みんな寿命を全うしようぜ

みんな寿命を全うしようぜ
西表島で会った昼の蝶

2012年3月9日金曜日

大震災からもうすぐ1年

もうすぐあの大震災と原発事故から1年が過ぎる。この辺では「絆」「がんばろう」などと言っていればそれで済むが、被災地ではそんな生やさしいことではすまない。
 二度目の厳寒の季節の真っ直中で、生活することがどれほど困難なことだろうか。
 そんな中、さまざまな歪みが出てきている。確かに、自衛隊、消防、警察は活動した。そして評価も高い。
 その一方、自治体職員はそれこそ日常の行政、支援活動を休むことなく行っている割には、まだまだ評価は低い。華々しい自衛隊の活動は一時的なもの、その後を市民と寄り添っているのは自治体職員ではないか。
 公務員減らしの合唱の中、住民とともに被災した職員の多くは自宅を顧みる間もなく働き続けている。にもかかわらず「税金で給料をもらっているくせに」「ブラブラして金がもらえるんだ」と悪態をつかれている。
 住民からのクレームにより、うつを発症し自殺した職員も出た。弱者が弱者を叩くという転倒した状況だ。
 宮城県東松原市はとうとう、市職員に暴言を吐く被災者は警察に通報する、という方針を出した。
 民主、自民、の国会議員の多くは、「公務員叩き」を「正義」と思いこんでいる。
反抗できない相手を狙い撃ちする様は、DVの構造そのもの。夫が言う「誰に食わしてもらっているんだ」が「誰の税金で食ってるんだ」に変わっただけ。
大衆は声の大きい無能な政治家(例えば橋下徹)と一緒になって公務員を叩く。
 そんなことをしていると、いずれ痛い目にあうぜ。
基礎的自治体の職員は、地域再生の礎だ。地味だが彼らこそ体を張っている。
 大震災と原発事故の悲劇から目をそらさず、少しでも前に進み未来を築こう。デマにだまされてはいけない。
それを自覚するためにも「3.11高崎集会」は重要だ。

 群馬県内全自治体に招待状を送付したが、現在、上野村、藤岡市、伊勢崎市から返答があった。
「所用のため出席できません」と。
返事があるだけいい。共通の思いがあるのだから。

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