運動になっていったんです。日本を変えた、世界を変えた。それが、なんと部分的核実験の禁止条約につながっていくんですね。すごいじゃないですか。それが杉並なんですよ。それぐらいのエネルギーを持った街なんです。杉並から山本太郎が立つ理由、その一つはそこです。
 もう一つ、3・11以降、原発事故がありました。その後、原発と放射能に対する不安を大きな声でいろんな人と話す空気じゃなかった。でも杉並、高円寺で行われた1万人以上のデモの中で、自分が思うことを素直に吐き出していいんだと。自分の思っていることも言えないような世の中なんて最悪ですよね。たとえ意見が違ったとしても、いろんな人の意見を混ぜ合わせて妥協点だったり、いろんな方向性が見い出せると思うんです。山本太郎が杉並から立つ理由、二つ目はそこです。
 そして最後に、山本太郎がどうして杉並から立ったのか、それは自民党です。原発の歴史をつくったのは自民党。もちろん3・11以降の原発事故による被害、放射能の拡散、それを隠し続けて事故を矮小化し、マスコミもぐるになって僕たち国民をだまし続けた民主党。3・11以降の地獄は民主党がつくりだしたものです。でも前の土台となる部分、それは自民党がつくり上げたものなんですよね。今の自民党の中枢にいる象徴的な人物といえば石原さん、石原ファミリーなんですよ。いま危機的なこの日本の状況を、大きな資金力や組織力はないけれども市民のみなさんとつながって、この大きな敵、日本を売り飛ばそうとする者たちと対決して突破すること、それは大きなエネルギーを日本中に送ることになると思うんです。日本が変わるきっかけは、ここ杉並からつくろう、杉並から変えられるんじゃないかと思ったんです。山本太郎が杉並から立候補しようとした理由はそれです。
 とにかく今、ひどすぎるんですよ、世の中があまりにも。いきなり衆議院解散してね。テレビの報道を見ても偏向報道だらけ。この国に存在する政党は自民、公明、民主、維新。ちょっとだけ、みんなの党。それぐらいしか報道されていない。いろんな党が乱立してとか。そうじゃないんですよ。今回の選挙の一番のテーマは、命を守れるかどうかなんです。命を守ろうとする者と、命を売り飛ばそうとする者、その2極の闘いなんですよね。その中で自分に何ができるのか。議席を取って、しがらみだらけの政治家たちがなかなか口にできないことをストレートのものを言う、自分にはその役目ができる。それだけじゃなくて、政党が乱立して、ものごとのフォーカスがずらされている事実をみなさんに伝えなきゃと思ったんです。命を守ろうとする者と、命を売り飛ばそうとする者、その2極の闘いなんだということを、日本全国のみなさんにお伝えしたかったんです。
 地震大国の日本は今、地震の活動期ですよね。先日マグニチュード7・3の地震があった。翌日はマグニチュード7・4と訂正された。専門家によると、この先マグニチュード8クラスのものがやってくる警告と受け取っていいと。そのような状況の中で原発が動き続けている。原発は止まっているだけじゃ安全じゃない。一刻も早く廃炉作業に入る手続きを踏まなければならない。
 そのような状況の中で、原発推進と言っている勢力もある。その一方で「脱原発」の皮をかぶりながら、段階的停止みたいな、2030年代までにみたいな、1日も長く原発を続けてお金を手にしようとする人たち。そういう大きな勢力がマスコミと一体となってわれわれに本当の情報を渡さないんですよね。
 本当に危険なんです。今は地震の活動期。福島の東電原発、本当に収束していますか。関西電力大飯原発3号機、4号機、その下には活断層が通っている。なのにまだまだ動かすか。増設までするか。どんどん再稼働して一体何がやりたいんだ。
 福島の事故、これは同心円の中に閉じ込められているんですよね。汚染は広がっていませんよというアピールだらけなんです。しかも同心円上、30キロ圏内だけじゃないですよね。でも福島のキーワードの中にしか汚染はないような工作がずっと続けられていますよね。福島差別をつくり出しているのは、政府であり、政治家であり、メディアなんです。
 今回の福島東電事故、それによって広がった放射能汚染、それは東日本一帯なんですよ。もちろんすべて均一ではない。ホットスポットとして点在しているんですよ。みなさん、放射能汚染は東京には汚染はないとお考えですか? とんでもない。福島東電原発が爆発して、その後、放射能雲になりました。放射能プルムは東京方面に進んできた、途中さえぎるものはなかった。新宿の高層ビル群にぶつかって、降り注いでいるんですよ。その放射線量、岩手県盛岡市に投下したものの100倍だと言われています。ここ杉並は大丈夫ですか? わからないですよね。東京もわからない、東日本もわからない。調べないからわからないんです。
 どうして調べようとしないんでしょうか。簡単なんです。原発からのうまみをあきらめられない企業、その利潤にしがみつく人々、1%の人々がコントロールしようとしているんです。放射能の拡散がばれてしまうと、原発によるリスクがみなさんに知れ渡ってしまう。だとしたら、原発がなくてもエネルギーが足りている状況の中で原発をやめろと言う声が大きくなってしまうんですね。
 そんな、テレビや新聞が本当のことを流さないないなんてとんでもないだろう。でも違うんですよ。テレビ、新聞はお金がもらえれば僕たちの命にかかわることでも売り飛ばすんです。情報を制限するんです。東京電力、1年間に260億円ものお金を使って、メディアに対して広告宣伝費を払っています。もちろんみなさんの電気料なんですね。260億円くれる人に文句が言えるか、260億円の口止め料をもらえれば、みなさんの命のかかわることでも本当の情報を流さないんです。
 事故はまだ終わっていない。収束の仕方さえもわからない。溶け落ちた燃料がどこにいっているのか確認することさえできない。近くに寄れば即死です。この燃料の在処が分かるまでに何十年かかるかわからない。収束ということで考えれば何百年単位かもしれない。
 チェルノブイリの事故、26年前にありました。僕、去年行って来ましたが、まだ収束作業が続いていますよ。野田総理は福島の事故を小さく見せるために、収束宣言なるものをしましたが、それによって危険な作業を安い労働で自分の命を削りながら、僕たちにチャンスを与えてくれている収束作業員のみなさんがいらっしゃるんですよね。1万円そこそこのお金で、自分で宿代も、ご飯代も払って、僕たちにチャンスを与えてくれているんですよ。その人たちがいなくなったら、僕たちもう命をつなげない。
 今僕たちがやることがあるんじゃないですか。メディアが垂れ流すうそを見極めて、これから先どういう世の中にしていくのか、一刻も早く方向転換していかないともたない。今、地震の活動期です。エネルギーは足りている。今年の3月26日から東京電力管内にお住まいのみなさんは、最後に止まった柏崎原発が止まってから、1ワットも原発電力に頼っていない。もちろん主力は火力発電ですが、天然ガスを使えば一度で2回発電できる。CO2の排出も抑えられ、環境への負荷も少ない。調達ももっと近場から入れられるんですよ。なのにどうしてテレビでもっと大きく宣伝されないのか。簡単なんです。原発にかかわるスポンサーからのお金に目をくらまされているんです。お金と僕たちの命がバーターにされている。こんなこと許せますか? 僕は許せないんです。
 3・11があるまでこんな世の中のことなんて何も知らなかったんです。情けない大人です。30代の後半に突入して、この大きな事故に目が覚めたんです。原発というものから少しづつ自分自身の目が開いてきて、社会にはいろんな問題があることに気づかされたんです。この原発も社会の弱い立場にある人たちにしわ寄せがどんどんいっている。事故がなくても日常的に被曝する仕事なんです。僕たちが使っていた電力は人の犠牲の上に成り立っている電力であったんです。今それを知ってしまった以上、そして別の方法があると知った以上、これを認めることはできない。今やめなければいつやめるんだ。
 自民、公明、維新、彼らが連立政権を組むような勢力になってしまったら、この国は恐ろしいことになってしまいます。原発は推進され、憲法9条は変えられ、国防軍と名乗り、そして軍備は増強され、核兵器は保持、その先に何があるでしょう。想像力を働かせればわかりますよね。徴兵制も可能性としてあると思います。すでに維新の石原さん、橋下さんはそれについてコメントしていますよね。
 あなたの一番大切な人を、あなたの子どもを、あなたの恋人を、あなたの兄弟を最前線に送り込めますか? 経済的に苦しくなれば何年間かに1回、戦争を繰り返すアメリカ。アメリカのために戦争に駆り出される、そのような現実が今迫ってきているんです。原発をあきらめきれないのもここなんですよね。アメリカ国内ではもうできない、だけど中国、ロシアと原発・核開発で負けたくない。だから変わりに日本が代理でやることになっているんです。そんなことありえますか! 僕たち一体どこの国に住んでいるんですか? どうして自国民に対してこんなに愛情がないんでしょうか。
 僕たちに与えられた食品の安全基準ご存じですか? みなさん、今日食べた朝ご飯、安全ですか? これから食べる晩ご飯、安全な食材ですか? この事故を矮小化するために、汚染された地域もごまかされている。そして本来ならば事業者である東電、それを後押しした国が補償・賠償すべきなのに、それをしたくないばっかりに、今回の事故における汚染は隠されています。それによって僕たちが食べているもの、全国に流通しているものに、汚染食品が混ざっています。国が認めた安全基準、1キロあたり100ベクレル。100ベクレルって何だ? よくわからないですよね。1キロあたり100ベクレルは、この事故が起こる前は、放射性廃棄物として黄色いドラム缶の中に入れて厳重に管理しなければならないものでした。そのことがまったく報道されていない。
 テレビ局のみなさん、新聞社のみなさん、お金のために僕たちを売り飛ばすんですか? 力貸してくださいよ。自分たちが書く記事、1行に僕たちに気づきを与えるような記事をくださいよ。僕たちがテレビで見る5秒間のコメントの間にだけでも、僕たちがみんな気づけるようにそんなコメントを差し込んでください。闘ってくださいよ。命を守ろうとする僕たちは、あなたたちの命も守りたいんですよ。全員でこのまま、日本全国中が内部被曝し続けて、この先に未来なんかありますか?
 放射性廃棄物と同等のものを食べて安全と言われる僕たちの国、一番最初に影響を受けるのは誰でしょう? 子どもです。若い人たちです。細胞分裂活発ですから。彼らが原子力に対して何か意見が言える立場だったでしょうか? 違いますよね。その子どもたちにしわよせを、僕たちが生み出したものをかぶせるのか。今変えなければ、いつ変えるんだって話なんです。事故前、僕たちはどのくらいの数値の食べ物を食べていたか、ご存知ですか? キログラム当たり0・1ベクレムから0・2ベクレムだったそうです。だとするなら、今この国が僕たちに与えた安全基準、僕たちが以前食べていたものの1000倍ですよ。安全基準を1000倍に引き上げられたとしても僕たちの体いきなり1000倍強くなりますか?
 どうしてこんなことを、本当のことをたくさんの人が知らないんですか? 原子力という名の既得権益のもとにコントロールされているからです。情報操作は当たり前。電力会社、電気メーカー、三菱、日立、東芝、その下に建設業界、そして銀行、保険。間に大手広告代理店をはさんで、同じ利権を守りたい、お金がほしいだけのメディアに僕たちはだまされつづけるんです。こんなことがあっていいですか? 今変えましょうよ。力貸してもらえないですか!
 山本太郎、お前目立ちたいだけだろうと。芸能界でこういうの悪目立ちっていうんです。こんなの何の得にもならない、自分の職業のこと考えたら。でもね、職業なんてどうでもいいんです。その前に自分自身が生きていたい。でも、世界中にひとりぼっちでは意味がない。みなさんが生きていてくれないと困るんですよ。他者が存在して始めてこの世界って成り立つじゃないですか。僕も生きてたい、みなさんにも生きていてもらいたい。
 そのために12月16日の衆議院選挙、変えたいんですよ。みなさん、力を貸してもらえませんか。このままじゃ終われない、悔しい、あまりにも。ここまでなめられて黙っていられるかって話なんです。これ以上なめられるってことは、自分たちの命、子どもたちの命、大切な人の命を奪われるってことなんです。そんなこと絶対に許さない、最後まで抗います。みなさん、力を貸してください。僕を国会に連れて行ってください。お願いします。杉並の汚染、東京の汚染、東日本の汚染、僕に調べさせてください。そして汚染食品を止めさせてください。
 みなさんの力が必要です。よろしくお願いします。ありがとうございました。

2012年12月13日木曜日

談志のおもちゃ箱 シネマテークたかさき

 選挙戦も佳境の昨晩「談志のおもちゃ箱」を観る。
立川談志の弟子立川志らくが脚本、演出をしたものだが、時空を越えた見応えある内容だった。ただ複雑なので数回観ないとなかなか理解できないようだ。
談志もいいが、志らくも相当達者な芸人のようだ。

 家に帰れば、解体されつつあると報道されていた日本政府が「ミサイル」と称する人工衛星が朝鮮民主主義人民共和国により打ち上げられ衛星軌道に乗ったらしいというニュース、また尼崎事件の首謀者としての角田美代子が房内で自殺したというニュースが報道されていた。
そして自民党圧勝の情勢などと報道されると、世界が広いのだか狭いのだかわからなくなる。
それでもみんな生きていくのだから、誰もみな大したもんだ。

2012年12月11日火曜日

くわばら・伊勢崎集会が盛り上がる

意気軒昂な先輩方(中央が中沢さん)

角田節炸裂
 寒い中での伊勢崎集会だったが伊勢崎会場は立ち見もでる満席、くわばら勝利に向け大いに賑わった。
田辺誠さんは90才、角田義一さんも75才になったとか、玉村からは中沢さんも参加し、久しぶりの3人顔合わせ。
他にも、若い頃、労働運動で活動した人たちが多く参加し、この選挙に対する危機感を共有した。
「平和憲法が危ない」との共通認識で集会は終始した。
戦争体験者の危機感だけに会場にいた若い人たちも真剣に耳を傾けていた。
 1%の側の代弁者に成り下がった自民党や維新の会に対して99%の側の代表として桑原さんを押し出している意味を多くの人に考えて欲しい。

2012年12月10日月曜日

それぞれの選挙戦

 昨日、鬼石町での忘年会のため車を事務所に置いて帰ったので、散歩かたがた歩いて行くと、役場近くで共産党の関口さんの演説が聞こえてきた。通りがかりなので寄ってみると町議の宇津木さんが手を振っているではないか。
自民党を極端に勝たしてしまっていいのかという声が自民党を支持している人たちからも聞こえてるそうだ。
立ち止まって聴く人はいなかったが、宇津木さん、それでもめげないのが共産党。
 一方、井田酒店の庭で忙しそうに携帯電話をしていたのが浅見議長、「これから井田君が来るので、仲間を誘っているんです」
賑やかなこと大好き人間らしい選挙運動だ。保守系議員を束ねて、これだけ揃えました、と見せつけたいのだろう。
かく言う私、今日10時からヨークマート前で桑原さんの街宣応援、何人かの仲間にも参加願った。
民主党をリベラルに変える。原発推進、集団的自衛権容認でアメリカとの戦争行脚に道を開き、学校を教育から調教化の場へと変え、国防軍への若者の志願、挙げ句の果ての戦死で英霊となって靖国神社に合祀される、そんな時代錯誤の国の形を目指す自民、維新に議席を与えるな、と言っちゃいましたよ。
 それぞれの選挙戦だが議員同士、その違いを認め合っているから結構うまくやっていける。

2012年12月4日火曜日

選挙戦始まる。ポスターも午前中に貼りきる。

 桑原功さんのポスター約80枚を4人で貼り出し、午前中に何とか貼り終えた。なにせ町内のことは多少というか、かなり知っているので順調だった。
芝根地区では貼り出しが最初のところも3ヶ所ほどあったが、町中に入ると最後になった。
貼るのが最後になっても掲示板の順位は1位だからもう勝ったも同じ。
 午後、仕事の事務所でくつろいでいると浅見議長から「張り終えたようですね。心配していました」との電話。大きなお世話だ。
こういうところをよく見ているから油断も油断もすきもない。
「石関が比例単独2位なのでこれじゃ当選しちゃいますよ。」
今度は泣きが入る。カワイイ単純な奴よ。
 こちらのペースで石関は倒す・・・いつの日か、いやいや弱気は禁物、この選挙で打ち倒す。見てなさい。

 夕方、伊勢崎の選挙事務所で桑原候補に会った。
元気で初日をたたかっているという。

 明日から14日まで玉村町議会が開催される。
複雑な心模様の今年の師走だ。
 

2012年12月3日月曜日

明日から衆院選挙。桑原功さん当選に向けたたかいますよ。

 いよいよ明日から衆院選挙が始まる。
群馬2区も桑原功さんという候補者が見つかり、事務所態勢も整いつつある。前回選挙といい、泥縄の感は否めないが、当選目指してたたかいますよ。
「民主が桑原さんを立ててくれたので井野君は大助かりですよ」と正直に言う浅見議長はくわえたばこでいい気なもの。悪気はないのだがねえ。
 こちらはポスター貼りだって、一日がかりになりそうだ。人手が欲しい。

 
 石原・橋下の維新は原発推進、道州制推進、集団的自衛権を容認し防衛費の1%枠突破、憲法改悪、挙げ句の果てには、最低賃金制度の廃止まで言う。
 弱肉強食の極地を満展開させる1%のブルジョアジーの代弁者と成り下がった。
 非正規職という望みもしない労働環境に置かれて、年収200万円以下の労働者が1000万人を優に越えている中、最低賃金制度を撤廃したらどういうことになるか想像できないほどの頭の悪さだ。
 人間を虫けらほどにしか見ない日本維新の会に議席を与えてはならない。
 2区の石関たかしを落選させよう。
民主党からの惨めな逃亡過程で、銀行通帳を含む会計帳簿を持ち逃げし、居直るなどその性根から腐敗したファシストだ。
 維新人気にすがれば何とか国会議員でいられるなどという根性が許せない。
 安倍自民党もこれまたひどい。国防軍創設と憲法改悪。
教育改革で学校を「調教の場」と変え、ゆがんだ愛国心を植え付け、お国のために命を差し出す若者をつくりだし、国防軍に志願させ、果てはお決まりの靖国神社の英霊となるコースだ。
 明らかに歴史に逆行している倒錯の自民と維新に、群馬2区から比例も含め2議席を渡してはならない。
 リベラルな桑原さんをなんとしても押し込む。
この選挙の争点は新自由主義の是非だ。
 原発、消費税、TPP、非正規職の増加と格差社会、どれも新自由主義政策、1%の側の利益追求の政策だ。
 圧倒的多数の99%側の我々が自信と確信を持ち、維新や自民の危険性に気づき、新自由主義に反対する政党に投票することだ。
 明日は変えられる。
 
 
 
 
 

2012年12月1日土曜日

鬼石町でミカン狩り//群馬朝鮮学校

隠れんぼできそうな広いミカン畑
ミカンを選びながら自分の手で取るのはやはり楽しい

終わり頃、雨が降ってきたがな何とかセーフ


これから安全運転で帰ります
 久しぶりの鬼石町でのミカン狩りは、先生方含めて50人ほどの大人数でバス2台で現地に乗り込んだ。
 そんな大人数でも広いミカン畑に入ってしまうと、声は聞こえど姿は見えず、という感じ。やたらと子供たちのはしゃぎ声が聞こえるだけだが、それも楽しい。
 今年のミカンの出来はそれほどよくないのは見ただけでわかった。
 そんな中、毎回会っている踊りのうまい女の子に聞くと、中学3年生で、来年は高校に行くと言う。話しぶりも大人で、いつの間にこんなに成長したのかとの感慨もわく。
 高校に行った時、彼女は高校授業料無償化の適用除外が朝鮮高校だけという現実を知るのだろうか。
 この子供たちは大人になっても日本で暮らし続けるだろう。
本国・朝鮮との国交がないばかりに、不利な環境に置かれている在日朝鮮人の子供たち。
 もう少し日本人も関心を持たないとまずい。勿論、良識ある日本人もたくさんいるが、心ない人たちの存在が目につく。
 何も難しく考えることはない。同じ日本社会で生きる人間同士という感覚があればそれでいい。
小さな違いをことさら見つけ出し、あげつらっていても何も生まれはしない。日本人の狭量さが嘲笑を買うだけだ。
 世界の未来は今を生きる子供たちのものだ。子供たちはキチンと見ている。未来の担い手にふさわしい対応をしなければいけない。
 
 
 

 
 

2012年11月28日水曜日

玉村町への「政策・制度要求と提言」連合伊勢崎地協

貫井町長に提言書を渡す渡辺議長
 恒例の連合群馬伊勢崎地域協議会による玉村町への「政策・制度要求と提言」の提出に同行した。
渡辺議長になって早4年目の提言の提出になる。
今年はとくに、雇用と防災に力点が置かれていた。
 若年者、高齢者そして障がい者法定雇用率の向上を目指すことにより、住民生活の安定と地域企業の発展を目指せ、という論点だ。
 私も12月議会の一般質問に、雇用問題に自治体行政も取り組め、という項目を入れた。
 
 議員数16名の玉村町議会、一般質問者の数の多さは県内でも指折りだが、今回は14人が演壇に立つ。
「みなさん、頑張ってくれますよ~」とは浅見議長の弁。
 
 午後は高崎ビューホテルで「IT経営フォーラム2012in群馬」に行く。
ここでも貫井玉村町長に会い、一緒に聴いた。
「グーグルAPPSで実現する『これから』の働き方」の講演を受けたが、確かにすごいことが現実化していることがわかる。
15人まで同時にできるテレビ会議などの話をきいていると、最先端はすごいことになっていることに気づく。
エクセルすらまともに使えない我が身の悲しいことよ。
 
 グローバル社会とやらで世界は平準化されつつあるというのに、領土問題にみられるように意識は逆に「国内回帰、保守化」している。
 経済活動は国家を越えて行くのに、愛国心とやらに縛られて、意識がついて行けない現状に気づかなければいけない。
この矛盾は誰かさんの思うつぼだ。
 
 そして「セブン・デイズ・イン・ハバナ」
「貧しくて、問題も多いの国なのに、どうしてみんなキューバが好きになるのか。この映画に、その秘密が詰まっています。」とは村上龍の弁。
キューバにも行きたいねえ。フィデル・カストロがいい。

 群馬2区、遂に候補者が決まった。
民主党群馬県連の前会長だった桑原功さんだ。
これで石関落選運動に拍車がかかる。
石関は民主党県連の通帳等会計帳簿を持ち出したまま、返却していない。刑事告発しろ。

 「石川さん、12月3日に辞表を持って来てよ。議長室で待ってますよ。このままじゃ井野君があぶないから、何とか立って石関の足を引っぱてよ。来年10月、また町議会に戻ればいいじゃん」
これは浅見議長の弁、この間、顔を見ればそんな話ばかりだった。
「他の議員も、『立候補するまでは応援するからさあ。』その後はしらないけど」
 悪魔のささやきから解放された。
 
 
 
 

2012年11月26日月曜日

朝鮮統一支持運動第30回全国集会・前橋

講演する浅井基文さん(中央)と金志永さん(右)
鎌倉孝夫先生(右)と水谷研次事務局長

満員の会場であいさつする日森文尋日本委員会議長

 朝鮮統一支持運動第30回全国総会が前橋市で開かれ初参加した。
 24日の懇親交流会から参加、25日は朝から最後まで討論や講演に聞き入った。
 これまでこのような運動があることを、しかも30回も続いていることを不覚にも知らなかった。
 朝鮮敵視政策が続くなか、営々と運動を進めてきたことに敬意を表したい。
 基調報告にもあるように、「統一支持運動」は補助的な単なるサポートではない。
 朝鮮半島が南北分断されたのは、日本による長い間の過酷な植民地支配がその要因としてある。
 朝鮮半島に軍事的緊張をもたらしている元凶、米軍の存在を問う運動だ。
 来年は休戦協定締結60周年、朝鮮はその日までに米朝平和協定を結ぶべく、活発に活動しているという。
 
「東北アジアの平和確立を」と題したシンポジウムはわかりやすかった。
 朝鮮新報社の金志永さんが朝鮮からみた対外認識を具体的に話し、前広島平和研究所所長の浅井基文さんが日本の歴史認識の余りのお粗末さを論じながら、それでも時代は動いてゆく、
分断の歴史を終わらせることに日本人は取り組む責任があると述べた。
 
 ここに4月10日から17日まで訪朝した清水澄子さんを団長とする訪朝団の「共和国滞在記」がある。
興味ありそうな部分を転記する。
 4月16日、宋日昊朝日国交正常化担当大使の発言要旨。
〈現在の日朝関係をどう捉えているか〉
 日本との関係では、忌まわしい歴史的関係が残っている。これを一掃することが新しい関係づくりに不可欠である。
今、朝日関係が好ましくないのは、この歴史的関係が精算されていないからである。
 昨年、金総書記はイタルタス通信の質問に答えて、日本は本気で関係改善をする気を見せるべきである。拉致問題は確かに好ましくない問題であるが、これも日本が過去の歴史を清算していれば起きなかった問題である、と述べている。
 拉致問題について、総書記ははっきりと謝罪し再発防止を約束し、調査も行い、できる限りのことはした。送り返せる人はすべて帰した。
 にもかかわらず,引き続き拉致問題を追及している。拉致と過去精算を同列に置くことはできない。
 根本的な問題の解決が重要である。民衆の声を盛り上げて行く必要がある。
 
〈中井洽と会ったか〉
4度渡り合っている。話し合っているのは、日本人遺族・遺骨問題であり、よど号事件であり、日本人妻の問題だ。
 遺骨問題は日本の人道問題として取り組んでいる。
よど号問題については、日本には難民法はあっても亡命法がない。朝鮮には亡命法がある。亡命法に基づいて彼らを保護している。日本に強制的に返せば亡命法違反となる。日本人同士の問題なので、日本政府と彼らで直接話し合って欲しい。よど号の彼らは日本政府の村山事務官が連れてきたもので、日本に帰せというときに、政府は関係ないので来ないのと言うのは矛盾している。
 日本人妻問題では、日本政府がとった制裁措置のなかで、朝鮮国籍者の日本訪問禁止を打ち出した。そのためすでに朝鮮国籍になっている日本人妻は帰れなくなっている。
 中井のような人物と会うなと言う人も朝鮮政府内部にいて、私は苦しい立場にいる。私は人道問題解決のため政治生命をかけて中井と会ってきた。
 
〈被爆者・従軍慰安婦への補償は〉
 日朝平壌宣言にはたしかに「放棄する」と書いてある。しかし、それは財産請求権である。人間は財産ではない。肉体的被害については補償すべきであり、それに被爆者や慰安婦も含まれるとみることができる。
 日本のみなさんが力を合わせて朝鮮との友好・親善活動を強めて欲しい。朝日国交正常化交渉の再開に向けた環境を整えて欲しい。
          以上
 
 とにかく朝鮮に行ってみることだ。会って話を聞いて、それから各人で判断すればいい。観念の世界だけで生きていると本当の世界が見えなくなる。行動対行動だ。
 
 
 
 

2012年11月24日土曜日

23日の高崎駅西口金曜日集会/文化放送に注目


ツッキー一家も参加
脱原発コールにも力がはいる
 金曜日集会までに時間があるのでちょいと寄ったのがシネマテーク高崎近くの焼鳥屋・鳥久。
どうしたことか、そこに角倉県議、山田高崎市議からあいつでの電話。
「4区の候補はメドがついたので、次は2区、石川さん、頼むよう~」「あい~」と答えておいた。
4区候補者は青木君、25歳と被選挙権ギリギリの若さ。
「この何日か、本当に飛び回り疲れたよ」とは山田先生。
 山田、角倉ご両人の〈迫力ある寝技、裏技、囲い込んでの甘~いささやき〉に遂に若き青木君、一丁上がり、落城したことは想像できる。
 しかし、還暦前の私にゃそんな技は通用しない。
まあ、妖艶な天使のささやきでもあれば別の話だが。
 とにかく、高崎には、角倉、山田というお節介な盛り上げ役者が存在し、後藤幹事長が仕上げをやるという仕掛けが出来ているようだ。
 
 「今ピンク映画を上映しているようだけど、これから映画かい。」との鳥久のマスターのかけ声に毅然と答えた。
「今夜は駅の西口広場で毎週金曜日に行われる脱原発集会へ行きます。」と。
 勿論、都合5本のロマンポルノ映画を観たことも正直に告白、それらの大雑把な評論も加えておいた。
【参考までに、観た映画。どれもぐっとくる作品だ。
①神代辰巳監督作品〈一条さゆり・濡れた欲情〉出演、一条さゆり、伊佐山ひろ子他
 
 
②神代辰巳監督作品〈赤い髪の女〉出演、宮下順子、石橋蓮司、阿藤海他
 
③武田一成監督作品〈おんなの細道・濡れた海峡〉出演、桐谷夏子、小川恵、三上寛他
 
④相米慎二監督作品〈ラブホテル〉出演、速水典子、寺田農他
 
⑤小沼勝監督作品〈花芯の刺青・濡れた壺〉出演、谷ナオミ、北川たか子他】
 
 昨日の金曜日集会は、休日でもあり参加者は少なく30人程度だったろうか。
 それでも脱原発に寄せる思いは強く、衆院選も間近と迫り、脱原発の本物の政党はどこだ、ということを見抜く目を培う重要性を訴えた人が多かった。
 継続は力、あきらめないこと、勝ち取った自由の陣地をより拡大しよう。
 
追伸
このブログを書きながら、文化放送を流している。今の政治状況にかなり踏み込んだ発言を多くの人がしている。
他局とは違う放送になっていることに気づく。
とにかく聴いてみて。
 
 
 
 
 

2012年11月21日水曜日

フタバから遠く離れて・・・県立女子大

対談する舩橋監督(右)と三浦哲哉さん
「芸術の現場へ1(上映の現場コース)」の11月企画として県立女子大で「フタバから遠く離れて」の上映、舩橋淳監督と映画批評家の三浦哲哉さんの対談があった。
 映画は、福島第一原発の5号機、6号機が立地していた福島県双葉町。
 事故後、町全体が警戒区域となり、急遽1423人が250キロ離れた埼玉県の旧騎西高校へ避難、地域社会丸ごとの移転という前代未聞の事態となった。
 その避難生活の日常を9ケ月にわたり描いたドキュメンタリー映画。
 二人の対談は、原発事故とその危険性を強く指摘し、経済より命が大事、お任せ民主主義でなく、もっと怒っていいし、行動を起こしてもいい、原発事故の刑事責任を問う告訴に参加することもできると激励したが、学生にどう響いたろうか。
 学生以外の参加者も何人かいて、真剣に討論を聞いていた。
大学にとりこういう企画は大切だ。

小林ひとしさん、衆院群馬5区でたたかいます

松浦前高崎市長と小林ひとしさん(左)
 高崎映画祭を茂木正夫さんとの2本柱で立ち上げ、今日まで大きな映画祭に鍛え上げてきた人、常見次郎さん(9月死亡)を偲ぶ会が高崎崎市内のホテルで開かれた。
 松浦前高崎市長をはじめ高崎映画祭関係者、社民党関係者らが多数参加し、常見さんの人柄やその足跡を偲んだ。
 常見さんは社民党高崎支部の幹事長だったこともあり、群馬県連代表の小林人志さんもあいさつをした。
 その小林ひとしさんが衆院群馬5区から立候補する。
5区といえば、八つ場ダムを抱える選挙区で自民党からは小渕元首相の娘の選挙区でもある。もちろん世襲候補だ。
東京育ちの世襲の娘さんに群馬のそれも山間地の思いがわかるだろうか。
 群馬での《3.11さよなら原発アクション》の中心のひとりでもある小林ひとしさんの決断を支持し応援したいと思う。
 この衆院選の争点は、脱原発、反消費増税、反TPP総じて新自由主義政策の転換である。
 この点を意識した政党がどれほどあるだろうか。
自民党は原発推進、改憲、戦争への道へと突き進む時代錯誤の政党であり、それに輪をかけたのが日本維新だ。
 社会民主主義の本来の理念の推進力として、社民党にはもっと力を与えるべきと考える。

2012年11月20日火曜日

玉村町産業祭・「温故知新」を楽しむ/赤煉瓦倉庫

賑わいの産業祭

小慧さんに名前を書いていただく。赤煉瓦倉庫


すごいですよ

 大賑わいの産業祭だったが、役場から少し離れた赤煉瓦倉庫での「温故知新を楽しむ書展」に顔を出した。
書道とはまったく無縁なのだが、それ故、字のうまい人、筆の達つ人にはどうしても惹かれてしまう。
 会場には漢詩、楷書で小さな字を並べる「小楷作品」などがたくさん展示されている。違う字体の書もある。
 教え子のみなさんがその展示を手伝う姿はなんともほほえましい。
 気さくに何かの縁だからと名前を書いていただいた。
小慧こと羽鳥美晴さん、大変興味深い人だ。

2012年11月18日日曜日

女子大「芸術の現場へ」・・『フタバから遠く離れて』の上映

 県立女子大学の馬場教授から連絡が入った。

 これまでの授業「上映の現場で」で学生が主体となって6回の自主セミナーと3本の震災映画上映会を開催してきたが、いよいよ最後の企画が決定した。

上映日時
11月21日(水)午後4時30分群馬県立女子大学文学部棟第一教室

上映作品『フタバから遠く離れて』・・(原発を持つ国の話)公開後静かな反響を呼んでいる舩橋淳監督作品
上映後、舩橋監督と三浦哲哉氏の対談有り。
福島の現実を知り、今、何が必要か考えて欲しい。

 是非、足を運んでください。




2012年11月17日土曜日

今年の飯倉地区作品展

菊の花に囲まれてご機嫌

密照さんご自慢の小作品

満展開の枝ぶりがお気に入り(密照政彦作)

このしなり具合がなんともいい(密照作品)

自然界のバランスが絶妙に表現されている作品(密照作品)
 今年で7回目になる飯倉地区の作品展が今日、明日と飯倉公民館で開かれている。
 桜井先生の味わい深い切り絵がこの作品展を象徴しているが、写真、絵、花、盆栽等と出展作品は年を追うごとに多くなり多様化している。
 見に来る人も飯倉だけでなく町内全域にひろがり、作品展を自分の地域で行うところも出てきた。
 この町には実に多彩な人がいることを改めて教えてくれている。

2012年11月15日木曜日

全国町村議会議長会全国大会から〈だいちのワンマンライブ〉へ

歌い込むだいち
フィナーレは賑やかに

両親も満足の様子

 榛東村議会の髙橋正議長が全国町村議会議長として取り仕切る全国大会を応援しようと玉村町議会は全員でNHKホールへ詰めかけた。
途中の大渋滞で開始時間には間に合わなかったが、来賓紹介あたりから全議事を傍聴した。
 政局も混乱している中での大会は大変なこともあったろうことが予想される。
 大会終了後、あいさつに来た髙橋さんの姿はすがすがしかった。
 その後の講演は神野直彦東京大学名誉教授。
 小さな自治体の広域連合の意味を財政も含め、わかりやすく話した。
 競争一辺倒の社会の弊害を憂い、命の共存できる分権型社会をつくり、そこから国、世界へとつなげ連携していくという考え方。
 これが新自由主義の行き詰まりを打開する道という講演内容に我が町の議員も賛同の声を上げていた。
 
 その後、ひとり恵比寿LIVE GATEへ。
小林日出幸さんの長男、だいち君の初めてのワンマンライブだ。   ヘアメイクや衣装までキチンとした担当を置き、3ステージに分けてのライブはなかなかなもの。
 5月に買ったCDで聞いていた曲もあり、歌のうまさや間の持たせ方もいい。
 会場の雰囲気やだいち君を取り巻く仲間の良さもみせてもらった。
 一人で生きるには寂しい都会で仲間と前向きに生きている若者達の姿を見ることができた思いだ。
 来年あたり玉村町でもステージを準備しようか。
 
 
 
 
 

2012年11月13日火曜日

沼津市、御殿場市を文教福祉常任委員会で視察

箱根仙石原のススキ
こういうのが似合う浅見議長



御殿場市民交流センターふじざくら
御殿場アウトレットから見た富士山

 中央公民館を数年前取り壊して以来、なにかと住民交流の場が不足している玉村町にとり、福祉センター、町民交流センターの開設がどうしても必要との思いで探した視察先が沼津市のぬまず健康福祉プラザと御殿場市民交流センターふじさくら。
 参考にするならいいものをということで行ってみたが、さすがに広さといい、機能性といい玉村町で現実に建設するには比較にならない規模のものだった。
 しかし、そこで働き、集い利用するのは地域で住んでいる人たち。
 文化、健康、芸術など豊かなコミュニテーを生み出す身の丈に合った施設を目指せばいいのではないか。
 その意味では大いに参考になった。
 
 

2012年11月11日日曜日

一条さゆり・濡れた欲情 シネマテークたかさき

 昨日から始まった「生きつづけるロマンポルノシリーズ」は日活ロマンポルノ映画特集。
 1971年、斜陽期にあった映画産業の中、「映画の灯を消さない」ためチャレンジしたのが日活ロマンポルノ。
 若手クリエイター達が自由に腕を競った作品は路線終了の88年までの17年間に実に1100本。

 早速、観たのは「一条さゆり・濡れた欲情」。
出演は一条さゆり、伊佐山ひろ子。
 引退を控えた伝説のストリッパー一条とスターを目指すストリパーの日常をエネルギッシュに描いた神代辰巳監督作品。
 彼女たちとそれを取り巻くチンピラのヒモ連中のつながりが極めて人間的でゆかいだ。
 警察の手入れを何度となく受け、罰金を払いながらも、生活のため、喜んでくれる客のため、けなげに芸を磨く姿も愛らしい。
若きカフス・ボタンも出演している。
 わいせつ物陳列罪で起訴された一条さゆりの事件に関して言えば、庶民のささやかな喜び、楽しみに権力は介入するな、という空気が地に満ちていた時代だったということ。 
 ホテルの回転ベッドもでてくる。あんなに早く回っていて目が回らなかったのかなあ。そもそも目が回るくらいのことをしていたので気にもならないのか。
 ピンク映画といっても今のアダルトとは大違い、人情や町の風情を豊かに表現している芸術作品だ。
 花瓶やら扇風機がちゃんといい場所に置かれていて目隠しをしているのもおかしい。

「恋人たちは濡れた」「白い指の戯れ」「濡れた荒野を走れ」「おんなの細道・濡れた海峡」、谷ナオミ主演の「生贄婦人」など選び抜かれた絶品全14本がシネマテークたかさきで23日(金)まで上映される。
 寄ってください、観てください。触っちゃだめよ。

午後、貫井玉村町町長のお母さんの告別式に参列。気持ちの入れ替えは得意技。

2012年11月10日土曜日

昭和村議会との交流会の最中、玉村町に井筒監督急襲

紅葉の昭和の森山荘

今が盛りのりんご園



一方、ホルモン屋へは突然、井筒監督の来襲
 玉村町議会は朝からの部隊、午後からの部隊そして夕方の交流会に間に合わせる部隊の3つに編成して昭和村に向かった。    私は交流会のみの二人組、夕方、山荘に着いた感じは、まるで秋の京都に来たような雰囲気だった。山荘の周りは紅葉で囲まれ、いやあ秋だなあ、と感じさせてくれた。
 昭和村は玉村町から車で1時間ほどの距離、高度もあり野菜、果実の栽培には適地だ。
 議員も農家の人が多い。規模も大きく独立しているのでそれぞれしっかりした経営感覚や理念をもって農業経営を営んでいることがうかがえる。
 今朝は、昭和村議会事務局と議員にリンゴ園まで案内していただき、リンゴ狩りを楽しんだ。
 広大な畑で農作業をする大勢の人たちを見たとき、高地農業の神髄を見たような気がした。
 
 帰りがけに着信があったのに気づき、かけ直すと井筒和幸監督が、土田邸に宿泊し帰るところだという。
 昨夜はホルモン屋で気心の知れた仲間を呼び出し、ご機嫌に放談をしていたらしい。秋さんこと秋山局長も登場、その奔放な話の様子は想像できる。
私自身、「黄金を抱いて翔べ」を観ていたので、帰り際、若干の感想を話した。
 映画製作という大仕事の後なので、気を紛らわすには土田社長との与太話が楽なのだろう。
                      再見。