みんな寿命を全うしようぜ

みんな寿命を全うしようぜ
西表島で会った昼の蝶

2014年11月28日金曜日

奈良散策と金剛山歌劇団前橋公演

明日香村の石造物は誰が造った?この顔は?
飛鳥寺の仏像
蘇我馬子の墓とされる石舞台
公演開始まで大勢さんの入場の様子(前橋)
うまく踊れたかな、朝鮮学校の子どもたち
阿藤さんもご機嫌なご様子

 金剛山歌劇団が結成されて40年記念の今年は「ひとつの山河」が演目、朝鮮半島全域の文化芸術を前橋で披露してくれた。
 23日に奈良の明日香村を自転車でゆっくり歴史探訪していたとき、「25日、奈良公演」のポスターを見た。一日おいて前橋公演、かと考えていた。そう全国公演の一環だ。
 明日香村の数々の石造、石舞台、飛鳥寺を歩くと、古代日本は朝鮮半島からの渡来人の進んだ技術で、成り立っていたことがよくわかる。
 <朝鮮半島で戦乱があると、不利になった人々は、日本に渡り、その先進性ゆえその文化、技術を広め、日本国内での指導的地位を高め、深め、生き続けてきた。
 彼らにとり日本のこの地は安心の宿であり、安宿が明日香の語源>という趣旨をボランティア説明員がしてくれた。
 今の日本に生きる人々は朝鮮半島から来た人々の子孫でもあることを知るとき、右翼が言う「朝鮮人は日本から出ていけ」などという言葉を本気にしたら、日本から人がいなくなってしまう。
 金剛山歌劇団の見事な演技をそのまま見て、朝鮮文化に触れる機会を素直に楽しめばいいではないか。
 日朝友好、日韓友好、人間同士の国境を越えた友好のなかで安らかに人生を終えたいものだ。

2014年11月25日火曜日

秋の京都は〈京都大学11月祭〉

吉田寮、京大敷地内にデカイ長屋が三棟か四棟並列に建つ
廊下はそこそこ掃除されている吉田寮
大学は立看がなくちゃ
熊野寮全景
安心・安全のためのヘルメット備蓄も万全体制?
京大卒業生の栗原君の案内先は腰が抜けるほど古い吉田寮
大学の敷地内にあるこの古さの寮に多くの寮生が棲息している
落ち葉の庭には鶏が放し飼い、他に山羊やエミューも。食用?
山本太郎の講演もいい。

 今年の秋は関西で、ということで垂水ユースを足場にうごめきだした。
 22日10時過ぎに京都駅に着いたが、さてどこへ行こうか、紅葉の季節は観光客でどこの寺も満杯だろうと、京都御所から「11月祭」の京都大学へと足を進めた。途中、熊野寮を通ったので入ってみた。
 京都大学熊野寮といえば、先日、警察の強制捜査を受けたニュースを聞いていたのでどんな様子なのか、学生がしょげていないか気にはなっていた。
 聞けば、強制捜査の数日前、学内に無断潜入した公安刑事を摘発し、つるしあげたかどうかは知らないが、追放し、その後、時計台クスノキ前での記者会見を、学生側が華々しく打ち上げたという慶事もあった。
 その腹いせの強制捜査ということだろう。 
400人を越える学生の自主管理体制の熊野寮、新鮮だし、左翼セクトが一般学生と混在しているところもなかなかいい。
 いよいよ京大敷地へと歩を進めると、あれ、と思えるほどの古~いレトロ感覚のオンボロの建物が目に入った。
 1913年(大正2年)築の吉田寮だ。こんなところに人が住んでいていいのか、と誰もが思うだろうが、洗濯物や人の気配がする。
建物の間の庭の落ち葉の上を鶏が走り回る。
山羊もエミューもいる。少し歩くと校舎がある。ここは京都大学の敷地内なのだ。
「11月祭」で賑わう学内に自然に溶け込んでいるかのようなオンボロ寮がいたく気に入った。
 法経本部の教室では山本太郎のトークライブがあり、1時間ほど聴いていた。結構、面白い。
 24日は、青山繁晴の講演「日本の出番、祖国は走る」がある。勿論、青山のような右翼講師の講演を聴く気など全くないが、ギャグやらナンセンスやらを含め、主張する人士を好みに応じて招き、聴きたい人の話を自由に聴く場を設定する。
これが学生大衆の運営する大学祭だ。
 偶然に遭遇した「京都大学11月祭」、御所からほど近い京都大学に自由自治の熊野寮があり、あきれるほどオンボロの吉田寮が大学敷地内に厳とある。価値観の混在がいい。
 東京ではありえない姿だろう。
学生運動が息ずく京都大学、若者が、全ての人民がまっとうに生きることを奪われようとしている新自由主義社会で、学生の感性でそれらの矛盾に立ち向かう。
「真理は人を自由にする」
大学は反権力、反権威をその本質に持っているべきだ。
いろいろ議論はあろうが、京都大学は深いところで、時代を見ているのでは、と楽観してしまった。
 いい旅だった。
それにしても吉田寮はヒドイ、いやスゴイ、歴史遺産だ。

2014年11月18日火曜日

群馬の森「追悼碑裁判」いよいよ始まる


      熱気あふれる集会
 

 ネット右翼や歴史修正主義者の圧力に屈して群馬県当局が行った追悼碑の設置期間更新申請に対する不許可決定に抗議し、その取り消しと設置期間更新を求める裁判闘争が始まる。その勝利への決意を固める集会が、群馬会館で開かれた。
 追悼碑を守る会は11月13日、前橋地方裁判所に提訴し、「追悼碑を守る請願署名」は本日、県議会議長に直接手交し、その輪は着実に全国に広がっている。
今日、夕方までに17000筆を越えた状況だ。

〈☆本件追悼碑は、現在もなお、日朝、日韓の友好推進に有意義であるほか、労務動員の歴史を刻み、都市住民の教化に資するという歴史的・学術的意義を有しており、また、思想伝達機能を有しているのであって、これらの機能は全て都市住民の「公共の福祉増進」(都市公園法1条)をはかるものとして、群馬の森公園の都市公園の効用に資するものである。
☆群馬県は不許可の理由として「政治的発言が行われた結果、本件追悼碑は存在自体が論争の対象となり、街頭宣伝・抗議活動など紛争の原因となって(おり)・・・憩いの場である都市公園にあるべき施設としてふさわしくない」ことも挙げている。
 しかし、この論理では、過激な右翼が特定の公園の公園施設を攻撃対象にさえすれば、反対勢力の実力でその公園施設を排除できることになるという不当な結果を招く。
 違法な第三者の妨害行為の危険を理由に、表現行為を制限すれば、正当な表現行為を不当に制限する一方で、違法な妨害行為を助長することになり、それは相当ではなく、このような危険は警察権力等の行使により防ぐべきものである。
☆群馬県が追悼碑の前において行われた一般市民の各発言を吟味し、特定の発言をもって「政治的発言」と判断し、その発言自体を理由に設置期間の更新を認めず、追悼碑の撤去を求めることは、行政機関の考える「許されない表現」の概念、枠組みを原告に押しつけ、これを実現して、原告から表現の場を奪うことにより、原告の表現を弾圧し、表現の自由を侵害するものであるから、違憲と言わざるを得ない。

 (本訴訟の位置づけ)
 戦時中の朝鮮人労働者や朝鮮人の戦争犠牲者を追悼する碑や史跡の説明について、行政機関が撤去したり、一部の団体が行政に撤去への圧力をかけている事態が全国各地で起きているが、本件はこのような特に第2次安倍政権以降に顕著になった歴史修正に向けた大きな動きの中に位置づけられるものであり、全国的にも、国際問題としても大きな影響があると考えている。〉

 裁判所の人権感覚、憲法感覚が問われる裁判が始まった。
裁判を支える必勝の陣形をつくり、裁判闘争に勝利し、社会の右翼的風潮を吹き飛ばそう。
 期せずして、安倍首相は追い詰められての解散表明、700億円とも言われる国費をかけての総選挙にあきれかえるばかりだが、人民の敵・安倍をトコトン追い詰めよう。

2014年11月16日日曜日

30回玉村町産業祭と畑deマルシェ

玉村町産業祭の賑わい
赤煉瓦倉庫では加賀美宏さんの個展
自由奔放な畑deマルシェ
悠々の独志君はカレーづくり
南條さんとツッキーにも会えた

 玉村町産業祭も30回を迎えた。
長野県山ノ内町、昭和村、茨城県茨城町の産品販売も活況を呈するなかで大勢の人が足を運んだ産業祭だった。
 私は昭和村議会の人たちを会場案内しながら、交流を深めた。
 
 午後からは角渕地区での「畑deマルシェ」会場へ登場。
自然派、環境派の若者たちが主体で企画した催しで2回目となる。
 ミュ-ジシャンが間断なく音楽を提供するなか、町外からも多くの参加者を得て、のんびりとした一日が過ぎてゆく。
 こんな催しで人々は癒やしを得ていくのだろう。
 しかし、政治意識の高い人たちが多く、ふたつの集会案内をもらった。
 ①11月29日(土) 会場は高崎シテイーギャラリー
「デニス・バンクスと母なる大地を語る集い」
午後2時から9時過ぎまでと非常に長い企画で、ライブ&トークや5時からの映画「ホピの予言」上映、8時から「デニス・バンク ス 母なる大地を語る」となる。こういうユッタリ企画も面白い。
 ②12月7日(日)
「弁護士と市民の集団的自衛権に反対し、特定秘密保護法の廃止を求める集会とデモ」
場所は高崎城址公園で午後1時から始まり、ミニ集会の後、市内デモ。
 

2014年11月15日土曜日

総務委員会の調査研究

光圀隠居の別荘西山荘の書庫
工事中の防潮堤
現地説明をしてくれたいわき市職員と一枚
西山荘への入る土産展

 13日、14日と福島県いわき市、茨城県常陸太田市を訪ね、地域防災計画、少子化対策の調査研究をした。
 いわき市は震災の復旧、復興に全力を注いでいる。
原発事故被害も深刻で、震災時の情報の共有化の難しさを指摘され、職員の苦闘を目にした思いだ。
 
 常陸太田市の人口減少対策は一歩先んじているようだ。
結婚相談センター「YOU愛ネット」を運営し、出会いのパーティーや交流会、親の集いイベントなどを積極的に行い、平成22年から現在までに60以上のカップル誕生となっている。
 玉村町でも「婚活」の議論はあるが議論で止まっている。
一歩踏み出しているところに結果が現れるのだろうか。
視察の多さも特徴的だ。
 
 

2014年11月11日火曜日

小川あきら県政報告会

パネルデイスカッション
あいさつする小川浩さん

 昨夜の小川あきら県政報告会は500名の会場満員という盛況ぶり。
 彼女のわかりやすい県政報告、議会報告や前橋市民によるパネルデイスカッションもよかった。
 両親も千葉から駆けつけ、前橋に根を張る娘を見届けていた。
 
 安倍政権もいよいよ行き詰まり、年末解散の声も聞こえるようになった。自分のことしか考えることができない安倍なら何でもやるだろう。
 ドーンと受けて立とうではないか。未来は働く者たちのものだ。

2014年11月9日日曜日

「かがや富士子後援会発会式」が大盛況

かがや富士子の決意表明は家族登場
角田義一さんからも加賀谷支持への強い訴え
会場に入りきれない人がたくさんいた。
団結ガンバロウ

 これまで着実に進めてきた、かがや富士子後援会組織づくりの最初の大きな企画として昨日、伊勢崎市民文化会館で後援会発会式が開かれた。
 塚越紀一県議の後継者として、庶民の思いとは裏腹の安倍政権と対決する議員として、伊勢崎選挙区から、かがや富士子をなんとしても県議として押し上げようとする強い思いが、会場あふれる圧倒的な参加者として示された。
 これから寒い季節に入るが、本人先頭に組織拡大、支持拡大に全力で突き進む。

 県議選出馬を言う若い人たちの多くが自民党公認を目指しているらしい。
 若者がこんな「寄らば大樹」の政治姿勢でいいのか腹が立つ。大樹なる自民党、腐りきった大樹だぜ。小渕優子を見ろ。
 安倍自民党がどんな政権か、少し考えただけでも分かるだろう。
 1.侵略戦争を居直る歴史認識で、韓国、中国から反発され、米国からもチョット待ってよ、と警戒される。
 2.戦後、積み重ねられた政府見解を閣議決定で変更し、集団的自衛権を容認し、戦争する国に変貌させようとしている。
 3.福島原発事故がなかったかのような、原発再稼働策動。
 4.「異次元の財政出動」などといいながら、実体経済無視の株価つり上げと極端な円安導入による国民生活を破綻に導く政策。
 5.年金積立金の運用でリスク性資産割合を高め、国民の年金資産を危うくする。
 6.子どもたちに道徳教育を課しながら、大人たちはカジノ特区で賭博開帳。顔を洗って出直して来い。
 少し考えただけでも、この政権はひどすぎる。その政権になびく思考が全く理解できない。
    その点、かがや富士子は真っ当だ。
 

2014年11月7日金曜日

感動の作品「ソウオン・願い」シネマテークたかさき


 本作は、2008年に韓国で実際に起きた幼女暴行事件とその裁判結果を基に、被害者家族の苦しみと再生を描いた衝撃作。
監督は「王の男」(2005)で1230万人を動員し、現在でも韓国歴代興行成績ランキング5位(2013年時点)というメガヒットを打ち立てたイ・ジュンイク監督。本来ならタブー視される残酷すぎる事件をテーマにしながら、イ・ジュンイク監督は被害者の耐え難い苦しみに真摯に向き合い、被害者とその家族が絶望の中で見出していく希望を描くことで、これまでの韓国映画が繰り返し描いてきた復讐とは別の形の復讐を提示した。
監督の呼びかけに応じ、これまで「シルミド/SILMIDO」や「ザ・タワー 超高層ビル大火災」で演じてきたヒーロー像とは全く異なる、平凡で非力な父親を演じたのはソル・ギョング。あまりの重責に一度出演を断りながらも、役への運命を感じてからは、6キロの増量とすっぴんでの渾身の演技を魅せた母親役のオム・ジウォン。
そして、監督がその出会いを「この映画の宝であり、幸運」と言う、自然な愛らしさで目をひきつけてやまないソウォン役を演じた新星イレ。
並々ならぬ決心で参加した製作陣と俳優たちの心が観客の心をも震わせ、応援の声と涙は韓国で280万人を動員するロングランヒットを記録。2013年の青龍映画賞では主要7部門(作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、助演女優賞、音楽賞、脚本賞)にノミネートされ、最優秀作品 賞、助演女優賞(ラ・ミラン)、脚本賞の3冠に輝き、2014年の百想芸術大賞でも主要7部門(作品賞、監督賞、男性最優秀演技賞、女性最優秀演 技賞、女性新人演技賞、脚本賞、男性人気賞)にノミネートされ、男性最優秀演技賞(ソル・ギョング)と脚本賞に輝いた。

 シネマテークたかさき副支配人小林さんのお薦め映画だったが、こういう映画を韓国は作るんだ、と改めて思い知った。
 今日が最終日、ギリギリ間にあった。観のがした人はどこかの劇場で是非見て欲しい映画だ。

2014年11月5日水曜日

30年ぶりの垂水ユースホステル

垂水ユースの前でペアレント天野夫妻
淡路島を結ぶ橋もできていた
垂水駅前、コーヒー店あんずも健在
寿司屋「増田屋」も盛っていた

       そして、お母さんも元気だった。


これが30年ほど前の一枚

 30年ぶりの垂水ユースホステル、変わったものと変わらないもの。
 関西地方には学生時代の想い出がある。その拠点が垂水ユースだった。
 なぜか、行きたくなり、電話をすると、聞き覚えのある女性の声だ。
「お母ちゃんか」「そや、誰かいな」「群馬のの石川です」「久しぶりやな。おいでな、話もあるし」、ということで新幹線で西明石まで行き、そこから垂水駅に乗り継いだ。
 垂水駅を降りると、増田屋が賑わい、閉まってはいたがコーヒーの店「あんず」もあった。
 ユースまでの海岸通りを歩くと、当時と変わらない古民家がある。
 まだあったんだ、と歩いて行くと真新しい創価学会のデッカイ会館があり、集会でもあるのだろう。若い衆が駐車場係でたち動いている。
 そこを抜けると見覚えのある建物があった。垂水ユースだ。
しかし、当時とは入り口が変わっていた。
 チャイムで呼ぶと、白髪のペアレント夫婦が出てきた。
本当のところ、二人とも元気でいるとは考えていなかったので、驚きながらも、お互い「変わらんなあ」のあいさつから話は始まった。
 当時の写真を見せると、「やっぱり、年とっとるわ」、「まあ、何もかまわんけどゆっくりしといてや。今晩、お金いらんわ」
 この宿、何も構わないから気にいっていた。居心地がいいのは相変わらず。
 これも昔のことだが、このユースに玉村町下之宮の和田(旧姓月田)さんが長期滞在していたと聞いたから驚いた。
彼女とは今も会う機会がある。「よろしく言っといてや」とはお母さん。
 波の音を聞きながら、寝ようと思っていたが、海がなくなっていた。
 当時の浜は、埋め立てられ公園や大きなモール街となっていた。阪神大震災以来、大きく変わったという。
 変わるものと変わらないもの、長い時間を経て、年を重ねたとはいえ、命が終わることを知っているだけに、元気な姿で再会できたことは本当に嬉しい。
 今年の紅葉の京都・大阪方面に繰り出す拠点にしよう。
ということで11月後半の連休泊を予約した。
 青春再起動だ。
 
 

2014年11月3日月曜日

飯倉区民作品展

日比谷集会
飯倉の中島区長(右)と開催者

 恒例になった飯倉区の文化祭には毎年参加している。比較的小さな区ではあるが、多彩な文化人がいて切り絵、盆栽などを展示してくれる。観覧の後、お茶を頂きながらの歓談がまた楽しい。
 芝根小学校の子どもの数が減っていることを指摘された。
芝根地区は、ほぼ全体が調整区域で一部工業専用地域となっている。
 これでは分家住宅くらいしか建てられない。都市計線引きが行われて20年が過ぎ、その弊害が子どもの減少という形で現れてきたようだ。対策を求めていきたい。

 昨日は日比谷集会、その反動が目に余る安倍政権打倒の集会で気合いを入れる。