年季が違うこの姿
3月に亡くなった高校時代の恩師毛呂實先生を偲んで教え子が居酒屋友栄に集まった。先生には我々の還暦同窓会にも来て頂き、還暦後の過ごし方など面白い話を聞けたし、もうお互い、お別れも遠くはない、との腹づもりもあったが、やはり別れは寂しい。
70年安保闘争、あの頃の学校は規則や規律はあったが、適当にやっていたし、学校の縛りを感じたことはほとんどなかった。社会に若者が反乱を起こしていたし、それが当たり前だった。お行儀なんぞいいわけない。そのままここまで来てしまったが、最近、集まると安倍政治の批判は勿論のことだが、病気の話しが多くなってきた。いつも来る友人が体調不良で欠席とか、やはり年齢だろうか。
しかし、この友栄という居酒屋、夜の繁華街(昔の話)の西からの入り口にあるが、一帯は昔の面影はない。そこで孤軍奮闘し生き抜いているのだからこれもすごい。
女主人は年季の入った踊りの先生、もうすぐ傘寿にはとても見えない若さ、姿勢がとにかくいい。
今日は供養に踊るよ、と見事な舞を見せてくれた。夫は写真が趣味の人、そして、店を手伝っているお姉さんは92歳。本当かい、とみんな唖然としたが、「キチンと生きていれば生きられるんよ。踊りの生徒になりなさい」ときた。この店の看取りもする羽目になりそうだ。
珍しい「14代」という焼酎をみんなで飲み、軽く二次会に行って現地解散。
1時間半かけて静かな夜を歩いて帰宅、足は強いぞ。
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