みんな寿命を全うしようぜ

みんな寿命を全うしようぜ
西表島で会った昼の蝶

2011年2月26日土曜日

私たちの望むものは

チュニジアから始まった民衆運動はエジプトのムバラクを倒し、リビアのカダフィを追いつめている。カダフィの断末魔のあがきにより相当の犠牲者が出ているらしい。中東情勢は革命情勢ということだけは事実だ。
マスコミは中国や北朝鮮にまで政権転覆の民衆の動きが広がるのではないかとの期待を込めた憶測をしている。日本にも気をかけた方がいい。
 日本では全くその気配はないのか。答えは「何の心配もない。やるときゃやるさ」

永田町ではデッドロックにぶち当たった政治状況があり、「救国内閣」の声さえ上がる。さして政策の違いのない政党同士が、国民生活を人質にして政争を繰り広げる。こういう状況を戦前に経験していないか。ファシズム運動による突破だ。
耳障りのいい「減税革命」を名乗り地方議会に進出しつつある地域政党が現代版のファシズム運動といえる。そんな動きを吹き飛ばすものとして中東革命のうねりを見る必要がある。

30年ほど前に盛んに聞いた歌を改めて記す。岡林信康だ。「自由への長い旅」「それで自由になったのかい」もいいが「私たちの望むものは」が今風だろう。

私たちの望むものは 生きる苦しみではなく
私たちの 望むものは 生きる喜びなのだ

私たちの望むものは 社会のための私ではなく
私たちの 望むものは 私たちのための社会なのだ

私たちの望むものは 与えられることではなく
私たちの望むものは 奪い取ることなのだ

私たちの望むものは あなたを殺すことではなく
私たちの望むものは あなたと生きることなのだ

今ある不幸にとどまってはならない
まだ見ぬ幸せに 今跳び立つのだ

私たちの望むものは くり返すことではなく
私たちの望むものは たえず変わってゆくことなのだ

私たちの望むものは 決して私たちではなく
私たちの望むものは 私であり続けることなのだ

今ある不幸にとどまってはならない
まだ見ぬ幸せに 今跳び立つのだ

私たちの望むものは 生きる喜びではなく
私たちの望むものは 生きる苦しみなのだ

私たちの望むものは あなたと生きることではなく
私たちの望むものは あなたを殺すことなのだ

今ある不幸にとどまってはならない
まだ見ぬ幸せに 今跳び立つのだ

私たちの望むものは

(一度聴いて欲しいね。すごくいいから)

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