みんな寿命を全うしようぜ

みんな寿命を全うしようぜ
西表島で会った昼の蝶

2015年5月31日日曜日

玉村道の駅「玉村宿」オープン

屋上から354号パイパスを望む(5月26日)

刈入れ時期の麦畑を南に配置する玉村宿
北側から見た玉村宿

 玉村道の駅「玉村宿」が今日オープンした。初日だけに駐車場は満杯、役場から歩いて行く人もいたほど。
 店の中に入るだけでも長い行列となったため、入るのをあきらめて、外のテントで、昭和村の朝採りレタス、茨城町のメロンを買い、雑踏から抜け出した。
 友人がポツリと言う。「この勢い、いつまで続くかなあ」
多くの課題を抱えながらもスタートした玉村宿、課題を解決しながら前に進めよう。

2015年5月30日土曜日

映画「マミー」は驚きの連続

まだ26歳のグザビエ・ドラン監督
親子はいつだって親子だ。

 矯正施設から退院したばかりの注意欠陥多動性障害の息子とギリギリの生活をしている母親と、隣の家の休職中の高校教師
の3人を中心に親子の関係を描く映画。
 苦悩の連続の中で3人の表情が、本当に輝いて見えた場面がいくつかあった。
 母親が子どもを再び病院に入院させた後の希望と苦悩の表情は忘れられない。
 そして最後の場面、息子は病院からの脱走を試みる。
そんなことは不可能で職員に捕まり暴力でたたきつぶされることは分かっているのに、走り続ける。
 フランソワ・トリュフー監督「大人は判ってくれない」の海辺を走って行く場面と重なった。
 映画「MOMMY」の監督グザビエ・ドランは1989年生まれの26歳。
 みんな死に向かって生きている、という最後の曲も泣かせる。この若さでこんな映画がつくれるのかと驚いた。
 (シネマテークたかさきで6月5日まで上映)

2015年5月26日火曜日

ついに、日本の歴史学術16団体が動いた

「慰安婦」の強制連行は実証済み 日本の歴史学術16団体が声明
 安倍の歴史歪曲について、日本の歴史学者たちが正面から反論

 25日、歴史学研究会など日本の歴史学関係16団体が、都内で「『慰安婦』問題に関する日本の歴史学会・歴史教育者団体の声明」を発表。

──「慰安婦」問題に関する日本の歴史学会・歴史教育者団体の声明
『朝日新聞』による2014年8月の記事取り消しを契機として、日本軍「慰安婦」強制連行の事実が根拠を失ったかのような言動が、一部の政治家やメディアの間に見られる。われわれ日本の歴史学会・歴史教育者団体は、こうした不当な見解に対して、以下の3つの問題を指摘する。
 第一に、日本軍が「慰安婦」の強制連行に関与したことを認めた日本政府の見解表明(河野談話)は、当該記事やそのもととなった吉田清治による証言を根拠になされたものではない。したがって、記事の取り消しによって河野談話の根拠が崩れたことにはならない。強制連行された「慰安婦」の存在は、これまでに多くの史料と研究によって実証されてきた。強制連行は、たんに強引に連れ去る事例(インドネシア・スマラン、中国・山西省で確認、朝鮮半島にも多くの証言が存在)に限定されるべきではなく、本人の意思に反した連行の事例(朝鮮半島をはじめ広域で確認)も含むものと理解されるべきである。
 第二に、「慰安婦」とされた女性は、性奴隷として筆舌に尽くしがたい暴力を受けた。近年の歴史研究は、動員過程の強制性のみならず、動員された女性たちが、人権を蹂躙された性奴隷の状態に置かれていたことを明らかにしている。さらに、「慰安婦」制度と日常的な植民地支配・差別構造との連関も指摘されている。たとえ性売買の契約があったとしても、その背後には不平等で不公正な構造が存在したのであり、かかる政治的・社会的背景を捨象することは、問題の全体像から目を背けることに他ならない。
 第三に、一部マスメディアによる、「誤報」をことさらに強調した報道によって、「慰安婦」問題と関わる大学教員とその所属機関に、辞職や講義の中止を求める脅迫などの不当な攻撃が及んでいる。これは学問の自由に対する侵害であり、断じて認めるわけにはいかない。
 日本軍「慰安婦」問題に関し、事実から目をそらす無責任な態度を一部の政治家やメディアがとり続けるならば、それは日本が人権を尊重しないことを国際的に発信するに等しい。また、こうした態度が、過酷な被害に遭った日本軍性奴隷制度の被害者の尊厳を、さらに蹂躙することになる。今求められているのは、河野談話にもある、歴史研究・教育をとおして、かかる問題を記憶にとどめ、過ちをくり返さない姿勢である。
 当該政治家やメディアに対し、過去の加害の事実、およびその被害者と真摯に向き合うことを、あらためて求める。

                    2015年5月25日
                                 歴史学関係16団体      
                                日本歴史学協会     
                                 大阪歴史学会      
                                九州歴史科学研究会   
                                専修大学歴史学会    
                                総合女性史学会     
                                 朝鮮史研究会幹事会   
                                東京学芸大学史学会   
                                東京歴史科学研究会   
                               名古屋歴史科学研究会  
                               日本史研究会      
                               日本史攷究会      
                               日本思想史研究会(京都)
                               福島大学史学会     
                              歴史科学協議会     
                              歴史学研究会      
                              歴史教育者協議会

 極めて穏当で妥当な見解だが、愚かな安倍政権は、彼らが何故声明を発したか、その意味すら理解できないのだろうか。

2015年5月25日月曜日

区長会との合同研修会/総務常任委員会足利市行政視察

区長会との合同研修会(19日)
足利学校の孔子像の説明を受ける


 先週からは結構忙しい日々が続く。19日は区長会との合同研修会。各委員会がこの一年行ってきた取り組みを都合1時間程かけて説明する。
 その後質疑もあり、議会として、足跡を振り返ることができ、区長会からどのように捉えられているか点検する意味でもいい機会だ。
 夕方からは懇親会、アルコールも入るのでまた違った面をお互い知ることができる有意義な半日となる。
 21日からは一般質問受付開始、22日は足利市へ総務常任委員会としての行政視察、テーマは「行政提案公募型協働事業」、市の課題を市民力を得て協働の力で解決していこうという事業、これからはこういう時代でしょう。
 視察の後は足利学校と鑁阿(ばんな)寺周辺のまちづくりをボランティアの人の説明を受けながら歩いた。
 幾度か足利学校と鑁阿寺へはひとりで来ているが、本格的な説明員の話を聞きながらのそぞろ歩きは全く感触が違う。
歴史が生き生きと甦る感じだ。
 今後、どうまちづくりに生かせるかが我々の課題として悩ましく迫ってくる。 
 充実した視察ができるのも、お世辞ではなく優秀な議会事務局職員のおかげだと、議員は例外なく思っている。

2015年5月24日日曜日

連合群馬・ふれあいフェステイバル/伊勢崎





サーカス芸は大人気
サーカスの田中君は早朝から準備


 今年の連合群馬伊勢崎地域協議会主催の「ふれあいフェステイバル」は、天候にも恵まれ多くの人々が参加した。
 塚越紀一さんや加賀谷富士子一家も登場し、フェステイバルを盛り上げた。
 午後からの沢入国際サーカスショーはイベントとしても成功した。
 春から初夏へ向かう一日をのんびり過ごさせていただいた。


 玉村道の駅が今月末に開業するが、今後、道の駅でのサーカスイベントにも呼びかけたい思いだ。

2015年5月18日月曜日

自由奔放な一日「畑でマルシェ」

紙芝居に子どもは大喜び
南條さんもテント張ってます。
音楽も多彩
気楽に観賞


 堀越夫妻が中心に立ち上げた自由奔放な一日〈畑でマルシェ〉は好天に恵まれ、大勢さん参加の中、歌や踊りを楽しんだ。
 命、平和、環境、人権をテーマに脱原発や戦争法案に反対する人たちがどこからか集うから不思議だ。
紙芝居もあり子どもたちも喜んでいた。
 政治色を排除した単なるお祭りはどこにでもあるが、腹に一物ある人士の自由結集、自由解散の空間が玉村町にあることは素晴らしい。


追伸
自治体議員立憲ネットワークより緊急抗議声明が発せられたので掲載する。

【緊急抗議声明】

『安倍政権の「戦争法案」閣議決定に断固抗議し、撤回と廃案を強く求める』
5月14日、政府与党は新しい「安全保障法制」として、「国際平和支援法案」「平和安全法制整備法案」等計11法案を閣議決定した。11本の法律を2本にまとめて審議する強引なやり方は、まさにファシズム政権に近づいている。
 本法案は、昨年7月1日の「集団的自衛権行使容認」の閣議決定、そして先日確定した日米新ガイドラインを法的に担保するものとして作成され、「平和」「安全」という名称とは裏腹に、まさに「戦争推進法」とも呼ぶべき内容となっている。

 自衛隊はこれまでの「専守防衛」の姿勢をかなぐり捨て、政権の判断によりいつでも・どこにでも、武力行使のできる「攻撃型」の自衛隊へと改変された。
 「武力攻撃事態法改正案」においては、「存立危機事態」という定義を加え、他国への武力攻撃であっても、「我が国の存立が脅かされ」「国民の権利が根底から覆される」と政権が判断すれば、「集団的自衛権」行使を容認している。
 また、「周辺事態法」は「重要影響事態法案」と変えられ、事実上地理的制約を撤廃し、また米国以外の軍隊をも「支援」できるものとされている。
 「国際平和支援法案」においては、本来国会の事前承認を必要とする自衛隊海外派遣が、場合によっては事後承認でも可能としている。
 その他、活動地域の拡大、「駆けつけ警護」も含めた武器使用権限の拡大等、自衛隊をまさに海外での武力行使の戦力に変え、さらに主権者の市民生活もそのなかに組み込まれ従属させられることが、各条文に盛り込まれているのである。

 これに先立ち、安倍首相は日米首脳会談において、本法案を夏までに成立させると米側に確約した。国会の審議どころか、閣議決定さえ経ない段階での発言であり、立憲主義、議会制民主主義を破壊し、愚弄する暴挙と言わざるをえない。

 5月11日の世論調査では、日米新ガイドラインも安全保障関連法案も、反対が賛成を上回っている。このような国民の意思を顧みず、一政権の思惑と利害だけで憲法を一方的に改変する安倍政権に対し、強く抗議する。

私たちは、政府に対し、本法案11本の即刻の撤回と廃案を断固求めるものである。

2015年5月14日
 自治体議員立憲ネットワーク




2015年5月6日水曜日

映画「妻への家路」/シネマテークたかさき

妻への家路


〈『紅いコーリャン』『秋菊(しゅうぎく)の物語』などのチャン・イーモウ監督とコン・リーが再びタッグを組み、文化大革命後の中国を舞台に夫婦の切ない愛を描くドラマ。20年ぶりに解放された夫が、夫を待ちすぎて記憶障害となった妻に自分を思い出してもらおうと奮闘する様子を映す。ひたすら夫を待つ妻をコン・リーが、妻に寄り添う夫を『HERO』『インファナル・アフェアIII 終極無間』などのチェン・ダオミンが演じる。いちずな夫婦の姿が感動的。 〉

 いつも4月後半に花粉症となるが、今年は5月4日が特にひどく寝込んでしまった。今日も鼻をクンクンいわせながら、シネマテークたかさきで「妻への家路」を観た。
 どこの国も政治の大波に人生をさらわれて来た人たちがたくさんいることを改めて考えさせられた。
     シネマテークたかさきで5月15日まで。

2015年5月3日日曜日

これが大賑わいの朝鮮式結婚式

和服で失礼します。
李さん家族、前列は日本人
舞台へ載りきれない程の祝い人たち
「統一列車」でしょうか。
新婦の父親としてあいさつする李和雨さん
300人はいたでしょうか。あきれるほどの人数。

 とにかく大人数の結婚式と披露宴を見た。
友人の在日朝鮮人・李和雨さんの娘さんが結婚するというので、朝鮮式の結婚式を体験したいと申し出、昨日の結婚式参列となった。
 毎年、新年の集いを開催している高崎ビューホテルの同じ会場だが、会場一杯テーブルを詰め込んでの参加者は300人を越えていた。
 「人前結婚式」とでもいうのだろうか、参加者の前で、結婚と今後添い遂げることを誓い、参加者はそれに立ち会うというスタイル。それなりの厳かさの中で執り行われた。
 しかし、乾杯の後は、段々賑やかになっていく。歌ありスピーチあり、日本の披露宴と変わらないが、その規模の大きさにはさすがに驚いた。 
 私の座ったテーブルだけが日本人だった様子。その人たちも李さん家族とは長いつきあいのようで、楽しく話しもできた。
 差別の多い日本社会で生活してきた在日朝鮮人にとり、出産、子育て、教育、就職そして結婚までたどり着くことは一通りの道ではないだろう。
 それだからこそ、結婚という人生の節目を同胞たちが大勢集まり祝福する。この団結が、日本社会で生きる力を与えているのだろう。
 在日朝鮮人という歴史上の位置が、今後の北東アジアの友好・平和に資する時が必ず来ると確信する者として、若いふたりの結婚を心から祝福したい。
 未来は若者のものだ。