みんな寿命を全うしようぜ

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西表島で会った昼の蝶

2014年11月18日火曜日

群馬の森「追悼碑裁判」いよいよ始まる


      熱気あふれる集会
 

 ネット右翼や歴史修正主義者の圧力に屈して群馬県当局が行った追悼碑の設置期間更新申請に対する不許可決定に抗議し、その取り消しと設置期間更新を求める裁判闘争が始まる。その勝利への決意を固める集会が、群馬会館で開かれた。
 追悼碑を守る会は11月13日、前橋地方裁判所に提訴し、「追悼碑を守る請願署名」は本日、県議会議長に直接手交し、その輪は着実に全国に広がっている。
今日、夕方までに17000筆を越えた状況だ。

〈☆本件追悼碑は、現在もなお、日朝、日韓の友好推進に有意義であるほか、労務動員の歴史を刻み、都市住民の教化に資するという歴史的・学術的意義を有しており、また、思想伝達機能を有しているのであって、これらの機能は全て都市住民の「公共の福祉増進」(都市公園法1条)をはかるものとして、群馬の森公園の都市公園の効用に資するものである。
☆群馬県は不許可の理由として「政治的発言が行われた結果、本件追悼碑は存在自体が論争の対象となり、街頭宣伝・抗議活動など紛争の原因となって(おり)・・・憩いの場である都市公園にあるべき施設としてふさわしくない」ことも挙げている。
 しかし、この論理では、過激な右翼が特定の公園の公園施設を攻撃対象にさえすれば、反対勢力の実力でその公園施設を排除できることになるという不当な結果を招く。
 違法な第三者の妨害行為の危険を理由に、表現行為を制限すれば、正当な表現行為を不当に制限する一方で、違法な妨害行為を助長することになり、それは相当ではなく、このような危険は警察権力等の行使により防ぐべきものである。
☆群馬県が追悼碑の前において行われた一般市民の各発言を吟味し、特定の発言をもって「政治的発言」と判断し、その発言自体を理由に設置期間の更新を認めず、追悼碑の撤去を求めることは、行政機関の考える「許されない表現」の概念、枠組みを原告に押しつけ、これを実現して、原告から表現の場を奪うことにより、原告の表現を弾圧し、表現の自由を侵害するものであるから、違憲と言わざるを得ない。

 (本訴訟の位置づけ)
 戦時中の朝鮮人労働者や朝鮮人の戦争犠牲者を追悼する碑や史跡の説明について、行政機関が撤去したり、一部の団体が行政に撤去への圧力をかけている事態が全国各地で起きているが、本件はこのような特に第2次安倍政権以降に顕著になった歴史修正に向けた大きな動きの中に位置づけられるものであり、全国的にも、国際問題としても大きな影響があると考えている。〉

 裁判所の人権感覚、憲法感覚が問われる裁判が始まった。
裁判を支える必勝の陣形をつくり、裁判闘争に勝利し、社会の右翼的風潮を吹き飛ばそう。
 期せずして、安倍首相は追い詰められての解散表明、700億円とも言われる国費をかけての総選挙にあきれかえるばかりだが、人民の敵・安倍をトコトン追い詰めよう。

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