みんな寿命を全うしようぜ

みんな寿命を全うしようぜ
西表島で会った昼の蝶

2017年1月30日月曜日

立正佼成会「節分の集い」から社民党新年会へ

社民党新年会

 午前は立正佼成会の「節分の集い」、午後からはメトロポリタンでの社会民主党の新年会に参加した。
 どちらも今年はどんな一年になるのか、ということが話題になった。
 トランプ大統領は、「世界で最も豊かな8人が貧しい36億人分の資産を保有している」という今の世界の現実そのものの人物。
 彼自身が巨大不動産会社の会長兼社長で、カジノやホテル経営の大富豪。トランプが指名した国務長官は世界最大の石油資本エクソン・モービルの最高経営責任者、国防長官はイラク戦争で悪名高い「ファルージャの大虐殺」の指揮者、巨大金融資本ゴールドマン・サックスの幹部が財務長官に指名された。
 トランプ政権の実体はウォール街を支配する一握りのブルジョアと「戦争屋」の軍人といったところ。
「アメリカ第一」とは米国巨大資本の利益を一切に優先し、彼らだけが他の99%を犠牲にしていき伸びるためのスローガン。
トランプの言う「雇用創出」は、一層激しい労働者の分断と排外主義・国家主義、戦争への動員となっていく。
 これに対し、トランプ就任式典は、「トランプを放り出せ」と叫ぶ全米数百万人の怒りの声に直撃された。ここに解答がある。

2017年1月25日水曜日

玉村町人権研修、今年は映画「きみはいい子」



 <幼児虐待や学級崩壊といった問題を通して愛について描いた中脇初枝の小説を基に、『そこのみにて光輝く』などの呉美保監督が映画化したヒューマンドラマ。学級崩壊をさせてしまう新米教師、親からの虐待を受け自身も子供を虐待する母親、家族を失い一人で暮らす老人といった老若男女が、現実と葛藤しながらも生きていく姿を映す。出演は、『軽蔑』などの高良健吾や『そして父になる』などの尾野真千子をはじめ、池脇千鶴、高橋和也ら。奥深いストーリーと共に、実力ある俳優たちの演技合戦が楽しめる。 >
 玉村町主催の人権学習、ことしは呉美保監督の「きみはいい子」。
 初めて見たが、さすが呉監督、見るべき視点を見事に描いていた。
 「そこのみにて光輝く」は函館に住む家族と男女を赤裸々に描いて、その迫力に一回では呑み込めず、2度、3度と観て、すごい人だなあ、思っていが、今回の映画は、全く違う観点から人の気持ちに寄り添う作品。
 町の誰が選んだか知らないが、見応えのある作品だった。

白鳥の飛来地・玉村

烏側に集う白鳥の群れ
何羽いるんだろうか

  この写真は、たたら沼で撮ったものではなく、玉村町角渕の烏川での白鳥の群れの様子。極寒のなかで大勢の白鳥が群れる姿はとても迫力があり、命強さも感じる。
ここにいつから白鳥が飛来するようになったのだろうか。
この寒さも味わっていたい。

 

2017年1月21日土曜日

堀越けいにんとあいさつ回り

内田さん宅でハーモニカ論
音楽の話しは尽きない
片亀光さん宅も訪問

 堀越君との玉村町内のあいさつ回りを午前中行った。
私の同級生の内田さん宅に上がり込み、彼女のハーモニカ演奏のビデオを見ながら、今後の展開を話し込んだ。
 彼女、還暦過ぎてのハーモニカだが、その巧みな演奏にびっくり、4月には高崎市内で演奏会も行う。
 その後、片亀宅にも訪問、エコ生活の神髄を聞かせてもらった。
 酷寒の冬、堀越けいにん、走ってます。

 私は、と言えば、来週に返却する「世界をゆるがした十日間」の読み切りに向けてラストスパートをかける。
 トランプ大統領登場を反動とすれば動が起動しだす。
戦争をしてでも生き残ろうとする反動に対しては、そんな政府を打ち倒しても戦争を阻止しようという動が各国で動き出す。
そういう時代に突入したと見るべきだろう。

2017年1月20日金曜日

「午前10時の映画祭」は「初恋のきた道」



 ムービックス伊勢崎、午前10時の映画祭、今週はチャン・イーモー監督の「初恋のきた道」。
 父が死に、その葬儀の仕方について母と語るとき、息子は両親の出会いを知った。
 母の住む田舎の村に、町から赴任してきた若い教師に恋い焦がれた母の少女時代を、文化大革命という時代を重ね合わせて描いた青春映画だが、「一途すぎる恋」には引き込まれてしまった。泣かせてくれます。
 妥協となりゆきで女性関係をこなしてきた者として、必見の作品。
ベルリン国際映画銀熊賞・審査員特別賞受賞作品。
 

2017年1月13日金曜日

「世界をゆるがした十日間」を読みだす

 本屋に注文していた「世界をゆるがした十日間」は、すでに絶版となっているらしく、図書館で探してもらったら、県立図書館からその本が届いた。
<序文  非常に興味深く、かつまた決して注意をゆるめずにジョン・リードの本「世界をゆるがした十日間」を通読して、私は今この作品を全世界の労働者に心の底から推薦したい。・・・なぜなら、この本は、プロレタリア革命とは何か、プロレタリア独裁とは何かということを理解するうえで非常に重要な諸事件を、ありのままに、しかも並はずれて生き生きと叙述しているからである。
 これらの問題は現在広く議論されているが、それらのさまざまな意見を受け入れたり、撥ねつけたりする前に、必要なのはそのような決断というものの意味を完全に理解することである。
 ジョン・リードの本は疑いもなく、国際労働者運動の根本問題であるこの疑問を解くことを助けるだろう。
     1919年末 
     V・I・レーニン>


ユダヤ人排撃と公共事業(アウトバーン建設)でドイツ社会の支持を得て登場したのがヒトラーだった。今、アメリカでは、移民排斥と国内産業復興を掲げてトランプが大統領に就任しようとしている。
 歴史を見る目を曇らせないためにも、100年前のロシア革命を描いた「世界をゆるがした十日間」は読んでおいた方がいいと考えている。

2017年1月10日火曜日

玉村町消防出初式

見応えある演技
チームワークが鍵
消防車も出発です


 玉村町消防出初式が昨日、厳かに行われた。火災、災害のない一年であることを願うのは誰もが同じ。
 消防活動が消防署、消防団、女性防火クラブの方々の地道な努力に支えられていることを改めて確認した。
 伊勢崎とび職組合のはしごの演技は、消防の歴史をも思い起こさせてくれる見事なものだった。

2017年1月8日日曜日

成人式挙行の日に韓国との少女像を巡る争いについて

 今日は玉村町でも成人式が華やかに挙行された。
五十嵐教育委員長は方丈記「ゆく川の流れは絶えずして・・・」を引き合いに出して、人生のとらえ方を謙虚に、と語り、角田町長は医師らしく、「人間、成人20歳頃から老化も進みだす。だから・・・」と語り出した。
イケイケの祝辞でないところが良かった。

 さて、韓国とは、慰安婦を象徴する少女像設置を巡り、日本政府と対立が激化している。
釜山でも少女像が設置されたことで、日本は駐韓大使らを一時帰国させる対抗措置をとった。
 何か違和感を感じる。そもそも軍隊内慰安婦という悲しい歴史的事実を忘れないためにも、少女像を見て静かに歴史を思い反省する機会とすればいいのではないか。
 韓国の人々が安倍政権の歴史認識に不信を持つことは良く理解できる。多くの日本人だって不信感一杯だ。
 去年の暮れ、真珠湾に行き、未来志向の「日米和解」を得々と述べた。そうなら北京、南京、ソウル、平壌へ「和解への旅」に行く必要もあるだろうに。
 安倍首相に同行した稲田防衛相に至っては、帰国後直ちに靖国参拝だから、中国、韓国が怒り出すのは当然のこと。
 はっきり言って日本政府は、戦前の慰安婦を象徴とする戦争と植民地支配をなかったことにしたい。みんなが特に日本人が忘れるようにするには、少女像があってはまずい、忘れてくれない。
だから、韓国政府に10億円を拠出して「不可逆的に何も言うな。少女像を撤去しろ」となるが、朴政権は黙らせても韓国国民を黙らせることはできない。この事態はそういうことを意味している。
 歴史の教訓として意味ある少女像に悪意を込めて、駐韓大使一時帰国や経済制約を課そうという日本政府に、明治政府が重なってきた。
 1868年以降、明治政府は対馬藩を通じて、朝鮮に新政府成立を告げる書契を内示して交渉に入った。それは天皇に対して「皇」「勅」等の語を使用しており、朝鮮側が到底了解できるものではなかった。それを明治政府は押し切って行った。その後の日朝関係は歴史の示すとおり。
 安倍政権、その明治維新150周年記念事業を企画している。「明治の精神に学び・・・」だとさ。懲りないねえ。

2017年1月7日土曜日

箱石少林山祭り

午前中には達磨の半分ほどは売れた箱石少林山
少林山のお堂

 1年の始まり方はいろいろある。私の住んでいる箱石では、7日の少林山のだるま市で動き出すといえるだろう。
とはいえ、小塚さん一家が達磨を売ってくれるので、近隣から人が集まるが、少林山のお堂だけでは、参拝の人も限られてしまうこと間違いなし。
 その少林山祭りの役を担うのが神社灯籠番、去年は私も当番のひとりだったので、大変さはよくわかる。
 なにせ、お堂は北向きなので、風当たりがよく、風の日の祭りはとんでもなく寒い。
 幸い、去年、今年と天候はよく祭り日和となった。
普段はなかなか会えない村人達が呑気に昔話などに華を咲かせる事ができるのも、先人がつくった祭りの恩恵だろう。
 伝統を維持させることは、難しいことを自覚しながら新年も動き出した。

2017年1月4日水曜日

謹賀新年 「世界をゆるがした十日間」を読み返そう

 新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

 晴天のうちにあけた2017年は、元日に地元箱石の貫前神社に手を合わせ、9時からの新年会に臨んだ。
 6時起きして東京、読売、上毛、朝日の各新聞に目を通し、そこからの記事の内容を含んで新年のあいさつをさせていただいた。
 その後、妹家族と一杯やった後は、できるだけ知り合いに会わないようにして3日までを過ごした。
 4日からはいろんな人に会わねばならないのだから、3日くらいは透明人間でいたかったのだ。しかし、病気以外では家にいたことのない人間なので、そこは自由奔放に。
 そして、今朝、大山になってしまった洗濯物の中から、靴下を探すこと20分、靴下は続々見つかるのだが、左右が合わない。似たような物はあっても左右一致しない。それでも3足ほどのペアは探せたが、これほど、靴下探しに時間がかかるとは思いもよらなかった。
 「家事は大変なんだから。夢みたいなことばかり、言ってんじゃないよ」という家人の声が聞こえそうだ。

 夢みたいなことで申し訳ないが、各紙そしてテレビ、ラジオも声をそろえて、「今年は世界が大変なことになるかも知れない。行き過ぎたグローバニズム経済、富の極端な遍在が、そこから疎外された人々に排外主義を呼び覚まし、戦後作り上げてきた国際協調主義が壊れるのではないか」等々。
 富の分配があまりに極端なことを、圧倒的少数者の圧倒的利益のため圧倒的多数の人々が犠牲になっている事実を誰もがわかっているはずだ。しかし、だれも言わないのには驚いた。
今年はロシア革命から100年の節目ということを。
 本棚にあるはずのジョン・リード著「世界をゆるがした十日間」を探したのだが、見つからない。30年ほど前に読んだが、今また読む必要があると思ったからだ。ということで、本屋で注文した。
 1917年ロシア革命に立ち会った著者が描いたもので実に内容豊かに革命の実体を伝えている。
 世界で資本主義が行き詰った今こそ、汲めども尽きないロシア革命の意義、その後のスターリン主義の極めて大きな過ち、それらすべてを教訓化し、新たな時代へ向かう姿勢こそが求められているのだろうに。