みんな寿命を全うしようぜ

みんな寿命を全うしようぜ
西表島で会った昼の蝶

2014年12月31日水曜日

今年も大詰め、もっとも印象的なことは4月の疲労困憊

南京にある至極の作品
こどもを抱く仏像(南京)
周恩来像(南京市)
友・秋山の誕生日を上海で祝う
 一年を生きてきたといっても、365日全部、何をしていたかを思い出すことはできない。印象に残っている日が何日くらいあるかということだろう。人間の記憶なんてそんなもの。
すぐに思い出せなくとも、毎日、生きていたから今日があることは事実。人生、無駄な日はないということか。
 私にとり、今年もっとも忘れられない日は4月6日の疲労困憊だ。
自発的に墓参りしたことなどなかったが4月8日、墓に行き手を合せた。

 4月6日は故大塚政義さんの一周忌、高崎映画祭の最終日でもあった。
 下仁田町での法要の後、映画祭の最後、インド映画「きっと、うまくいく」を観て有終の美とする予定だったが、高崎に向かう途中、とにかく疲れ、眠くなり、安中にあるユニクロの駐車場で仮眠をとった。
 その時の疲労困憊は相当なもので、いくら映画祭に入れ込んでいるといっても、とても映画鑑賞どころではなく帰って寝た。
 その夜、千の風になっている両親が一晩に2度現れた。ふたりそろって二度までも夢枕に現れるとは、さすがに親不孝を感じ、墓参りとなったわけだ。
 その疲労困憊の原因を考えると、思い当たる節はある。
議員活動もふくめ日常業務をこなしながら、高崎映画祭の時期が来た。
 今年の作品は、テオ・アンゲロプロス監督だけでも「旅芸人の記録」「狩人」「アレクサンダー大王」「霧の中の風景」「永遠の一日」「エレニの旅」など3時間、4時間近い大作がずらり。

アメリカ映画「天国の門」も3時間36分、その上ロシア映画3部作「太陽に灼かれて」(2時間16分)、「戦果のナターシャ」(2時間30分)、「遙かなる勝利へ」(2時間30分)とくれば、頭の中は疲労困憊。
勿論、これらに加え、日本映画「凶悪」白石一彌監督、「共食い」青山真治監督、「そして父になる」是枝裕和監督、「ペコロスの母に会いに行く」森崎東監督なども観れば、とても消化しきれないのは当然のこと。

 これだけの作品を浴びせるように上映する高崎映画祭の大きさに応えきれなかったというべきか。

 というわけで、墓参りの後、その週に南京、上海に行き、歴史、文化に触れた。中国滞在中に秋山君の誕生日を迎え、本人を肴に食事会となった。

 今日の上毛新聞によれば、尖閣諸島の問題につき、当時、鄧小平との直接交渉の結果、「日中両国政府は大きな共通利益に基づいて協力すべきで、詳細に関する差異は脇におくべきだ」とする合意に達し、「問題を明示的に示すことなしに現状を維持することで合意し、事実上、棚上げされた」ことが改めて明らかになった。
 日本政府の言う、「中国側と棚上げ、現状維持で合意した事実はない」という見解がウソだったということ。
 これは1982年、サッチャー首相が来日した際、鈴木善幸首相が、「日中間に現状維持する合意がある」と明らかにしたことを記した英公文書を30日付で機密解除したことにより明らかになった。
 歴史の真実を葬ってしまうという意味からも秘密保護法は廃止すべきだ。
 山積した問題はそのまま、新たな年に繰り延べされる。

《漆黒の大宇宙に唯一ある水の惑星地球。水、空気、気温、大陸など絶妙のバランスの中であらゆる生物は短い命を謳歌している。
 かけがえのない宇宙での地球の唯一性を思うとき、戦争などの争い事は容認できない。
 億年の単位で進化してきた生物の歴史を、万年の単位で進歩してきた人類の歴史を、新自由主義という数十年単位の浅知恵と欲望で破滅させる訳にはいかない。
「洪水よ、われ亡き後に来たれ」と資本主義の本質を喝破したマルクスの言葉が甦る。》
 







2014年12月30日火曜日

2014年の忘年会は「かがや富士子」を招いて

塚越紀一県議と同席したかがや富士子
瞬悠庵での忘年会参加者一同
恒例の岡田うどんの出来映えも好評
金子修さんはバンジョウーを弾いて盛り上げた。
                   秋山センセイ(左端)の話は「盆踊り(乱交の民俗学)」、
                   あきれる土田社長(中央)と真面目に聞いてしまう性格の田中島さん。

 今年もいよいよ暮れも暮れ、我が後援会の忘年会が瞬悠庵で開かれた。
 参加者はまるでいつもと同じ、よくも元気でこの一年生き抜いてきた、とまずは乾杯から始まる。
 後は政治、経済、家族の状況、健康問題等々様々に展開する出入り自由の空間だ。
 今年の「時の人」としてかがや富士子に来てもらった。
来年4月の県議選に伊勢崎選挙区から立候補予定だ。
 塚越紀一県議の後継ということもあり、そして混戦模様となりそうなので、特に力を集中しなければならない。
仲間に紹介する意味でも顔をだしてもらった。雰囲気はいい。
 前橋からは、小川あきら、高崎からは角倉くによしも再選を目指す。
 
 昨夜は盛り上がったためか、秋山君に渡し忘れた新聞を持って自宅に行くと一冊の本をしきりに説明し出した。
 高崎市図書館から借りた本で「盆踊り(乱交の民俗学)」、この本の内容を土田君達に昨夜、話していたのだという。
 昔の日本の性風俗がいかに奔放だったか書かれている。
この種の路線は私も非常に興味あるので、早速本屋で注文した。
 何しろ自慢じゃないが民俗学者赤松啓介の「非常民の民俗学」「夜這いの民俗学」を読んでしまったから、もう日本人のたくましさを知っている。
 規律や道徳を声高に叫んでいる政治家連中には、その昔、己の祖先たちは、封建時代でも、知恵ある創造性豊かな社会規範をつくりだして、権力と渡り合っていたことくらい知った方がいい。そこから政治を語れ。

 谷川健一、大和岩雄編集「民俗学の遺産(遊女)」、という本もいいと、秋山から薦められたが、チョット待ってよ、一冊ずつだ、と題名を控えるだけにした。

2014年12月27日土曜日

久しぶりのシネマテークたかさきで映画2作品

聖者たちの食卓
シャトーブリアンからの手紙
 12月は極めて忙しく、さすがに映画鑑賞とはいかなかった。
一応は昨日で仕事納めということで、シネマテークたかさきで「シャトーブリアンからの手紙」を見ようと行ったら、時間を間違え、「聖者たちの食卓」を観、その後「シャトーブリアンからの手紙」、つまり2作品を観てしまった。

 「聖者たちの食卓」
シーク教の黄金寺院では毎日10万食が巡礼者や旅行者のために、無料で提供されている。
そこは宗教も人種も職業も関係なく、みなが公平に空腹を満たす「聖なる場所」となっている。
 その食事の準備の様子を映し出しているドキュメンタリー映画で非常に面白い。10万人の食事とトイレ、これはすごいだろう。

 そして「シャトーブリアンからの手紙」
《監督は「ブリキの太鼓」のフォルカー・シュレンドルフです。この映画は、ナチス占領下のフランスで1941年に起きた「シャトーブリアンの悲劇」を描いています。1941年、一人のドイツ人将校がフランス人によって暗殺されます。この事件は「ナント事件」と呼ばれますが、この報復にヒトラーは、フランス人150名を銃殺するよう命じました。シャトーブリアン郡の収容所から、人々が選ばれましたが、その中で一番若かったのが、17歳のギィ・モケ(Guy Môquet)でした。

ギィモケ


死後、彼はレジスタンスの象徴として扱われるようになります。

パリの地下鉄には、彼にちなんだ名前の駅がありますね。


ギィモケ


そして、こちらが死を前にして書いた彼の手紙です。


手紙


本文はこちら↓


Châteaubriant, le 22 octobre 1941
Ma petite maman chérie,
Mon tout petit frère adoré,
Mon petit papa aimé,


シャトーブリアン、1941年10月22日
親愛なる母さん
ちっちゃい大好きな弟
愛する父さん

Je vais mourir ! Ce que je vous demande, à toi en particulier petite maman, c’est d’être très courageuse. Je le suis et je veux l’être autant que ceux qui
sont passés avant moi. Certes, j’aurais voulu vivre, mais ce que je souhaite de tout mon coeur, c’est que ma mort serve à quelque chose.

僕は死にます! みんなにお願いしたいことは、特に僕の大切な母さん、気を奮い立たせて毅然としていることです。僕もそうあります。僕の前にいた人たちのようにありたいのです。たしかに、僕は生きたかったです。でも、心から望むことは、僕の死が何かの役に立つことです。

Je n’ai pas eu le temps d’embrasser Jean. J’ai embrassé mes deux frères Roger et René. Quant à mon véritable, je ne peux le faire,hélas ! j’espère que toutes mes affaires te seront renvoyées, elles pourront servir à Serge qui, je l’escompte, sera fier de les porter un jour.

ジャンにキスをする時間はありませんでした。二人の兄弟(分)、ロジェとリノにキスをしました。本当の弟には、キスできないですね、あぁ!
僕の身の回りのものが全部、送り返されますように。いつの日か、セルジュの役に立ち、身に着けることを誇りに思ってくれると思います。

À toi, petit papa, si je t’ai fait ainsi qu’à ma petite maman bien des peines, je te salue pour la dernière fois. Sache que j’ai fait de mon mieux pour suivre la voie que tu m’as tracée.

父さんへ。母さんに与えたような苦痛を父さんにも与えたなら、最後に父さんに挨拶をします。僕が、父さんが示してくれた道を進もうと、精一杯最善を尽くしたことを知っていてください。


Un dernier adieu à tous mes amis, à mon frère que j’aime beaucoup, qu’il étudie, qu’il étudie bien pour être plus tard un homme.
17 ans et demie (sic), ma vie a été courte, je n’ai aucun regret, si ce n’est de vous quitter tous. Je vais mourir avec Tintin, Michels . Maman, ce que je te demande, ce que je veux que tu me promettes, c’est d’être courageuse et de
surmonter ta peine.


最後に、全ての友達に、そして、立派な男になるためによく勉強している大好きな弟に、お別れを言います。
17歳半、僕の人生は短かったです。僕は何も後悔していません。もし、みんなと別れるのでなければ。僕は、おじさんのミッシェルと死にます。
母さん、僕が母さんにお願いしたい事、母さんが僕に約束して欲しいこと、それは、気を強く持って、苦痛を乗り越えることです。

Je ne peux pas en mettre davantage, je vous quitte tous, toutes, toi maman, Séserge, papa, en vous embrassant de tout mon cœur d’enfant. Courage !
Votre Guy qui vous aime.
Guy.

これ以上は書けません。僕はみんなの元を去ります。みんな、母さん、セルジュ、父さん、心からみんなにキスをします。勇気を持って!
あなたたちを愛しているあなたたちのギィ。
ギィ

Dernières pensées : vous tous qui restez, soyez dignes de nous, les 27 qui allons mourir !"

最後に:残ったあなたたちは、私たち死にゆく27人にふさわしい存在であり続けてください!》

 この映画はドイツ人監督フォルカー・シュレンドルフにより独仏合作映画として製作された。
 ドイツ軍に処刑されるとき、インターナショナルを歌い、「ドイツ共産党万歳」と叫ぶフランス・レジスタンスのシーンは印象的だ。労働者の国際連帯は当時もあった。
 完全に腰の抜けた若いドイツ兵を描くことにより、「命令の奴隷」にならなくていいんだ、と言っているようにみえた。
 歴史を記憶することこそが、過去を乗り越え、和解へ向かう道筋と教えている。
 この4月、中国の南京に行ったときのジョン・ラーベの「許すことはできる。しかし、忘れてはならない」という言葉を思い出した。
 南京大虐殺事件を史実に基づいて日中合作で映画化するくらいの状況ができないと、東アジアの真の友好は困難だろう。

 「シャトーブリアンからの手紙」は1月2日まで
 「聖者たちの食卓」は1月9日まで上映、(シネマテークたかさき)




2014年12月22日月曜日

加賀谷富士子拡大選対会議 12/21

県議選の意義を語る角田義一弁護士
安倍政権の暴走を許さない、とかがや富士子
満席の仲間と団結ガンバロー

 突然の総選挙も終わり、いよいよ来年4月の県議選に向けた「かがや富士子選対」の拡大事務局会議が昨日、伊勢崎市文化会館3階会議室で行われた。
 角田義一さんからは来年4月の県議選の意義が述べられた。戦争国家への道を開く安倍政権と対決できる地方議会をつくる必要があることが強調された。
 民主党候補不在の中での総選挙で、群馬2区は維新候補の比例復活を許してしまった。
 厳しい情勢なのはいつものことだ。伊勢崎を自民や維新の改憲勢力に制圧させることはできない。塚越紀一県議の後継候補者として度胸玉のいい加賀谷富士子をなんとしても県議会へ送り込もう、という意志統一が勝ち取られた意義ある会議となった。

2014年12月18日木曜日

玉村町への政策・制度要求/連合群馬伊勢崎地協

町長室で制度要求を説明する連合群馬伊勢崎地協代表

 ~すべての県民が安心して暮らせる地域社会の実現を求めて~と題し、連合群馬伊勢崎地協の根岸慎一議長他役員が貫井玉村町長を訪ね、政策・制度要求を行い、塚越紀一県議と共に立ち会った。
①町内の中小企業のPR強化と若者の県外流出防止に向けた 取り組み
②介護労働者の労働条件の向上による就業支援
③地域包括ケアシステムの構築に向けた地域包括支援センターのPR強化
④保育サービスの質・量の抜本的改善と子育て支援施策の推進
⑤公契約条例の制定
⑥体験学習を通じた社会人として役立つ教育の推進
 
 
 どれも真っ当な要求だけに的確な取り組みを求めたい。
 
解散後、塚越さんが私の事務所に立ち寄り、来年の県議選の取り組みを話し合った。
 とにかく、加賀谷富士子に後継議席をキッチリ渡すこと、これに尽きる。

2014年12月13日土曜日

投票依頼の電話に唖然

 知り合いの女性から電話があった。
「安倍政権は歴史を修正する火遊びをしていると、ニューヨークタイムズに書かれ、その囲み記事が上毛新聞でも載っていました。今回の選挙、あなたどうしますか」と。

 日本の右派政治勢力が、従軍慰安婦という歴史的事実を否定しようとする「脅迫キャンペーン」を展開し、安倍内閣は歴史修正を求める勢力に迎合する「火遊び」をしているという社説のことだ。
 安倍首相については、「中国や韓国から批判され、米国でも不満の対象」とし、慰安婦報道に関わった朝日新聞元記者と家族への嫌がらせが続く現状を伝え、「超民族主義者による暴力の迫害」と報じた。
 そのことについては全く異論はない。

 その後、女性は続けた。「目を覚まし、野党に票を集中してください。維新の党にお願いします」と。
 それは違う。維新の党は自民党の補完政党で、今は自民党が充分なほどの議席を持っているから、相手にされていないだけで、苦しくなれば、すり寄り、一体となる右翼政党だ。
 まして群馬2区の維新・石関候補は2007年ワシントンポスト紙に「従軍慰安婦は強制ではない」などという意見広告に賛同し、ひんしゅくをかった人物で安倍と相似形だ。
 維新などに目をくもらされていてはろくなことはない。
目を覚ますのはあなただろう。

2014年12月11日木曜日

安倍政権統制下の翼賛選挙を吹っ飛ばせ

 今、総選挙真っ最中のはずなのに、朝のテレビはいつもの変わらない番組の垂れ流し。
 以前は、朝から各政党の代表(中堅やら若手やら)が出演し、政策批判や自慢を繰り返し、それなりに選挙ムードを茶の間に漂わせていた。
 今回は選挙序盤に政党トップの討論会があった程度で、その後は、テレビでは選挙のことは話題にならない。
 選挙公報だけが淡々と流れる。つまらないから見ない、関心がなくなる、という悪循環。
 勿論、私はテレビに張り付いているわけではないが、明らかに選挙報道が停滞している。
 
 

 過日、政権政党の自民党がテレビメディアに「公正中立、公平な報道を」という要望書を出した。
 それが、テレビ局にとっては恫喝だったのだろう。後で文句を言われないようにと萎縮し、選挙番組すらつくらなくなってしまった。今、お笑い番組で笑っている時か。それこそお笑いだ。
 まさに今回の選挙は国家統制下の選挙ともいえ、このことを実は安倍政権は狙っていた。
 安倍は「自由社会」などと口では言うが、自由闊達なテレビ報道を恐れ、政権に批判的な人物のテレビへの登場を許さず、硬直した報道下で、政権を維持しようと躍起なのだ。

 実は彼自身、アベノミクスに自信も確信もない。だから追い込まれての解散だったのだ。
「アベノミクス、この道しかない」
冗談ではない。
この道を行けば、経済破綻、社会混沌、苦し紛れのやけっぱちの戦争、と我々は国家の破綻を見ることになるだろう。
 アベノミクス路線により、破綻以外に先はないという迷路に自ら入ってしまった政権に屈服するテレビメディアこそ哀れだ。
 彼らが、昨日施行された特定秘密法に抵抗すらできないことは目に見えている。
 権力者を喜ばすためのテレビ報道、民衆に真実を知らせないテレビ報道に成り下がってしまった。
 安倍政権は本質的には脆弱だ。翼賛選挙を吹き飛ばせ。
 
 

2014年12月7日日曜日

《秘密保護法を廃止へ》高崎市内デモ

活躍した宣伝カー
南條さん夫妻の歌が会場を盛り上げた
角田義一弁護士の力強いあいさつ
堀越君は乗りのいい歌で会場を沸かす
先導する群馬弁護士会の隊列
市民も戦争政治を許さない怒りのデモ

 戦争反対で弁護士会が屹立すれば、そこを中心に様々な政治勢力、市民が大きく結集することを示す集会とパレードだった。
 この間、安倍政権の強権政治で、集団的自衛権行使容認の閣議決定が行われたり、秘密保護法が強行採決されたりした。しかし、圧倒的な人々はそれらに反対し、抗議行動を継続してきた。
 10日から施行されようとしている秘密保護法に対し、たとえ、施行されようと、反対行動を継続し、闘い続けることを宣言した非常に意義ある集会といえよう。
 表現の自由、知る権利の抑圧は決して認めない。
 総選挙最中の集会だが、党派を超えて一緒に声を上げることができたのもよかった。
闘わなければ自由の地平は守れない。
 「安倍自民党300議席越え」の予想など吹き飛ばそう。
 

2014年12月3日水曜日

沖縄県知事選での翁長候補を応援した菅原文太の言葉

 
 菅原文太が沖縄県知事選ので翁長候補を応援したときの
渾身の演説。
ユーモアも漂わせながら、短い言葉で、核心をつく。泣ける。

 《政治の役割は二つ。
国民を飢えさせないこと。子供に安全な食べ物をあたえること。
そしてもう一つは、最も重要なことで、絶対に戦争をしないこと。
沖縄の風土も、本土の風土も、海も山も、空気も風も、全て国家のものじゃない。そこに住んでいる人たちのものだ。勝手に他国に売り渡すな!...

 アメリカにも、中国にも、韓国にも、良心篤き人々はいる。国は違えど、みな同じ人間だ。手を結び合おうよ!》


 その菅原文太さんはもういない。しかし、この翁長雄志さんが沖縄県知事になる。
沖縄と連帯し、渾身の力で安倍戦争政権を追い詰めよう。
 

2014年12月2日火曜日

12月7日は「弁護士と市民のパレード」

 7月1日、安倍政権による集団的自衛権行使容認の閣議決定が行われた。そして12月10日には特定秘密保護法が施行されようとしている。
 国家の戦争政策に対し、国民の耳と目をふさぎ、異議の声も出せないような社会をつくろうとしていることに反対する集会とデモが、7日高崎市内である。
 これまでも時の政権に対し、反対の声や運動はあった。しかし、現安倍政権に対しては、その大反動、戦争政策に対し、焼身自殺をもって異議申立てをする事態となっている。これは最近にない事態だ。
 今回の解散総選挙で与党過半数を占め、いっそうの反国民的政治を進めようとする画策を打ち砕く集会とデモが必要だろう。
多くの人の怒りの結集を呼びかける。

          記
12月7日(日)13時 高崎城址公園集合(15時終了予定)
              ミニ集会の後、高崎市内パレード
      主催 群馬弁護士会
      協力団体 戦争をさせない1000人委員会
             群馬県憲法共同センター
             原発とめよう群馬
      問合せ先 群馬弁護士会 027.233.4804
 
 

  


2014年12月1日月曜日

3日から11日まで玉村町12月議会




                               

 

 
                                    玉村町議会議員    石川眞男     
 

 

一般質問通告書

次のとおり通告します

 

質 問 事 項

 

質  問  の  要  旨

 

 

答弁者

国道354号線バイパス開通に伴う影響について問う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
  人口減対策としての都市計画法の運用変更はできないか。

 

 

 

開通した国道354号線バイパスは町の交通や暮らしにどのような影響を及ぼしているか以下の観点から問う。

1,  五料橋、福島橋、玉村大橋や町内の道路の交通にどのような影響がでているか。また、工業団地からバイパスへの道路220号線の進捗状況を問う。

 

2,  周辺市にスムースに行くことが可能になり、飲食、買物などに町内の店を敬遠する傾向がでてくると困る。空洞化対策として、354号線沿い等町内に商店誘致などの施策が必要と考えるがどうか。

 

3,  交通量から考えると、道の駅は相当大きな意味を持つことになるが、現在までに詰めている具体的運用体制を問う。

 

4,  現在、町外者の一番訪れる観光地はゴルフ場である。帰宅する前に、飲食、買物などで一層町を印象づける方策が求められるが何か考えているか。

 

5、道路建設に向けて伊勢崎土木事務所は5回ほど住民との話し合いを行い、その合意のもとで工事を進めてきたが、開通後、騒音や緑化不足など、当初、考えていた道路になっていないという声がある。今後4車線化を進めるにあたり、開通後の道路の住民生活に与える影響などを検証するために、県と住民の話し合いを進め地域形成型道路としての意味を確認すべきと考えるがどうか。

 

こどもの減少傾向が進むが、特に芝根地区の減少幅が大きいように思える。要因はさまざまだろうが、都市計画線引きによりほとんどの地域が市街化調整区域となり、分家住宅以外の建築が困難になっていることの影響が大きいと考える。都市計画法34条11号をもとに条例を制定し、開発行為や建築行為を認めている周辺市(中核市、特例市)並みの運用変更に道を開くべきと考えるがどうか。

 

町長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
  町長  

 12月議会が3日から始まる。
私の一般質問は4日午前9時からの1時間。
 
 じっくりいこうと思っていたら、なにやら総選挙が始まるとかで、全く人の迷惑など一顧だにしない安倍だ。
 こうなったら自民党の議席を少しでも減らそう。
群馬5区での小渕優子自民党公認、1区佐田玄一郎をめぐるいさかいのお粗末な顛末をみればわかるように、もう自民党は限界だ。未来を任せるわけにはいかない。
 世の人は野党がだらしないという。確かにそうだが、安倍の暴政をこれ以上許していいのか。
 自らを安全地帯において、政治や社会を変えようとする姿勢からの脱却こそ我が国の有権者は強く求められている。

2014年11月28日金曜日

奈良散策と金剛山歌劇団前橋公演

明日香村の石造物は誰が造った?この顔は?
飛鳥寺の仏像
蘇我馬子の墓とされる石舞台
公演開始まで大勢さんの入場の様子(前橋)
うまく踊れたかな、朝鮮学校の子どもたち
阿藤さんもご機嫌なご様子

 金剛山歌劇団が結成されて40年記念の今年は「ひとつの山河」が演目、朝鮮半島全域の文化芸術を前橋で披露してくれた。
 23日に奈良の明日香村を自転車でゆっくり歴史探訪していたとき、「25日、奈良公演」のポスターを見た。一日おいて前橋公演、かと考えていた。そう全国公演の一環だ。
 明日香村の数々の石造、石舞台、飛鳥寺を歩くと、古代日本は朝鮮半島からの渡来人の進んだ技術で、成り立っていたことがよくわかる。
 <朝鮮半島で戦乱があると、不利になった人々は、日本に渡り、その先進性ゆえその文化、技術を広め、日本国内での指導的地位を高め、深め、生き続けてきた。
 彼らにとり日本のこの地は安心の宿であり、安宿が明日香の語源>という趣旨をボランティア説明員がしてくれた。
 今の日本に生きる人々は朝鮮半島から来た人々の子孫でもあることを知るとき、右翼が言う「朝鮮人は日本から出ていけ」などという言葉を本気にしたら、日本から人がいなくなってしまう。
 金剛山歌劇団の見事な演技をそのまま見て、朝鮮文化に触れる機会を素直に楽しめばいいではないか。
 日朝友好、日韓友好、人間同士の国境を越えた友好のなかで安らかに人生を終えたいものだ。

2014年11月25日火曜日

秋の京都は〈京都大学11月祭〉

吉田寮、京大敷地内にデカイ長屋が三棟か四棟並列に建つ
廊下はそこそこ掃除されている吉田寮
大学は立看がなくちゃ
熊野寮全景
安心・安全のためのヘルメット備蓄も万全体制?
京大卒業生の栗原君の案内先は腰が抜けるほど古い吉田寮
大学の敷地内にあるこの古さの寮に多くの寮生が棲息している
落ち葉の庭には鶏が放し飼い、他に山羊やエミューも。食用?
山本太郎の講演もいい。

 今年の秋は関西で、ということで垂水ユースを足場にうごめきだした。
 22日10時過ぎに京都駅に着いたが、さてどこへ行こうか、紅葉の季節は観光客でどこの寺も満杯だろうと、京都御所から「11月祭」の京都大学へと足を進めた。途中、熊野寮を通ったので入ってみた。
 京都大学熊野寮といえば、先日、警察の強制捜査を受けたニュースを聞いていたのでどんな様子なのか、学生がしょげていないか気にはなっていた。
 聞けば、強制捜査の数日前、学内に無断潜入した公安刑事を摘発し、つるしあげたかどうかは知らないが、追放し、その後、時計台クスノキ前での記者会見を、学生側が華々しく打ち上げたという慶事もあった。
 その腹いせの強制捜査ということだろう。 
400人を越える学生の自主管理体制の熊野寮、新鮮だし、左翼セクトが一般学生と混在しているところもなかなかいい。
 いよいよ京大敷地へと歩を進めると、あれ、と思えるほどの古~いレトロ感覚のオンボロの建物が目に入った。
 1913年(大正2年)築の吉田寮だ。こんなところに人が住んでいていいのか、と誰もが思うだろうが、洗濯物や人の気配がする。
建物の間の庭の落ち葉の上を鶏が走り回る。
山羊もエミューもいる。少し歩くと校舎がある。ここは京都大学の敷地内なのだ。
「11月祭」で賑わう学内に自然に溶け込んでいるかのようなオンボロ寮がいたく気に入った。
 法経本部の教室では山本太郎のトークライブがあり、1時間ほど聴いていた。結構、面白い。
 24日は、青山繁晴の講演「日本の出番、祖国は走る」がある。勿論、青山のような右翼講師の講演を聴く気など全くないが、ギャグやらナンセンスやらを含め、主張する人士を好みに応じて招き、聴きたい人の話を自由に聴く場を設定する。
これが学生大衆の運営する大学祭だ。
 偶然に遭遇した「京都大学11月祭」、御所からほど近い京都大学に自由自治の熊野寮があり、あきれるほどオンボロの吉田寮が大学敷地内に厳とある。価値観の混在がいい。
 東京ではありえない姿だろう。
学生運動が息ずく京都大学、若者が、全ての人民がまっとうに生きることを奪われようとしている新自由主義社会で、学生の感性でそれらの矛盾に立ち向かう。
「真理は人を自由にする」
大学は反権力、反権威をその本質に持っているべきだ。
いろいろ議論はあろうが、京都大学は深いところで、時代を見ているのでは、と楽観してしまった。
 いい旅だった。
それにしても吉田寮はヒドイ、いやスゴイ、歴史遺産だ。

2014年11月18日火曜日

群馬の森「追悼碑裁判」いよいよ始まる


      熱気あふれる集会
 

 ネット右翼や歴史修正主義者の圧力に屈して群馬県当局が行った追悼碑の設置期間更新申請に対する不許可決定に抗議し、その取り消しと設置期間更新を求める裁判闘争が始まる。その勝利への決意を固める集会が、群馬会館で開かれた。
 追悼碑を守る会は11月13日、前橋地方裁判所に提訴し、「追悼碑を守る請願署名」は本日、県議会議長に直接手交し、その輪は着実に全国に広がっている。
今日、夕方までに17000筆を越えた状況だ。

〈☆本件追悼碑は、現在もなお、日朝、日韓の友好推進に有意義であるほか、労務動員の歴史を刻み、都市住民の教化に資するという歴史的・学術的意義を有しており、また、思想伝達機能を有しているのであって、これらの機能は全て都市住民の「公共の福祉増進」(都市公園法1条)をはかるものとして、群馬の森公園の都市公園の効用に資するものである。
☆群馬県は不許可の理由として「政治的発言が行われた結果、本件追悼碑は存在自体が論争の対象となり、街頭宣伝・抗議活動など紛争の原因となって(おり)・・・憩いの場である都市公園にあるべき施設としてふさわしくない」ことも挙げている。
 しかし、この論理では、過激な右翼が特定の公園の公園施設を攻撃対象にさえすれば、反対勢力の実力でその公園施設を排除できることになるという不当な結果を招く。
 違法な第三者の妨害行為の危険を理由に、表現行為を制限すれば、正当な表現行為を不当に制限する一方で、違法な妨害行為を助長することになり、それは相当ではなく、このような危険は警察権力等の行使により防ぐべきものである。
☆群馬県が追悼碑の前において行われた一般市民の各発言を吟味し、特定の発言をもって「政治的発言」と判断し、その発言自体を理由に設置期間の更新を認めず、追悼碑の撤去を求めることは、行政機関の考える「許されない表現」の概念、枠組みを原告に押しつけ、これを実現して、原告から表現の場を奪うことにより、原告の表現を弾圧し、表現の自由を侵害するものであるから、違憲と言わざるを得ない。

 (本訴訟の位置づけ)
 戦時中の朝鮮人労働者や朝鮮人の戦争犠牲者を追悼する碑や史跡の説明について、行政機関が撤去したり、一部の団体が行政に撤去への圧力をかけている事態が全国各地で起きているが、本件はこのような特に第2次安倍政権以降に顕著になった歴史修正に向けた大きな動きの中に位置づけられるものであり、全国的にも、国際問題としても大きな影響があると考えている。〉

 裁判所の人権感覚、憲法感覚が問われる裁判が始まった。
裁判を支える必勝の陣形をつくり、裁判闘争に勝利し、社会の右翼的風潮を吹き飛ばそう。
 期せずして、安倍首相は追い詰められての解散表明、700億円とも言われる国費をかけての総選挙にあきれかえるばかりだが、人民の敵・安倍をトコトン追い詰めよう。

2014年11月16日日曜日

30回玉村町産業祭と畑deマルシェ

玉村町産業祭の賑わい
赤煉瓦倉庫では加賀美宏さんの個展
自由奔放な畑deマルシェ
悠々の独志君はカレーづくり
南條さんとツッキーにも会えた

 玉村町産業祭も30回を迎えた。
長野県山ノ内町、昭和村、茨城県茨城町の産品販売も活況を呈するなかで大勢の人が足を運んだ産業祭だった。
 私は昭和村議会の人たちを会場案内しながら、交流を深めた。
 
 午後からは角渕地区での「畑deマルシェ」会場へ登場。
自然派、環境派の若者たちが主体で企画した催しで2回目となる。
 ミュ-ジシャンが間断なく音楽を提供するなか、町外からも多くの参加者を得て、のんびりとした一日が過ぎてゆく。
 こんな催しで人々は癒やしを得ていくのだろう。
 しかし、政治意識の高い人たちが多く、ふたつの集会案内をもらった。
 ①11月29日(土) 会場は高崎シテイーギャラリー
「デニス・バンクスと母なる大地を語る集い」
午後2時から9時過ぎまでと非常に長い企画で、ライブ&トークや5時からの映画「ホピの予言」上映、8時から「デニス・バンク ス 母なる大地を語る」となる。こういうユッタリ企画も面白い。
 ②12月7日(日)
「弁護士と市民の集団的自衛権に反対し、特定秘密保護法の廃止を求める集会とデモ」
場所は高崎城址公園で午後1時から始まり、ミニ集会の後、市内デモ。
 

2014年11月15日土曜日

総務委員会の調査研究

光圀隠居の別荘西山荘の書庫
工事中の防潮堤
現地説明をしてくれたいわき市職員と一枚
西山荘への入る土産展

 13日、14日と福島県いわき市、茨城県常陸太田市を訪ね、地域防災計画、少子化対策の調査研究をした。
 いわき市は震災の復旧、復興に全力を注いでいる。
原発事故被害も深刻で、震災時の情報の共有化の難しさを指摘され、職員の苦闘を目にした思いだ。
 
 常陸太田市の人口減少対策は一歩先んじているようだ。
結婚相談センター「YOU愛ネット」を運営し、出会いのパーティーや交流会、親の集いイベントなどを積極的に行い、平成22年から現在までに60以上のカップル誕生となっている。
 玉村町でも「婚活」の議論はあるが議論で止まっている。
一歩踏み出しているところに結果が現れるのだろうか。
視察の多さも特徴的だ。
 
 

2014年11月11日火曜日

小川あきら県政報告会

パネルデイスカッション
あいさつする小川浩さん

 昨夜の小川あきら県政報告会は500名の会場満員という盛況ぶり。
 彼女のわかりやすい県政報告、議会報告や前橋市民によるパネルデイスカッションもよかった。
 両親も千葉から駆けつけ、前橋に根を張る娘を見届けていた。
 
 安倍政権もいよいよ行き詰まり、年末解散の声も聞こえるようになった。自分のことしか考えることができない安倍なら何でもやるだろう。
 ドーンと受けて立とうではないか。未来は働く者たちのものだ。