総理大臣を決める代表選だから、過熱するのは当然だろう。
しかし、どちらにしても展望のない政権とならざるをえない。「資本主義は行き着いてしまった」なかですべてのことは起きている。
国鉄分割民営化から25年、何が起きているか。「日本航空の再建」の次に来るのは、JR北海道、九州、四国、貨物会社へのテコ入れだ。これらの会社は経営が成り立たないところまで追い込まれてしまった現実がある。国民の足を分割民営化したことで、地域による経営内容の格差が結局、弱いところからつぶれていくという事態を生み出した。利益の上がっている東日本会社が手助けするという発想が出てこない。国民の足を守ると言うところでの支え合いができない体質になってしまったのだ。。
今度は道州制なるものを導入すれば、結局、国鉄と同じ道を歩むことになる。今言う無縁社会が拡散し、社会は崩壊する。
「資本主義は行き着いてしまった」とは、昨日、一般質問に答えた町長の言葉だが、ああ、そこまで気づいているのか、と思った。
菅も小沢も道州制推進論者、究極の民営化としてすべての労働者を非正規職に置き換えた行政に何を想像できるか。失礼だがコンビニ勤務感覚での対応では、たまりません。
行き着いた資本主義の後にどんな社会を求めるのか、今はそれを考え、実践することだろう。それにしても、ソ連スターリン主義の過ちは大きい。社会主義という言葉が言い出せないほど人々に悪い影響を与えている。
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