みんな寿命を全うしようぜ

みんな寿命を全うしようぜ
西表島で会った昼の蝶

2014年1月7日火曜日

玉村町新年賀詞交歓会/文化センター大ホール


会場であいさつする藤橋誠監督
主役の秋山さんたちと撮っちゃいました。
茨城町との友好協定調印

 今年の新年賀詞交歓会はいつになく華やかなものになった。文化センターに入るなり、映画「漂泊」紹介ビデオが繰り返し流され、テーマソングが響いている。
 会場に早々と駆けつけていた藤橋誠監督、秋山絵里夏さん、原果那恵さんの姿も見える。
 そう、この交歓会に合わせ、舞台で参加者に映画製作完了とムービックス伊勢崎での映画上映のお知らせのため来てもらっていたのだ。
 なかなかの出来映えのようで、町を挙げての応援といったところ。
 もう一つの見所は、茨城県茨城町と玉村町との友好交流都市協定締結式。
 両町が加盟する北関東・新潟地域連携軸推進協議会での出会いが縁で今日の協定となった。
 茨城町の人口は34000人程で37000人の玉村町と同じ程度の人口規模だが面積は5倍近くあるという。
 早速、我が議会総務常任委員会は1月30日に視察研修に出かけ、今後の交流連携の方向を模索することになった。
 
 交歓会の後は箱石少林山祭りに行き、縁起達磨を買い込み、気合いの入った一年とする思いを込めた。


ムービックス伊勢崎からのお知らせ

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玉村町で撮影された映画「漂泊」MOVIX伊勢崎にて上映決定!

群馬県佐波郡玉村町で実際に行なわれている『水神祭』を背景に、地元地域の方々と作り上げた映画「漂泊」を玉村町から程近い当劇場MOVIX伊勢崎にて2014年2月1日(土)から1週間限定上映決定!
漂泊
◆イントロダクション◆
群馬県佐波郡玉村町の五料地区で行なわれている郷土芸能『水神祭』や同町内での様々な祭事を背景にしながら、2013年7月から8月の12日間で玉村町内を中心に撮影を行ないました。
本作の監督には群馬県内を中心に数多くの映画を撮り続ける藤橋誠、音楽監督にはRaiji&Chipsのリーダーである小林頼司が担当。
出演者は群馬県内に在住または通学している方限定で募集を行い、約140名の応募者の中からオーディションよって選ばれた方で配役されました。
また、特別出演として映画やドラマで活躍する光石研、濱本暢博や佐野元哉など個性派俳優で脇を固め、映画を盛り上げていただいております。

群馬県、玉村町、群馬県立女子大学、地元企業と産学官連携、地域の方々との恊働による新たなカタチの映画制作によって1本の青春映画がここに完成しました。
 
◆物語◆
群馬県立女子大学4年の伊藤多美江がこの物語の主人公。
卒業論文の題材として玉村町内で行なわれている郷土芸能を取材しながら、就職活動に四苦八苦する日々。
ある日、女優になると高校卒業後、上京していた多美江の妹の真世が多美江が一人暮らしているアパートに帰ってくる。
多美江はアルバイト先の焼肉店に真世を紹介し、自分は卒論と就活に打ち込むことに。
一方、真世は焼肉店の息子であり映画監督志望の大学生、大森康一の映画に役者として参加することになる。
康一は地元である玉村町のとある伝説に基づいた映画を中間と一緒に制作しているが、間もなく撮影を予定しているラストシーンに違和感を感じ悩んでいる。

真世の帰郷以来、多美江が暮らす環境が少しずつ変化し、運命自体が急速に歪んで行く。
幼き頃から施設で暮らしていた姉妹が、あらゆる人間関係や玉村町内で行なわれている伝統芸能を通じ、蛇行しながらも前へ向かって生きていく、ひと夏を描いた物語です。
 
◆スタッフ◆
プロデューサー 町田昌美
エグゼクティブプロデューサー 小林日出幸/石川眞男
ラインプロデューサー 青木司/土田文月
監督・脚本・撮影 藤橋誠(「トランスミッション」「グラス☆ホッパー」) 
音楽監督 小林頼司
美術 千明慶司/川浦晴信
助監督 原澤芽衣
録音 林大寿
照明 杉内晟人
記録 小林とも実
制作進行 中村尚道
監督助手 高塚翔平/柴田大地 
制作 櫻澤一樹/尾身広夢
メイク 浅井美智恵
メイク助手 富沢あゆみ
衣装 藤橋朋子
制作助手 須藤一也
スチール 濱田淳平
アートディレクション 安田健二
企画 まち映画制作事務所
制作 学校法人有坂中央学園メディア開発センター
後援 群馬県・玉村町・玉村町教育委員会・玉村町商工会
制作協力 群馬県立女子大学/中央工科デザイン専門学校/高崎経済大学映画研究部
製作 玉村町映画「漂泊」製作委員会
 
◆キャスト◆
秋山絵里夏 
加藤愛美 
田中幸城
廣岡沙恵
佐藤慈寛
濱本暢博 
佐野元哉
光石研(特別出演)
植宗一郎
石川映子
都丸ゆき
座間妙子
ほか
 
◆上映期間◆
2014年2月1日(土)~2014年2月6月(金)の1週間限定。
※上映時間は未決定
 

2014年1月4日土曜日

映画「もうひとりの息子」、若杉冽著「原発ホワイトアウト」

「もうひとりの息子」のワンシーン





 昨年11月に買った「原発ホワイトアウト」を年末から正月にかけて読んだ。最初はフムフムという感じだったが後半は一気に読み進んだ。
 原発を推進する勢力がどのように政界、経済界に食い込み、反原発勢力の力を弱め弾圧していく様が描かれている。
 昨今の政治状況に合わせたように描かれていくので真実みさえある。
 国家公務員法違反の恣意的運用で内部告発の困難さも描かれている。
 では、原発は今後も安全性を高めての稼働ができるのか、というと、例えば、爆弾低気圧のような状況が起きた場合(いくら想定しても想定しきれない事は起こる)、事故は防げない。
《歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、二度目は喜劇として(カール・マルクス)》を援用し警鐘を打つ。
 
 現実に東電から若い社員がどんどん辞めている状況は決して良いことではない。
 原発を止めるにしても、数百年単位で原発技術を継承することが必要だ。
 チェルノブイリ事故の現在的課題の大きなひとつも、チェルノブイリ原発を知り尽くした技術者と作業員を大量に数百年継続して確保し続けることと聞いている。
 
 映画「もうひとりの息子」を昨日、シネマテークたかさきで観た。この映画の上映最終日だった。
 湾岸戦争の混乱の中、出生時に取り違えられた2人の息子。ひとりはイスラエル、もうひとりはパレスチナ。
 18才になった息子とその家族が、厳しい政治状況の中、しかし、対立を乗り越え希望を見いだそうとする姿に心打たれた。
「これは希望の映画です」はロレーヌ・レヴィ監督の言葉。
東京国際映画祭グランプリ&監督賞作品
 
 映画「もうひとりの息子」と若杉冽著「原発オワイトアウト」で始まった一年は好スタートといえようか。

 

2014年1月1日水曜日

ひねもすのたりのたりかな

 岩鼻町に住み群馬の森を散策する歌人門倉まさるさんと玉村町在住の神官西園勲先輩の賀状を紹介し新年のあいさつとします。

《 あけましておめでとうございます
「酒飲めばわが身は軽く夢のよう森のカラスと空に遊ばん」

「八百年秋のままなる絵のなかに蛙兎を転がしにけり」

「絵の中の河豚と蛙の大相撲200年経て勝負のつかず」

「無駄の無い綺麗なかたちの卵から凸凹のある雛が生まれる」

           以上 門倉まさる

《賀  華歳

朝(ちょう)より回(かえ)りて日々に春衣典し 毎日 江頭に酔を尽くしてかえる 酒債 尋常 行く処に有り
人生70古稀稀なり

(中国の生んだ最高の詩人とされる杜甫
 朝廷の帰りに春の衣類を質入れし、毎日、曲江のほとりで酔っ払ってから家に帰る。酒の借金はいつものことで、あちこちにあるが、どうせ70歳まで生きられる人は昔から稀なのだ。と言う事ですが、杜甫が40代後半に創った詩、曲江二首の内の一首、退廃的ですが、好きな詩のひとつです。
 私も稀な古稀になりました。今年は社会貢献、奉仕に心がけたいと思います。
 皇紀2674年元旦》
           以上 西園勲

私ときては、「春の海ひねもすのたりのたりかな」の気分。

2013年12月31日火曜日

一日が過ぎるだけで新年とは妙な感じだけど一年生きてきた。

 世界は明日、新年を迎える。
毎年思うことだが、いつもと同じ時間の経過の中で、一日(24時間)が経過するだけで、明日は新年となり、今日は旧年となる。
「新年、おめでとう」と言い合う姿につきあいながらも、何か笑っちゃう自分がいる。
 季節感がある国だからそれはいいとしても、人間というもの、どこかで区切りをつけないと、前へ進めない動物なのだろう。
 一年という期間が自然の摂理を合理的に受け入れたものなら、社会科学的な人類社会の進歩も合理的に受け入れることを準備する時期ではないか。そうでもないと、未来社会が悲惨すぎる。
 「資本主義の千年、万年天国」とは行くはずもない。
しかし、これは一年単位でしか先を見ることができない近視眼的な人には、まるで見えてこない。
人間が歩んできた道(歴史)にその答えはある。
《過去に目を閉ざす者は未来に対し盲目である》

 未来を知るために映画を観る。今年は参院選挙や自分の選挙もあり、思うように観ることはできなかった。また、良質の映画を提供するシネマまえばしの休館も痛い。復活を心から願う。

この一年に観た映画を羅列する。
「野いちご」監督イングマール・ベイルマン
「故郷よ」監督ミハル・ボガニム
「きっと、うまくいく」監督ラージグマール・ヒラニ
「THE FUTURE」監督ミランダ・ジュライ
「塀の中のジュリアス・シーザー」監督パイロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ
「千年の愉楽」監督若松孝二
「最初の人間」ブリュノ・ペズリー
「ビラルの世界」監督ソーラヴ・サーランギ
「死刑弁護人」監督齊藤潤一
「声をかくす人」監督ロバート・レッドフォード
「情熱のピアニズム」監督マイケル・ラドフォード
「希望の国」監督園子温
「そして父になる」監督是枝裕和
「清洲会議」三谷幸喜
「わたしたちの宣戦布告」監督ヴァレリー・ドンゼッリ
「幕末太陽傳」監督川島雄三
「ハナ・奇跡の46日間」監督ムン・ヒョンソン
「約束・名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯」監督齊藤潤一
「パリの恋人」監督スタンリー・ドーネン
「共食い」監督青田真治
「阿賀に生きる」監督佐藤真
「シェーン」監督ジョージ・スチーブンス
「台湾アイデンテイテイ-」監督酒井充子
「恋する輪廻」監督
「天使の分け前」ケ監督ン・ローチ
「タイガー」監督カビール・カーン
「命ある限り」監督ヤシュ・チョブラ
「黄金を抱いて翔べ」監督井筒和幸
「夢売るふたり」監督西川美和
「11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち」監督若松孝二
「ギリギリの女たち」監督小林政広
「桐島、部活やめるってよ」監督吉田大八
「漆黒の闇で、パリに踊れ」監督フイリップ・ルフェブル
「マリリン7日間の恋」監督サイモン・カーティス
「タケヤネの里」監督青原さとし
「カムイと生きる」監督小松英樹
「故郷の詩」監督嶺豪一
「たまの映画」監督今泉力哉
「こっぴどい猫」監督今泉力哉
「死刑台のエレベーター」監督緒方明
「カルメン故郷に帰る」木下恵介
「喜劇・各駅停車」監督井上和男
「一粒の麦 地に落ちなば (求道の人・角田儀平治)」監督池田博穂
「リンダリンダリンダ」監督山下敦弘
「ばかもの」監督金子修介

 高崎映画祭とシネマテークたかさきが根拠地だが、こう書き出してみるとやはり未来が見えてくる。
ジグザグしているけどなかなか明るい未来だ。







 

2013年12月29日日曜日

山田行雄さんの逝去を悼む

井筒監督とも馬が合っていた山田行雄さん(2010年)
映画取材に来た井筒監督と(2010年)
山田行雄さんの応援を受けてたたかった町議選(2009年10月2日)

 友人山田行雄高崎市議(59才)の葬儀が昨日行われた。
3年4ヶ月に及ぶガンとのたたかいだった。
 彼に初めて会ったのは山田さんが国労高崎支部書記長をしていた頃だった。
 玉村町文化センターでの何らかの催しの会場の後ろの方にひとり座っていた。
 髭ずらで大柄、野太い声とあの顔で話しかけられれば、気の小さい人はすくんでしまう。私も例外ではなかったが、いつのまにか、無理なくつきあいは進み、今日に至ったのは、彼の一途さ、シャイな面、気配りがそうさせたのだろう。
 外注化、民営化が極端なまでに労働者を犠牲にし、日本社会がここまで荒んだその出発点としての国鉄分割民営化という国策に彼はハッキリ反対し、行動し、誰が味方で誰が裏切り者かハッキリさせてきた。
 11月中旬に自宅を訪ねた時も、「組織拡大で運動を展開し、反動を跳ね返そう」とその展望を語っていた。

 3期目の玉村町議選(2009年)をその山田行雄さんに支援していただいたことは忘れられない。
 こちらがシッカリ立っていないと脇に追いやられそうになるほどの風圧と存在感だった。

 井筒和幸監督が「黄金を抱いて翔べ」を製作する過程で、労働組合運動の経験者の話を聞きたい、ということを土田君から聞き、山田さんに連絡すると、闘病中にもかかわらず、玉村町にまで来てくれた。
 ホルモン屋で、井筒監督と山田行雄、酒も飲まずに3時間以上話し込んでいたこともあった。
 完成後、「役にたったよ。山田さんによろしく」とは井筒監督の言葉。
 土田君を通じ井筒監督にも山田さんの訃報を知らせなければならない。

 彼が関与した高崎映画祭関係者は、これで茂木正男さん、常見次郎さんに続いて山田行雄さんを見送ることになってしまった。
また、彼が若き日にたたかった成田闘争でも、萩原進事務局次長(69歳)が亡くなり、期せずして同じ日の葬儀となった。
 自治体議員としても、初めての選挙以来、大変お世話になった元伊勢崎市議の堀込忠三さん(85歳)もこの暮れに亡くなった。
 それぞれの思いを引受け、生き続けることが、生き残った者の責任だろう。
                 合掌
 


 

2013年12月19日木曜日

中毛町村会研修会/榛東村役場

 玉村町、吉岡町、榛東村で組織する中毛町村会主催の議員研修会が榛東村役場で行われた。
 すでに合併の動きは一段落したが、現在の群馬県の町村数は23となっている。玉村町の近くの町村といえば、吉岡町と榛東村ということになる。
 玉村町から回りを見れば、東に遠く大泉町、南は藤岡の南に神流町、北を見れば赤城山の向こうの昭和村という状況の中、3町村の連携、親睦の意味は大きい。
 榛東村での講演会は、自衛隊12師団があることもあり、副司令の「防災について」という内容で、東北大震災での活動の様子を語った。
 質疑も「震災対応に絞って」ということでオスプレイ問題に質問が及ぶことを避けた。
 
 今後、大介護時代が来るというのに、外に敵をつくるような安全保障政策をする安倍政権により、防衛費が大幅に増加する。
 まして安全面で危険性が高いオスプレイを今後17機導入しよう(中期防衛力整備計画)とは、あきれるばかりだ。
税金の使い方が違うだろう。
 周辺国との友好が深まれば、防衛費をことさら増やす必要もなくなる。
 外務省が行ったアメリカでのアンケート調査では、アメリカ人にとり東アジアでの重要な国は、1位が中国、2位が日本ということ。
 アメリカへの片思いもいい加減にした方がいい。
TPPといい日米同盟といい、アメリカに貢ぐだけの関係になってしまう。
 周辺国を敵にしない外交こそが政府の仕事のはずだ。そして、軍事にまわす税金を国民生活のために使う。こういう政府が欲しいものだ。
 自衛隊施設がある自治体の複雑さを若干だが感じることができた。沖縄の苦しみはこんなもんじゃない。

 その後は町村長を交えての懇親会を焼き店でミッチリ行った。
 

2013年12月10日火曜日

撫順水害支援コンサート「再生の大地」

 


汪婉中国大使夫人と呼びかけ人の趙詩蔓さん
「再生の大地」合唱団









前事不忘、後事之師




 八ッ場ダム建設負担金の支出差し止めを求める裁判の控訴審第2回口頭弁論の傍聴のため東京高裁へ行った。
 着いたときはすでに地質学者の坂巻幸雄先生の証言を島田久夫弁護士が引き出していた。
 「24000年前に浅間山の前身の火山が大噴火したときの堆積物で不均質、崩壊の危険性は高い」など地滑りの危険性を証言した。現地を知り尽くした学者の話は説得力がある。
 
 群馬以外にも埼玉、千葉からも傍聴に来ていてほぼ満席、関口茂樹さんにも会った。
 それにしても島田久夫弁護士の弁護活動を中心的に担ってくれる姿には頭が下がる。
 その島田先生に、また離婚や遺産分割のもめ事の依頼をしなければならない。
 八ッ場ダムは全く不要なダムだ。4600億円の大型公共事業を止めるには、やはり多くの市民があきらめずに関心を持ち、声を上げることだろう。世論の力で裁判所や政治を動かすことはできる。判はまた世論を動かすその呼び水の性格をも持つ。
 全国の住民運動と連携し、後ろ向きの裁判所の姿勢を変えさせたい。
 タイでは国会を取り巻く巨万の民衆により、政権がガタガタになっているではないか。その姿は明日の日本だ。


 夕刻からは赤羽で開かれた「中国撫順水害支援チャリテイーコンサート」へ。
 「撫順の奇跡を受け継ぐ会」や「中国帰還者連絡会」という言葉さえ知らない人が多いが、「中帰連」こそ戦後の日中の平和推進のため力を尽くしてきた団体だ。
しかし、中期連の会員も若い人で90歳代という高齢だから、その思いを継承しようとして作られたのが「撫順の奇跡を受け継ぐ会」そして「再生の大地」合唱団。
その歌声を聞くのが目的だった。

 撫順戦犯刑務所に送られた1000人の日本人戦犯がどのように遇されたか、侵略の限り、悪逆の限りを尽くした相手の中国人により、当時の中国人より恵まれた環境での学習、医療を保障され、次第に自分たちの犯した罪に気づき、自白し謝罪する。
その過程は言葉を越える壮絶なものだった。
 当時の指導者、毛沢東、周恩来の取った寛大政策により、鬼だった人間が人間として再生する。
 許され日本に帰国した人たちが組織したのが中国帰還者連絡会。
 「共産中国により洗脳された」などと罵声を浴びても、たじろがない信念は刑務所での腹の底から、心の奥深いところで人間を見据えることができたからだろう。

〈私達は「人間ー侵略戦争ー殺人鬼-戦争犯罪-戦犯-人民中国の人道的処遇ー人間的良心の回復という数奇な共通体験から得た強い反省に基づいて、及ばずながら反戦平和と日中友好の実践を続けてきました。・・・今は更に力を集めてこの日本の反動勢力の跳梁に対抗することの、わけても若き世代に先の戦争の真実を語り継ぐことの必要性を痛感せずにはいられません。〉
・・1997年3月1日 雑誌「中帰連」発刊の趣旨

 現在、日中関係が悪くなっているが、それは現在の日本の政治指導者の定見のなさ、歴史に対する不誠実さ、人間に対するあきれるほどの偏見と差別意識などが主な原因と考える。
しかし、これらのことは必ず乗り越えられる。
昨日の催しもそれを証明している。

 
 

2013年12月8日日曜日

アクテイブシニア玉村発足5周年記念の集い

あいさつする小池康雄代表
コーラスはコンセール・ミア

 「仕事人間から地域人間へステップ・アップ」をうたい文句に始まったアクテイブ・シニア玉村の発足5周年記念の集いがJAたまむらの2階で開かれた。
 貫井町長、柳澤議長、井田県議、濱口県立女子大学長も参加しての賑やかな集いとなった。
 このアクテイブには現役退職後の人たちが集い、積極的にさまざまな企画、運動に参加しているため、町としての協働の町づくり大いに役立っている。
 代表の小池康雄さんが癖や欲のないこともあり、人が集まりやすいこともあるだろう。
 そして、安保博史女子大教授の力添えも忘れることができない。
 
 今日の講演は短時間だったが、〈与えられた高齢期の時間をいかに過ごすか〉と題し、これまた結構な話をして頂いた。

 
《60才定年まで約40年の仕事時間は約10万時間、定年後の80才までの20年間の自由時間が10万時間、健康寿命を5万時間として、これを無為に過ごして良いのか、という問題提起。生産性、効率性は関係なく(生活・人生の質)重視の生活設計をすることにより人生の味わいは変わる。
自由時間がそのまま健康に暮らせる時間となるよう、健康寿命を伸ばす努力をしよう。
 最後に、「畢(おわり)」、猶(なお)「華(はな)」の面影宿すかな、という吉野弘の歌を紹介する。
 華と似た字体の畢(おわり)を使い、畢(おわり)にも華の面影を宿すような人生を送りたい、という意味。》
 
 

2013年12月5日木曜日

大崎章監督久しぶりに玉村町へ



 映画「漂泊」のチラシが藤橋監督から届いたその日、大崎章監督が玉村に来るから、と土田君から連絡があり、いつものホルモン屋で一献設けた。

また映画製作委員会結成か?

 角倉邦良県議の政策懇談会出席のため、8時半頃になってしまったが、ビール一杯頂けば、もう酔っ払いの仲間入り。
 映画を作りたい玉村町出身の大崎監督の心意気を意に感じ、何とか協力しましょう、とは言ったものの、問題は製作費。
 「いいですよ、だけどキャッチボール屋以上の映画にならなければダメですよ」とは土田社長。
 いつもはじめはこんな調子で始まるのだ。
私自身「漂泊」の出来映えはかなりなものという感触を持っている。ただの感触だけだが、この楽観的な主観が大事。
一仕事終えて休んでいればいいのに、金もないのにまた映画かい。

 《面白きこともなき世を面白く》

 《三千世界の烏を殺し 主と朝寝がしてみたい》
 
  


2013年12月3日火曜日

映画「漂泊」完成まぢか

渋く演じる植宗一郎さんと花火を背景にした五料橋のシーン



 しばらく映画「漂泊」に関しては何も書かなかったが、いよいよ完成も近い。監督から送られてきた写真をアップする。
 
また、藤橋監督の言葉をフェイスブックから転用する。
 
《玉村町映画「漂泊」、上映日程&公開日決定です!
【玉村町映画「漂泊」編集進捗報告<12/2>】
監督のフジハシです。ついに12月になってしまいました。。

現在、全84シーン中63シーンまで終了し、残すところラスト21シーンとなりました。シーン数的には結構有るように感じられるかとは思いますが、編集の難所は終了し、大きな峠を越えることができ、あとはラストに向かって一気に加速していく内容になります。
明後日水曜日には全体の尺が判明できるかと思います!
...


ということで、公開についての情報を発表します!


<玉村町映画「漂泊」上映情報>
2014年2/1(土)〜2/7(金)
MOVIX伊勢崎にて1週間限定公開決定!(1日1回上映)
※入場料金は1000円均一です。
※監督&主要キャストの舞台挨拶を初日2/1と2/2の上映後に行ないます。
また、2/2(日)はロケ地になった群馬県立女子大学講堂にて、特別上映会&主題歌を担当していただいているRaiji&Chipsのミニライブを行なう予定です。こちらの詳細は後日改めて発表させていただきます。

皆様のご来場心よりお待ちしております!

★本日は映画のクライマックスの五料橋上でのシーンと、大人キャストの植さん(焼き肉屋のマスター/康一の父親役)です!
シブい演技が光っておりますよ〜♪
もっと見る》
 

2013年12月1日日曜日

道の駅「上州おにし」で友に会う

上州おにし道の駅
はしご下りは面白い
ゴム鉄砲での命中率は低い

 いよいよ今年も残り一ヶ月、仕事の関係でいろんな所に行く。昨日は鬼石町、時間調整のため道の駅「上州おにし」に寄った。そこの木工体験教室で土、日だけ仕事をしている小・中時代の同級生の増尾弘明を訪ねた。
 ここに寄るのは平日が多く、ここで増尾君に会うのは初めてのこと。
 作業台にはカンナ、ノコギリなどの道具類、木工の材料がたくさん置いてあり、お客さん対応の準備は整っている。
 どんなものを作っているのか尋ねると、「はしご下り」を見せてくれた。
 木でできたコマが木のはしごを一段一段その溝と重力を利用して一気に下っていく。子どもでなくても喜ぶ仕掛けだ。
斜めのはしごを下ることもできる。
はしごの太さ、間隔、コマの溝の大きさ、深さなど絶妙の間合いを作る必要がある。
 ゴム鉄砲で的を狙ったが、なかなか命中しない。
他にも楽しそうな木工品がたくさんある。
 教員を退職後、自分の作業所でこつこつ作業をしていたが、こういうことだったのか。

  今日は玉村八幡宮での「宿サミット in たまむら」。
近在からも多くの参加者を得て、町づくりへの取り組みが話し合われた。
 安保博史先生が〈歴史資産を生かした協働のまちづくり〉と題し基調講演を行った。
肝要は「地域の記憶の重要性に注目して」、ということ。
 
 
 

2013年11月30日土曜日

玉村町12月議会は12月3日から12日まで

 改選後の議員は威勢がいい、といっても新議員は二人だけ。
一般質問が多いのは玉村町の特徴、今回は正副議長以外の14人が演壇に起つ。
 多方面からの質問はいいが、なかなか政策として実現できないもどかしさはある。

 「全国一斉学力テスト」学校別結果公表反対の請願(全群馬教職員組合提出)の紹介議員として臨もうとした矢先の昨日、文科省は公表については、市町村教育委員会の判断に任せるという方針を出した。
 数年前までは、全国一斉学力テスト自体の是非が議論されていたが、安倍政権になってからは急展開、結果の公表、という方向に進んでしまった。
 小学校で国語、算数、中学校で国語、数学、英語、この科目を全国で公表してまでも競わせようという発想が理解できない。
 義務教育課程で必要なことは、たった数科目での競争ではなく、人間としての全人格的成長の基礎を保証すること、好奇心や得て不得ての部分を見分け、補正し合える人間関係を見いだし合うことこそが教育ではないのか。
 排他的な競争を義務教育課程から押しつけては、まっとうな感覚をもつ人間には成長できないだろう。
その上、学校間競争となれば、その評価ばかりに気をとられた教師群間の競争となり、落ち着いた教育環境など望めようはずもない。子どもの未来にも悪影響となり、百害あって一利なし。
 とにかく浅はかで単純な安倍政権は目先の数字しか信用できない愚かな人たちの政権といっていい。

 「日本を取り戻す」といいながら「戦前の日本を取り戻そう」ということだろう。
 安倍政権の一連の動きは関連している。
教育を国家主義の方向へと推し進め、体制従順な人間づくりを狙っている。道徳教育の一層の強化(教科化)ややみくもの競争主義を見れば理解できる。
 一方、特定秘密法案、国家安全保障会議(日本版NSC)の設置は明らかに治安立法、戦争準備体制づくりだ。
日本版NSCはまさに「最高戦争指導会議」。
太平洋戦争をこの「最高戦争指導会議」が指導し、日本を焦土に追い込んだ極めて危険な無責任集団だ。
 教育は、戦争を現実にたたかう国家に従順な若者づくり、と言うとわかりやすい。
 待ったをかける必要がある。

 という意識を持ちながら4期目の議員活動をしたい。
どのような国政でも生き抜く町づくりを考えたい。
一般質問期日は12月4日午後1時30分頃の予定。



                                  
                                                                        
                                                                          玉村町議会議員    石川眞男   
 

 

一般質問通告書

次のとおり通告します

 

質 問 事 項

 

質  問  の  要  旨

 

 

答弁者

激変する時代へ向けた行政姿勢を問う。

1.介護福祉関係について今後予想される課題への対応を問う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
2.極端な格差社会の是正は健全な社会を維持するためにも必要と考えるが、その対応はあるか。  
 

 3.人口減対策や地域コミュニテイーの増進の観点から、土地利用の積極的な対応を求める。

 

 

 

 

 

 

1.今後、大介護時代が到来するが、要支援は市町村に任せ、特別養護老人ホームには、例外はあれ、要介護3以上の人でないと入所出来ないなど、家族にとっても町行政にとっても深刻な事態が予想されることについての対応。

2.介護保険制度は「介護の社会化」という理念から始まったものだが、現実の政策は逆になり、個人と家庭の負担が急増し、介護のための休職、退職、失業、生活保護、閉じこもり等々社会問題となってきている。これらに対する行政としての対応。

3.ケアプランは本人だけでなく、家族の生活環境も勘案すべきと考えるが現実はどうなっているか。

4.昨年4月から始まった「24時間地域巡回型サービス」はどの程度実施出来ているか。

5.健康寿命を延ばすことは個人にとっても幸せなこと、この点からの対応。

6.財政安定化基金の取り崩しなどを含めた介護保険料の改定時期への対応。                                                                                       

 

 
非正規労働者、言葉を換えれば、不安定雇用にある人々の比率がますます高まり38.2㌫(昨年度総務省調査)となった。格差社会が極端に進み、一方が貧困化することは、各種税金、保険料等の社会的負担をすることすら困難になる人の増加が予想される。社会の土台が壊れないうちに、町として、例えば、雇用対策として、非正規から正社員化した企業への税制等での支援、中小・地場企業への設備整備支援制度の拡大などは考えられないか。
 

 市街化調整区域内は原則、住居用としては、分家住宅の建築しか認められていないが、住宅密集地の雑種地や農地の開発、建築許可について、分家住宅以外の住居も建てられるようになれば、その地域で生まれ育った人が、他の地域に土地を求めなくても、なじんだ地域に住み続けることができ、人口減対策やコミュニテイー増進対策として極めて有効と考えるが、今後の町としての対応を問う。

(既存宅地内建物の建築許可基準の現実的運用、大規模指定既存集落についての準備調査等)

町長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



町長

 

 

 

 
  町長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年11月25日月曜日

地獄谷のサルではないが暇あらば旅まわり・マメです。

ライトアップされた金具屋
                                                                               


夜の温泉街は寒い
                                                                                                           

今年最後の朝市風景



おばさん、待ちない




川中島の戦跡公園の銀杏


 本来まめな性格で、若い頃は、どんどん一人旅をしていたものだ。
 もう還暦になったことだし、時間があるときは思いつきで色々な所へ行って見たいと思うようになった。
 ということで、長野県は小林一茶記念館から玉村町と姉妹提携している山ノ内町の温泉へと足を伸ばした。
 一茶記念館には玉村町(上茂木)出身の中村さんが学芸員として勤務している。
 突然の訪問だが、快く応対して頂き、当時の柏原村の様子などをうかがい、ついでにうまいソバ屋さんまで紹介してもらった。
 山ノ内町といえば温泉、酒の玉村屋、地獄谷のサル、そして志賀高原などたくさん見所はあるが、今回は古久屋ので一泊、偶然にも通りに面し、小林一茶が泊まったという部屋に案内された。
 広くはない道路を隔てた対面に金具屋という古い旅館がある。「千と千尋の神隠し」のモデルになった旅館で夜はライトアップ、多くの人たちが見物に訪れる。
 
 その日は時間もあったので地獄谷まで行きサルに対面、サルもまだ風呂に入る時期ではなさそうだ。
 
 翌朝の朝市は今年最後、リンゴを中心に地元のリンゴ農家のおばさんが完売していた。
 朝市の場所から階段で200段ほど上がった所にある寺まで行くとサルの群れが柿を食べに山を下りて来ていた。
 尼さんが「食べたらお帰り」とサルの嫌いなフマキラーを持って寺から出てきた。「これも共存の方法よ」
 
 山ノ内から小布施までは車で30分ほど、そこから川中島までゆっくり1時間くらい、少し方向を変えれば善光寺もある。
川中島まで来たら松代まで行き、真田一族記念館やら佐久間象山記念館にも行ける。
歴史満載の小旅行だ。
 



2013年11月18日月曜日

産業祭から八ツ場ダム集会まで

刃物屋さんの話に聞き入る
昭和村議員と茶会でひと息
これも収穫祭、鳥に食べられないうちに柿の収穫
執念の八ッ場ダム反対集会、これが希望だ。
たたかう地理学、これでダム建設を止める

 晴天の中、玉村町産業祭が朝から賑わった。私は昭和村議会のお客さんの接待役ということで、会場をくまなく歩いた。
 山之内町、昭和村、茨城町、気仙沼からの特産品の販売もあり、年々賑やかになるようで、秋の収穫祭と言えるのではないだろうか。
 途中、刃物売り場の前でしばらく、いろいろな種類の刃物の説明を受けたり、そばを食べたり、お茶をたしなんだり、土産を買ったりとそれぞれ楽しんだ。
 
 昼からは瞬悠庵で奥深山農園の秋の収穫祭、奥深山さんを囲み話し込んだ。〈どっこい、まだまだ元気だぜ〉
 庭にある柿の木にハシゴをかけての柿もぎは楽しいものだ。
子どもの頃は柿の木によじのぼり、猿にでもなったように柿を取ったものだが、今の子どもたちは、全く無関心のようだ。
柿はうまいよ。
 
 2時からは中里宅での原発勉強会、集まる人は80歳代が多く、しかし、政治的意気込みはすごいものがある。
「何とか原発を止められませんかね。秘密保護法ができたら、戦前の息苦しい社会になってしまうよ。私は体験しているのだから」
 日本社会、政治を語らない風潮があるなかで、ここに集う高齢女性たちの元気さに押されて、予定時間をすっかりオーバー。
 高崎シテイーギャラリーでの八ッ場集会にたどり着いたときは4時になっていた。
 
 八ッ場ダムの本体工事着工が迫る中、しかし、それを止めたい、と考える人たちが全国にいることがわかる。
 ダム建設決定から60年経ってもできないダムは造ってはいけない、ということ。
 当時と経済、社会状況は激変し、ダム不要の時代となっている。
 推進派はただ、「多額の金をかけて、ここまで工事をすすめてきてしまったのだから、もう完成させるしかない」という論調ばかり。
 総工費5000億円になんなんとする問題だらけの八ッ場ダム建設だが、何世代か後には、ダムを壊す時期も来る。
1000兆円の借金国にそんな余裕はない。
後世に残す負の遺産になることは明らかだ。
 推進派は頭を冷やせ。
小野有五北海道大学大学院名誉教授の話はよかった。
著書「たたかう地理学」を買い込み読み出した。
 まだまだ抵抗の余地あり、何せ、未来が味方している。
あきらめない執念のたたかいこそが最後の勝利をもたらすことは歴史が証明している。
関口茂樹さんにも久しぶりに会えた。
 
 
 
 

2013年11月13日水曜日

玉村町長へ「来年度の政策・制度要求と提言」を申し入れ/連合伊勢崎地協

 昨日、連合伊勢崎地域協議会による玉村町長への「2014年度・政策・制度要求と提言」の申し入れ行動があった。
 1990年から継続して取り組んでいるもので、今年は11000人を越える県民のアンケートを分析、政策・制度要求としたもので、その意味ではアップ・ツー・デートの内容。
 「心配、困り事、関心事」では例年、「自分や家族の老後」が1位となっていたが、今年初めて「生活や所得」が最も高い数値となり、今回の提言では、雇用・労働ならびに社会福祉保障を中心に取り組んでいる。
 格差社会の深刻さが、いよいよ身の回りに迫ってきたということか。

 貫井町長はあいさつで、「連合の政策・制度要求を高く評価し、町の政策にも反映できるよう努力している。一方、労働組合としてもっと元気になってもいいのではないか」と述べ、労働運動への期待と注文をした。

 12月議会、一般質問に、政策・制度要求の中から質問を1項目入れようか。
 


2013年11月10日日曜日

藤沢周平記念館から山寺へ秋の旅路

日本海・笹川流れの海岸
鶴岡市にある藤沢周平記念館
紅葉に染まる山寺のお堂
静かなたたずまいを見て芭蕉が「閑かさや」と歌った。
山寺から見た光景はよくある構図(晩秋はまたいい)
安全に上り下りできるのも参道清掃をする人のおかげ。

 一ケ月ほど前から計画していた、山形県鶴岡市の藤沢周平記念館と立石寺(山寺)への旅は決して思いつきではなかった。
しかし、天候はどうにもならない。予想では曇り、雨だったが土曜日は晴天に恵まれ、今日も山寺に登り切るまで(午前9時半頃)は曇り空だった。
 
 藤沢周平記念館に関しては同級生の新井淳一が何年か前、尋ねたが、準備不足で閉館日に行ってしまった。その話を聞いてから、行きたいと計画を立ててきた。
 藤沢の本は結構読んでいるがまだ半分にもならない。しかし、どれを読んでも、当時の人々が今、そこで生活しているように思えてくる。
 
 彼は映画やビデオもよく観た。そこに一枚の手書きの注文メモがあった。
「ドクトル・ジバゴ」、「暗くなるまで待って」、「昼下がりの決闘」そして「誓いの休暇」(ソ連映画)と書いてある。
 私は「誓いの休暇」は2度観た。藤沢周平も観たのか、と思うと
また身近に感じ、藤沢本を読みたくなる。
 しかし、記念館、藤沢作品の本や関連のグッズを何も販売していないようだ。そこで本を販売していれば間違いなく相当売れるのに、なぜ、欲のないことを、と思ってしまう。
そこも藤沢流なのだろうか。
 庄内藩校・致道館、鶴岡カトリック教会、大寶館を巡り、閑かに落ち着いた晩秋の街並みを歩いた。
 
 そして今朝は9時前から山寺登山、3度目の山寺だが、今回はそれほど千段の石段が、体調がいいのか、長く感じなかった。
 一歩一歩、「煩悩を捨て」奥の院まで行くのだが、そこで突然の雨、しかし、山の木々の葉が傘の代わりをしてくれ、それほど雨には濡れなかった。
 地内にある秘宝館も尋ねた。
仏の道は煩悩を捨て、とはいうが、そう簡単でないことは、誰でもわかる。
 一方、願えば何でも叶う「如意」という言葉もある。
煩悩を捨てた人間が何を叶えようとするのか、とその矛盾を思うようでは、まだまだ仏道の理解にはほど遠い。
やはり表裏は一体なのだろう。
 一段一段参道の落ち葉を掃除し、歩きやすくしているおばさんに会った。「仕事だからね。もう23年してますよ」
仏さんに会ったようだ。

 

2013年11月6日水曜日

映画「約束・名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯」

 上映を楽しみにしていた「約束」をシネマテークたかさきで観ることができた。
 獄中から無実を訴えている死刑囚奥西勝の事件から現在までを映画化したもので、若い日の奥西を山本太郎が演じ、獄中でたたかう今の奥西を仲代達矢が演じる。母親役は樹木希林、ナレーションは寺島しのぶという豪華キャスト。
 阿武野勝彦プロデューサーと齋藤潤監督の渾身の作品だ。
 
 昭和36年、三重県名張市の小さな村の懇親会で、ぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡した事件で、逮捕された奥西は一度は「自供」したが、その後、「警察に自供を強要された」と主張し続ける。
 1審無罪、しかし控訴審で死刑判決、昭和47年最高裁で死刑確定。戦後唯一の無罪からの逆転死刑判決となった。
 事件から51年、際限なく繰り返される再審請求と棄却。名古屋高裁で再審が認められたが、最高裁でまたも棄却。
 その間、奥西は2桁を越える死刑囚が処刑台に行くのを見守った。
 判決に怒りながらも、裁判に期待するしかないところが本当に悔しい。
 裁判官が生きる世界の狭い風通しの悪さも明らかにし、えん罪の犠牲者を救おうと、奥西を支える弁護団や多くの市民の姿も活き活きと描き切ってる
 
 
 《日本の刑事司法がこれほどに歪みきった要因のひとつはメディアにある。ならばメデイアには期待できない。
僕も含めてそう考えてしまう人たちは、絶対にこの作品を観るべきだ。メデイアはここまでできる。これほどに強い力をもつ。
一貫して司法の歪みを問い続ける阿武野プロデユーサーと齋藤監督は、また新しい地平を開いた。見事だ。彼らは仕事を終えた。次は観た側が動かなければ》 
森達也監督の言葉に勇気をもらおう。
 
 シネマテークたかさきの宣伝をしてしまうようだが、おすすめの作品がいっぱいある。
「約束」は15日まで。
「ハナ・奇跡の46日間」と「世界が食べられなくなる日」は22日まで。
 
 一人一人が自信をもって行動すれば、「日本を取り戻そう」などと「戦前の日本」を取り戻そうとしている安倍政権を葬り去ることができる。
 

2013年11月5日火曜日

文化の日を極めて文化的に過ごす

ガツーンと労働者集会(日比谷)
アースデイも楽しむ(藤岡)
青原さとし監督の話を聞く(少林山)

 なんとも忙しい文化の日だった。
3日は新自由主義に反対する全国労働者集会。
今程、ラジカルな政治集会が求められている時はないだろう。
 安倍政権の容赦ない攻撃に対し、中途半端な運動はすべて腰砕けになり消えて行くか、自らを誤魔化して、変節を自己合理化し逃げ出していく。
 それほど厳しい政治、社会状況のなか、日比谷野音を埋め尽くす大集会を打ち抜く政治勢力があることは頼もしいかぎりだ。
 
 帰りには、ららん藤岡でのアースデイの集いに合流、バンド演奏を楽しんだ。
 
 そして4日は、休んでいればいいのに、少林山達磨寺でのドキュメンタリー映画「タケヤネの里」(青原さとし監督)上映会に参加。
《日本中の山々に、この地球温暖化ではびこり、放置されている「竹」やその「皮」が、こんなにも深い文化を作り出し、しかも世界につながっているのか、と驚嘆した。》というチラシの言葉だけ読んで、これはいい映画だと勝手に思い込み、何人かの人に声をかけた。
 とくに上原夫妻に声をかけたのは午前中のこと。
「竹に関するいいドキュメンタリー映画があるので、しかも無料だから、少林山に来ないか」と誘ったら来たではないか。
無料という言葉に引かれたらしいが、実は1500円だった。
よく見るとチラシに小さく書いてあった。
まあ、作り手も大変だからカンパのつもりで、ということで納得してもらい、ついでに「9日、県立女子大での映画3本の上映会こそは無料だから観なよ」と誘い、シネマテークたかさきで9日から2週間上映される「ハナ」、これだけは観とくれよ、と強く勧めた。
 髙階ミチさん、岩城さん、星野さんにも会場で会い、同じことを言った。
 最近、何か映画の営業マンみたいだ。
極めて文化的に過ごした文化の日といえよう。
 

2013年11月3日日曜日

飯倉区作品展

密照さんとその作品群
見事な切り絵の作者櫻井英比古さん

 第8回飯倉区の作品展が2日、3日の2日間開かれている。
文化の日をはさんで色んな催しでどこも賑やかだが、この飯倉地区は格別なものがある。
 40年近く盆栽づくりをしている密照さんや切り絵の見事さで誰をもうならせる櫻井英比古さんの作品を中心にこじんまりとしてはいるが地域に根ざした作品展としてすっかり定着している。
 鑑賞後のお茶を頂きながらの談笑も楽しい。
 
 夕方からはムービックス伊勢崎で「そして父になる」を観賞。
さすが是枝裕和監督、深いまなざしでの作品に、終わってからフー、と一息ついてしまった。是非、観て欲しい映画だ。
 

2013年11月2日土曜日

高崎駅前金曜日集会

継続は力、今夜も脱原発

 すべての原発が止まる中、今年の冬を迎える。
それは原発なくても電力はまかなえるということを示している。
 一方、一度事故を起こしたら、その収束がいかに困難かを福島原発事故は示している。
 今後何百年にもわたり、事故原発の構造、技術を熟知する大量の技術者、労働者を継続的に供給できるかどうかが、今後の大きな課題のひとつだ。
 交通事故の検証、事故現場の復旧とはわけが違うのが原発事故。
 無事故で稼働したとしても大量の放射性廃棄物の最終処分ができない。はじめから、無理な話だった。一刻も早く、原発からのエネルギー転換を進めなければいけない。
 毎週金曜日夜の高崎駅西口での集会は昨夜も50人程度の人が集まり、強く脱原発の訴えをしていた。
「継続は力だ」
 福島原発事故を過去のもの、日本の一部で起きたことにして後景化させ、原発再稼働、原発輸出に突き進む安倍政権を追い詰めよう。