「終戦、73年目の夏」 高崎電気館
今日から17日まで高崎電気館で「終戦、73年目の夏」と題し、8作品が順次上映される。
初日は「この世界の片隅に」を観た。見終わって、このアニメ映画が広範に支持されている訳がわかったような気がする。声高に反戦を叫ぶのではなく、当時の庶民の日常生活を淡々と描くだけでも、戦争の理不尽さが、実によく理解できるからだろう。
「僕の村は戦場だった」は1度観たがどうしても見直したい作品。
木下恵介監督が、陸軍省の依頼で戦意高揚のためにつくった「陸軍」は、芸術性、戦争への思いが表現され国策映画にほど遠く、軍部ににらまれた木下恵介は松竹に辞表をだした。「軍国の母」の真の想いを吐露する場面が凄い。
その他の「野火」「ゆきゆきて、神軍」「黒い雨」「ああ、ひめゆりの塔」「人間爆弾・桜花」を上映する。
総じて、軍が守ろうとするのは国家体制であり、国民では決してない、言い換えれば、国民などどうなっても国家体制さえ守れればいいという軍の本質をつかんで頂きたい。
安倍政治の改憲攻撃を迎え撃つには、こうした戦争の本質をつかむ必要がある。
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