岡本太郎は生きている
ドキュメンタリー映画「太陽の塔」は傑作の部類に入るのではないか。
1970年、大阪万博でひときわ異彩を放っていたのが岡本太郎が制作した「太陽の塔」、高さ70メートル、腕の長さ25メートルに加え「土偶の怪獣」のようなデザインは、多くの人の心をとらえた。
岡本太郎に影響を受けた人々をはじめ、総勢29人のインタビューだが、これが凄い。
縄文時代から現代、未来へと縦横無尽に話は進み、岡本太郎が語られ、「太陽の塔」に込められたメッセージを解き明かす。
南方熊楠の南方曼荼羅も登場し、岡本太郎との共通性を指摘したり、経済学でのマルクス、生物学でのダービィンと肩を並べる程の人物との評もでる。
・・ITやAIの最先端で働いている人にこそ持つべき岡本の発想・・
・・「太陽の塔」が未だに建っていることの意味、壊せない現実が教えている・・
一度の観賞では消化できない「太陽の塔」は前橋シネマで11月2日まで。悩める現代人にこそお薦めの傑作。
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