みんな寿命を全うしようぜ

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西表島で会った昼の蝶

2014年12月11日木曜日

安倍政権統制下の翼賛選挙を吹っ飛ばせ

 今、総選挙真っ最中のはずなのに、朝のテレビはいつもの変わらない番組の垂れ流し。
 以前は、朝から各政党の代表(中堅やら若手やら)が出演し、政策批判や自慢を繰り返し、それなりに選挙ムードを茶の間に漂わせていた。
 今回は選挙序盤に政党トップの討論会があった程度で、その後は、テレビでは選挙のことは話題にならない。
 選挙公報だけが淡々と流れる。つまらないから見ない、関心がなくなる、という悪循環。
 勿論、私はテレビに張り付いているわけではないが、明らかに選挙報道が停滞している。
 
 

 過日、政権政党の自民党がテレビメディアに「公正中立、公平な報道を」という要望書を出した。
 それが、テレビ局にとっては恫喝だったのだろう。後で文句を言われないようにと萎縮し、選挙番組すらつくらなくなってしまった。今、お笑い番組で笑っている時か。それこそお笑いだ。
 まさに今回の選挙は国家統制下の選挙ともいえ、このことを実は安倍政権は狙っていた。
 安倍は「自由社会」などと口では言うが、自由闊達なテレビ報道を恐れ、政権に批判的な人物のテレビへの登場を許さず、硬直した報道下で、政権を維持しようと躍起なのだ。

 実は彼自身、アベノミクスに自信も確信もない。だから追い込まれての解散だったのだ。
「アベノミクス、この道しかない」
冗談ではない。
この道を行けば、経済破綻、社会混沌、苦し紛れのやけっぱちの戦争、と我々は国家の破綻を見ることになるだろう。
 アベノミクス路線により、破綻以外に先はないという迷路に自ら入ってしまった政権に屈服するテレビメディアこそ哀れだ。
 彼らが、昨日施行された特定秘密法に抵抗すらできないことは目に見えている。
 権力者を喜ばすためのテレビ報道、民衆に真実を知らせないテレビ報道に成り下がってしまった。
 安倍政権は本質的には脆弱だ。翼賛選挙を吹き飛ばせ。
 
 

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