みんな寿命を全うしようぜ

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西表島で会った昼の蝶

2014年6月9日月曜日

玉村町議会総務常任委員会から県議会土木整備常任委員会傍聴へ

 今日からの3日間は各常任委員会が開催される。今日は総務常任委員会。継続審議だった「協同労働の協同組合法(仮称)の速やかなる制定を求める意見書」を採択。続いて「新聞への消費税軽減税率適用を求める意見書」、「最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書」を採択した。
 以前ならなかなか採択は難しかったが、現在の格差社会の厳しい現実が後押ししたようだ。
 今日のところは委員会採択だが、13日午後2時からの本会議で採択されれば、町議会の意見書として政府に提出される。

 午後からは群馬県議会土木整備常任委員会へ。
今日は岩鼻の県有地にある朝鮮人強制連行の追悼碑(友好碑)の撤去の請願が審議される日なので、その傍聴にと駆けつけた。    着いたときは既に開会の後で、傍聴席も満員で入れず、外で審議の終わるのを待った。
 結果は不当にも採択ということになった。
自民党の若い議員は、政治を語るなら日本の歴史を少しくらい自覚的に学んで欲しい。聞いていて恥ずかしい限りだ。
 朝鮮植民地政策がどれほど過酷なものだったか、皇民化政策として、内鮮一体の名のもと、創氏改名、国家神道の強制、日本語の強制など例を挙げればキリがない。
日本人として戦争に繰り出され、侵略戦争に手を染めた朝鮮人たちもいた。
 勿論、強制労働の果てに息絶えた多くの朝鮮人もいた。

 この碑は労務動員により亡くなった朝鮮人達の冥福を祈り、二度とこのようなことが起きないよう誓い、未来に友好を期するというもので、県と綿密な打ち合わせの末、作られた碑文だ。
 この追悼碑にケチつけ撤去させようなどとは全く怒り千万。
この追悼碑は未来への友好碑であり、この碑の真価が発揮されるのはこの先の未来なのだ。
 そんなことさえ理解できない連中が政治を「先導」していること自体異常であり、県民にとり不幸なことだ。
 無責任な大衆迎合の政治に屈するわけにはいかない。
 16日10時からの本会議で採決される。心ある多くの人の傍聴を訴える。
 この問題では、地元井田県議に事情を説明し、それなりの理解を得ていた。しかし、自民党という組織、思うようにいかなかったらしい。「力及ばず申し訳ありませんでした」という気持ちだけでもうれしい。
 考え方に相違ある中、尽力して頂いたことには感謝したい。
このようにして誰もが成長する。そう、社会はつながっているのだ。敵・味方という関係だけで捉えていると、歴史は前に進まなくなる。
 そしてさらにたたかいは続く。

 

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