本屋に注文していた「世界をゆるがした十日間」は、すでに絶版となっているらしく、図書館で探してもらったら、県立図書館からその本が届いた。
<序文 非常に興味深く、かつまた決して注意をゆるめずにジョン・リードの本「世界をゆるがした十日間」を通読して、私は今この作品を全世界の労働者に心の底から推薦したい。・・・なぜなら、この本は、プロレタリア革命とは何か、プロレタリア独裁とは何かということを理解するうえで非常に重要な諸事件を、ありのままに、しかも並はずれて生き生きと叙述しているからである。
これらの問題は現在広く議論されているが、それらのさまざまな意見を受け入れたり、撥ねつけたりする前に、必要なのはそのような決断というものの意味を完全に理解することである。
ジョン・リードの本は疑いもなく、国際労働者運動の根本問題であるこの疑問を解くことを助けるだろう。
1919年末
V・I・レーニン>
ユダヤ人排撃と公共事業(アウトバーン建設)でドイツ社会の支持を得て登場したのがヒトラーだった。今、アメリカでは、移民排斥と国内産業復興を掲げてトランプが大統領に就任しようとしている。
歴史を見る目を曇らせないためにも、100年前のロシア革命を描いた「世界をゆるがした十日間」は読んでおいた方がいいと考えている。
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