京大大学祭 |
大学はこれがなくちゃね。 |
この縄跳びはミラクル、とても難しい |
地図を片手に旅の栗原企画は抜群 |
寝るだけだから十分の3畳1間 |
高野山根本大塔 |
ゆるりと大阪城 |
初日は京都駅で降り、その足で京大大学祭へ。古き吉田寮に入りその乱雑さの中に自治を確立している学生たちに権威への確かな反抗心を見出し、大学の戦争協力に反対しバリストをやってのけた自治会への刑事告訴を許すな、という立て看が並んだり、映画、ロック、軽音楽、縄跳び、模擬店等と「自由こそ京大の憲法」という言葉が嬉しく響く。丸一日ジックリ浸りたい気分になった。大学祭はこうでなくてはいかん。
この観光季節は宿探しが大変、しかし博学の栗君、西成の安宿を見つけた。廻りの友人たちにそれを言うと、「そんなとこへ泊まって大丈夫かい」と返ってくる。朝鮮に行くときも「あの国に行って危なくないの」と言われた。偏見だらけの世界にはあきあきだ。「歴史から飛び出せ」という頭脳警察の曲を聞かせたい。
そして、その安宿は素泊まり2500円、3畳一間で寝るには充分、広くないロビーでは中国や欧米の若い連中がくつろぐ。若い頃過ごしたユースホステルという感じ、少々の英語くらいは話せた方が広い世界を見られるようだ。
2日目は、南海電鉄で高野山巡り、我が家も真言宗なので一度は行ってみたいと思っていたが、改めてその大きさに驚いた。密教のなんたるかを考えたこともなかったが、ひろさちや著「空海と密教」を買い、帰りの電車で読んだが、面白い。
805年、空海が師・惠果に会った当時の長安の青竜寺にも行きたい衝動にかられる。
3日目は、大阪城で戦国時代から徳川時代を2時間かけてジックリ見た。城の中、関西弁と中国語とが混じり合い、どこの国にいるのかと考え込んでしまうほど確かに中国人観光客は多い。結構なことです。旅の打上げは鶴橋の焼肉店で冷たいビールと焼肉で仕上げ。
《露と落ち、露と消えにしわが身かな、浪花のことも夢のまた夢》
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