みんな寿命を全うしようぜ

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西表島で会った昼の蝶

2010年8月11日水曜日

韓国併合から100年の今年の政府談話

菅直人首相は韓国に対し、韓国併合から100目の今年、談話を発表した。政府の公式見解を述べることは、当然のことではあるが、内容に関しては相当腰の引けたものになっていた。武力により朝鮮政府を組み伏せ併合し、その後、内鮮一体として太平洋戦争まで過酷な強制と動員を繰り返していった事実はそう単純なものではない。
日本国内に今何故50万人に及ぶ在日コリアンが存在するのか。原点は日韓併合にある。その在日コリアンへの対応はまるで、朝鮮侵略を反省しているとは思えない。未来志向というなら在日コリアンへの正当な待遇をしたらどうなのか。ここから始めるべきだ。彼らとの信頼関係を築けずして日韓、日朝関係の未来はない。談話を韓国だけに発するという対応も情けない。朝鮮半島を植民地支配したのだから当然、現在国交がなかろうが北朝鮮へも向けて発するのが筋であり、それこそ未来志向だろう。
 当時、朝鮮から奪い、くすめてきた多量の文物を小出しに「返す」、それも返すという言葉を使わず「渡す」などといって大衆の目をごまかそうという政治はいけません。そのことに反発しない韓国政府もかなりどうかしている。

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