地蔵様を担いで村中を巡る
昨日、地元箱石の地蔵祭りに神社灯籠番として参加した。
この灯籠番役は初めてだが、正月の少林山、2月の地蔵祭り、3月の春祭り等々と結構忙しい。
朝7時半に地蔵堂に集まり、清掃をしながら住職の到着を待つ。前日にほとんど準備は整えてあるので、ストーブ、コタツなど暖を取る作業が主。
このお堂は北向きが特徴で、昨日のような風の強い日は相当寒いので戸を閉めていた。まだ建て直して20年程なので、戸を閉めれば風は入らないが、立て直す前は、それはそれは凍えたそうな。村の長老とゆっくり話のできる有意義な一日でもある。
地蔵様祭りのいわれは、明治後期に遡る。
〈近在の村々に疫病がはやったが、村境にあった地蔵様のところでぴたりと止まり、箱石に病人が出ることはなかった。〉
それ以来、地蔵様に感謝をする祭りとして今日まで引継がれている。私も勿論、小学生の頃、同級生達とこの地蔵を担いだ。
今は、家々を回る子供たちの元気な姿をみて、その健やかな成長と地域の人たちのつながりを確認しあえる意味でも大事な祭りだ。
なにもかも便利になった現代、「子どもの古い遊び」などと言わないで欲しい。大人も楽しんでいるんだ。
テレビゲームなど何もない中で、風の子として友達と走り回った世代が過去に長くあったことを、今の子供たちが少しでも「肩の痛み」の中で感じてくれればいい。
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