みんな寿命を全うしようぜ

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西表島で会った昼の蝶

2020年8月15日土曜日

75年目の敗戦の日に 吉田裕著「日本軍兵士 -アジア・太平洋戦争の現実-」を読む

 コロナ禍で、15日の群馬県戦没者追悼式も中止になった。

いつまで、どこまで続くかわからないコロナとの闘いになんとしても勝ち抜かなければならない。そして生き抜かなければならない。
今、読み出している本が吉田裕著中公新書「日本軍兵士」(定価820円)。












戦争を兵士の目線から描く戦争の現実。
食料も欠乏するなか、自分の体重の半分程の装備を担ぎ、泥水の中を何時間も歩く兵士の群、水虫に悩まされ、その治療もままならない兵士は、いざというとき銃を構える体力もなくなっていた。等々、データに基づき戦争の実態を連ねる。
戦争の意義を唱える前に、まず知っておくべきアジア・太平洋戦争の現実、お薦めの1冊。

堀潤監督作品「わたしは分断を許さない」・シネマテークたかさき



         
 堀潤監督作品                堀潤
「私は分断を許さない」

原発事故後、NHKを退職してフリージャーナリストとして活動している堀潤
が分断された世界を回り作り上げたドキュメンタリー映画。
香港、ガザ、シリア、福島、沖縄、朝鮮半島を5年かけて迫った彼の良心が遺憾なく表現されている作品。
彼は言う。「真実を見極めるためには、主語を小さくする必要がある」と。
シネマテークたかさきで8月12日(水)まで上映