来年をよき一年にしよう
高崎の九官亭での忘年会に集まった面々の共通項は、過日の金剛山歌劇団公演を支援したということだろうか。
在日朝鮮人として生きる若者、訪朝経験者、11月に、関西旅行、特に奈良市、天理市を巡る旅を企画した栗原君もいる。
奈良の旅は、古代日本が朝鮮半島からの渡来人により大きく影響を受けたことを現実のものとして教えてくれた。
その渡来人は朝鮮に帰ったのかと言えば、そんなことはなく、むしろ、朝鮮から来た事を消しながら日本人になり、日本の支配層になっていった。
その子孫が朝鮮人差別をしているのだから、始末が悪い。
世界は間違いなく「歴史の峠越え」をしている。その峠が大きく広いと、渦中にいることがわかりにくいが、もうはっきり見えるだろう。
イギリスの国民投票での「EU離脱」派の勝利、トランプアメリカ大統領の登場、イタリア国民投票での反政府派の圧倒的勝利、オーストリア総選挙での極右政権誕生まであと一歩、ということを見たただけでも、既成政治への反乱が始まっていることが理解できる。
韓国では民主労総を主軸とする100万人規模のたたかいが朴政権を追い詰めている。
戦争を求める世界から、戦争を必要としない世界への動きを今の激動から見いだしたい。
排外主義的愛国論に収束しようとする動きに対し、国際連帯の運動を発展させることがその鍵になると考えている。
この忘年会の参加者、自覚はなくても大事な位置にいる。
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