〈チベットの村からチベット仏教の聖地であるラサとカイラス山を目指し、五体投地という礼拝法を行いながら1年かけて旅をする様子を描いたロードムービー。
合掌、両手・両膝・額を地面に付け、うつぶせになった後に立ち上がるという動作でひたすら進み続ける11人の姿を映す。
メガホンを取るのは、『こころの湯』『胡同(フートン)のひまわり』などのチャン・ヤン。
一般の村人が自身の役を演じる。チベットの人たちの信仰心や、シンプルな生き方が胸を打つ。 〉
行き詰まった資本主義社会からみると、なんと自然に生きてるんだ、と感心してしまう。
交通事故の被害にあい、荷物車を人力で牽くことになっても、加害者に、「以後注意するように」と、決して責めない場面には、恐れ入った。
五体投地のルール。①合掌する。②両手・両足・額を大地に投げ出しうつ伏せる。③立ち上がり、動作を繰り返して進む。④ズルをしないこと⑤他人者のために祈ること。
是非観賞願いたい作品。シネマテークたかさきで9月23日まで。
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