シリア市民の惨劇には無関心でいいのか。 |
空爆で人々の生活基盤は破壊去れた。 |
「イスラム国」によるパリ襲撃の衝撃が世界中をふるわせ、早速、シリアへの大規模空爆の合唱だが、もう気づかなくてはならない。
パリでの被害に腰を抜かす前に、いわゆる有志連合とかがシリアで行っている大規模空爆により、シリアの人々がどれほど苦しみ、憎しみ、結果としての絶望的な思いが「イスラム国」の勢力拡大につながっていることを。
現に実行犯は「シリアで人々が感じている恐怖をお前たちに
感じさせる」と言っている。
先進国の「国家指導者」は口をそろえて「イスラム国」の根絶を言うが、そもそも「イスラム国」のような得体のしれない集団を生み出したのは先進国の指導者たちが行ったイラク戦争ではなかったか。
これまでも圧倒的な軍事力で対応してきたが、今後はシリア国内にいる人々を虫けらのように殺し尽くすとでもいうのか。
そんなことは不可能だし、怒り、悲しみ、恐怖と憎しみで満身武装した命知らずのたたかいには勝てるはずがない。
まずはシリア空爆を止めなければならない。
そして、世界から搾取と収奪をなくし、貧困と差別を解消するたたかいへと方向を転換する道を選択するしか人類の未来はないだろう。
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