みんな寿命を全うしようぜ

みんな寿命を全うしようぜ
西表島で会った昼の蝶

2021年12月26日日曜日

存在感いっぱいの人なつこい猫に会う

 



             人なつこい猫ちゃん

 鬼石町にある社会福祉法人を2年ぶりに訪ねたが主は不在。
たまたま庭にいた猫を撫でていたら、寝転んでゴロニャー。もういいかい、と立ち上がると、足に体をこすりつけてくる。しょうがないから、また撫でると再び寝転びゴロニャー。
そんなことを何回か繰り返し、「もう帰るよ」、と車に向かえば、ボンネットに駆け上がり、帰したくない様子。
この調子では、ドアを開けたら中に入って来る勢い。
心を鬼にして、「また来るから」とお別れしたが、後ろ髪を引かれる思いもした。
人なつこい猫ちゃんもいたものだ。

2021年12月19日日曜日

濱口隆介監督映画「偶然と想像」

 

            「偶然と想像」のなかの「もう一度」の場面

 濱口竜介監督作品「偶然と想像」は「魔法」「扉は開けたままで」「もう一度」の三話だが、凄い、とうなってしまう内容だった。
私自身「偶然の引力」で再開した人は何人かいたが、こういう劇的な場面は経験していない。でも世界にはあるだろうことは想像できる。
「ドライブ.マイ.カー」にも打たれたが、この映画にもしびれた。
 シネマテークたかさきで上映中。

2021年10月10日日曜日

「わらう 太宰治」企画展始まる・群馬県立土屋文明記念文学館

 


 県立土屋文明記念文学館で9日から開催された「わらう!太宰治」展に行った。太宰治の幼少から亡くなるまでの歩みを「わらう」をテーマにたどる。谷川温泉や四万温泉を訪ねたことなど群馬との関係も紹介している。会場で学芸員さんの説明もあり、深みのある企画展が始まった。

12月19日まで開催。

2021年9月19日日曜日

山本龍前橋市長が玉村町を訪れ懇談

              町長室のハザードマップを前に
 

 山本龍前橋市長が玉村町を訪問し、副町長を交え、いくつかの共通課題を協議した。短期的課題もあれば、中期的課題もある。県都前橋市の隣接自治体として、未来に希望をつなぐ視野の広い町づくりをしたい。これからも交流を深めたい。

2021年9月4日土曜日

映画「パンケーキを毒見する」・シネマテークたかさき

 


菅政権、国民の大きな批判の中、行き詰って自壊・退陣。
映画「パンケーキを毒見する」は彼の政治手法を暴き、究極には、それを許してしまっている私たちに、ならばどうする?を問う。
会場は満席。(シネマテークたかさきで9月17日まで上映)

2021年8月31日火曜日

山本前橋市長から「南スーダン選手団帰国報告」

 



 南スーダンの選手団を1年9ヶ月間、ホストタウンとして様々な支援をしてきた前橋の山本龍市長から、選手団の帰国報告とサインが送られてきた。コロナ禍でのキャンプ生活は多くの制約があったと思うが、互いに信頼、友情を深め合い、未来に友好を繋ぐ機会になったことは間違いない。  決して大きくはない地球上だが、政治、経済の格差は深刻なもの。同じ時代、同じ地球上に住む者として、また前橋市の隣町に住む者として、この間の南スーダン選手団への対応と今後も南スーダンの平和に関わりを続けるため、スポーツを通して支援をする前橋市の姿勢に心からの敬意を感じている。

2021年7月27日火曜日

映画「あの日のオルガン」上映のお知らせ・玉村町文化センター

 

               疎開保育園を描く映画「あの日のオルガン」

 1944年の東京、20代を中心とした若手保母たちが、国の決定を待たず、園児を連れて日本で初めて「疎開保育園」を敢行した。疎開先は蓮田市の妙楽寺、そこでの日常を描いた映画「あの日のオルガン」が玉村町文化センターで8月8日上映される。私はこの映画を2度観たが、多くの人に知ってほしい作品と思い、玉村町文化振興財団にお願いし、この度の上映企画となった。戦争の中で子供たちを守るための行動が、いかに大切で、いかに困難なことかを思い知らされることになるが、そのことが戦後の平和教育につながっていると思う。 

8月8日(日)午後2時から玉村町文化センター「にしきのホール」で上映、

チケット一般1100円、高校生以下500円。


2021年6月19日土曜日

子ども食堂訪問(板井西部公民館)

 


             パン屋さんからの差し入れのパン



               子どもたちが集まる前に忙しく働くスタッフ

玉村町板井西部公民館での子ども食堂を激励訪問、まだ子どもたちが集まる前だったが、ボランティアスタッフが食事の準備をしていた。
 今日はパン屋さんさんから頂いた大量のパンもあり、また女子大生も参加し、地域交流という観点からも、一層の飛躍を期待したい。


2021年6月5日土曜日

映画「戦火のランナー」・シネマハウス前橋


「難民からオリンピック選手になったグオル・マリアルの不屈の人生に迫るドキュメンタリー。内戦が続くスーダン。8歳のグオル・マリアルの両親は息子の命を守るため、苦悩の末に幼い我が子を村から逃がす。武装勢力に捕まったグオルは走って逃げることに成功し、難民キャンプに保護される。やがて運良くアメリカへ移住することができたグオルは、初めて走ったマラソンで2012年ロンドン五輪出場資格を得るが、建国されたばかりの南スーダンには国内オリンピック委員会が存在しなかった。“国のない男”と呼ばれ出場が危ぶまれるグオルだったが、国際オリンピック委員会は、個人参加選手として彼の出場を認めた。こうして栄光の舞台に立ったグオルは、祖国南スーダンの人々の期待を背負って走り出す」

この作品がシネマハウス前橋で上映されている。上映初日に観ることができた。戦火の中で死んでいった多くの人々と祖国南スーダンのために不屈に走り続けるマラソンランナーには圧倒される。そこにはアメリカという国の底の深さと厳しさも垣間見える。

今、スーダンの陸上選手たちがオリンピックに向け、ホストタウン前橋で練習している。コロナ禍でのオリンピックはともかく、今後も友好と連帯は強めて欲しい。

シネマ前橋で25日まで上映されている。



2021年5月7日金曜日

華為技術日本株式会社の王剣峰会長が玉村町を表敬訪問

 

            王剣峰華為技術日本株式会社会長と記念の一枚

 昨日、華為(ファーウェイ)技術日本株式会社の王剣峰会長が玉村町を訪れた。玉村町にはファーウェイの関連会社があり、今後とも変わらぬお付き合いを、という内容だった。「勿論、当然のこと」とお応えした。確かに、昨今の米中情勢は穏やかではない。しかし、大局的にみると、中国の台頭とアメリカの没落過程で起きていることで、日本は日米同盟一辺倒に走りすぎると再び誤りを起こすと考える。

 私の叔父は関東軍として中国戦線で戦い、シベリアに抑留され、数年後帰国した。戦争中の非道を具体的には話さなかったが、「絶対、戦争はするな、人間が壊れる」が口癖だった。そして群馬大学医学部へ献体をした。それは叔父としての戦争への償いだったと思っている。

前事不忘 後事之師

 そのことを王会長に話したうえで、日中の友好親善を深めましょう、と言った。勿論、日米の友好親善も深めたい。

2021年4月24日土曜日

斎藤幸平著「人新世の資本論」はお薦め

 

                


 片亀光さんがお薦め本を持って来た。私もお薦め本を差し出した。期せず斎藤幸平著「人新世の資本論」だった。私の本は第二刷、片亀さんの本は第九刷、とにかく売れているらしい。34才の著者の真っ直ぐさに共感する。

 晩年マルクスの到達点を脱成長コミュニズムと説く。「SDGsもグリーンニューディールも、そしてジオエンジニアリングも、気候変動を止めることはできない。資本主義が引き起こしている問題を、資本主義という根本原因を温存したままで、解決することなどできない。1%の富裕層、エリート層が好き勝手にルールを変えて、自分たちの価値観に合わせて、社会の仕組みや利害を作りあげてしまった。冷笑主義を捨て99%の力を見せつけてやろう」と。頼もしい限り。

2021年4月3日土曜日

「斎藤喜博展」の群馬県立図書館へ

 


稲葉館長を表敬訪問

斎藤喜博展

群馬大学総合情報メディアセンター連携展示「斎藤喜博その人」を見るため県立図書館へ久しぶりに行った。
斎藤喜博は1911年玉村町川井生まれの教育者。
芝根小学校、玉村中学校、県教組を経て、1952年、佐波郡島村小学校校長となり、「子どもの持っている無限の可能性」を引き出し、高めることこそ教師の仕事とし、その実践教育は「島小教育」と呼ばれた。
  土屋文明門下アララギ派の歌人でもあり、「羊歯」「職場」なども発表した斎藤喜博に迫るこの企画は群馬県立図書館で4月21日まで行われている。
 今日は稲葉友昭館長の説明を受けながら勉強させて頂いた。教育の原点を見つめ直す機会を提供してくれる企画に感謝したい。
 それにしても歴史資料なども充実した県立図書館の果たす役割は大きい。




2021年3月21日日曜日

天野千鶴監督作品「ミセス・ノイズー」は必見の映画

 

天野千鶴監督作品「ミセス・ノイズイ」。

 誰の身にも起こりえる「SNS炎上」や「メデイアリンチ」などをリアルに描いたこの映画「ミセス・ノイズイ」は実に見応えある作品。監督によるオリジナル脚本は構想3年。
第32回東京国際映画祭・スプラッシュ部門のワールドプレミアで大反響を呼び、今、公開されている。
 プライバシーにヅカヅカ入り込み、ネットに無断で公開するなど、油断も隙もない現代社会、「昨日までは賞賛、今日からは罵倒」のチャラい内実を見事に描いている。
 自らの常識度を試すには必見の作品
 シネマテークたかさきで3月26日まで上映中。
3人、立っている人、テキストの画像のようです
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2021年3月5日金曜日

全国食肉学校卒業式・玉村町

 

              卒業生からの寄せ書き達磨の贈り物
               ファミリーな卒業式です。

 卒業式シーズンだが、コロナ感染拡大のため、ほとんどの学校は来賓なし。しかし、玉村町にある全国食肉学校は、勿論、感染対策を取った上で、来賓を招いて、17人の卒業を祝った。
校長先生が一人ひとりに声をかけながら卒業証書をわたすアットホームな雰囲気は他ではなかなか見られない。
卒業生の出身地も愛知、滋賀、福岡、宮城、沖縄など全国結集の感で、彼らが食肉のプロとして羽ばたいて行き、玉村町との関係人口を増やしてくれる。
 余談だが、昭和49年開校の食肉分野で日本唯一の公的職業能力開発校である全国食肉学校から、コロナ禍で苦しむ県立女子大生への食材支援として、大量の野菜、ベーコンなどを提供して頂いていることもお知らせしたい。ありがたい限りです。

2021年2月5日金曜日

「命の大切さ」に関する二つの講演

 




1月29日は玉村小学校体育館で5年生を対象に出前講座「いのちの大切さ」が行われた。保護者も大勢参加し、ベテラン助産師さんが、受精から胎内での成長、出産までをわかりやすく話し、命の大切さを子どもたちに教える。
私自身初めての講義で、感動した。助産師さんには頭が上がらない思いだ。
 そして今日は保健推進員会議の一環で「ゲートキーパー養成講座」、講師は大小原利信先生。「気づき、声かけ、傾聴、つなぎ、見守る」ことの大切さ、命の大切さを分かりやすく説明してくれた。
 コロナ禍だが着実に歩みを進めていく。

2021年1月15日金曜日

斎藤幸平著「人新世の資本論」はお薦めの一冊

 



「人新世の資本論」が85000冊を突破し話題を集めている。
著者は「大洪水の前に」でドイッチャー記念賞を日本人初、歴代最年少で受賞した大阪市立大学大学院経済学研究科准教授斎藤幸平。
「 環境危機、気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態になるだろう。それを阻止するためには資本主義の際限なき利潤追及を止めなければならない。」
 晩期マルクスの視点から「資本論」を再読したことで初めて見いだした「脱成長コミュニズム」論を展開する待望の一冊。
 読むぞー。

2021年1月1日金曜日

2021新年おめでとうございます。

 



新年おめでとうございます。
「自然破壊や温暖化で野生動物が追い詰められた結果、野生動物と共存していたウィルスは人の社会に入り込み、密集した都市から世界の隅々へと広がった。現代社会は新型コロナウィルスにとって格好な条件がそろっている。」
そしてコロナは格差社会の弱い部分を直撃しています。医療崩壊は社会崩壊への一歩です。
感染防止という目先の対策の重要性とともに、大資本の利益のための大量消費、環境破壊を招いてきたグローバル経済からの転換を見据えることが重要と考えます。
 今年も宜しくお願いします。
2021年1月1日
 石川眞男