国鉄分割民営化に伴う争議をたたかっている国労原告団の物資販売の要請を受け何品か注文した。なんとそこに「ウユニ塩湖の天然塩」があるではないか。塩の味はともかくボリビアのウユニ湖で生きる家族を描いた「パチャママの贈りもの」という映画を思いだした。彼の地にまだまだ善意があることを暖かく描いた感動作だ。
その「ウユニ塩湖の天然塩」を商品として売り出してくるとはなかなか視点がいい。「おからのかりんとう」もうまい。
「1047名の解雇撤回」を求めているたたかいだが、たたかいを継続している国労組合員を置き去りにする形で、国労本体が和解決着をして闘争に幕を下ろしたのは昨年のこと。
和解といっても胸の内は晴れないだろう。条件が悪過ぎるし、将来展望も全くないからだ。敗北感の方が大きく「和解投降」が実態ではないか。
国鉄分割民営化から20年以上が過ぎ、北海道、九州、四国の三島会社、貨物会社は赤字続き
、これは分割民営化が破綻状態ということを示している。労働者は物言わぬ社員となり、バラバラにされている。今はむしろ攻勢の時だ。
新自由主義の最たる政策としての国鉄分割民営化のあの時点から、全労働者のうち非正規職が4割にも達する今日の状況は始まった。
このような状況を打ち破ろうとするなら、現在もたたかい続ける国労原告団を支援する道を選ぶのは必然だ。客観的に見ても打ち返す時期が近づいているように思えるのは楽観的すぎるか。支配者側だって余裕なんか全くないことを知るべきだ。「敵よりも1日長く」だ。
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