群馬県公社総合ビルでドキュメント「弁護士・布施辰治」を観た。これは韓国併合100年・布施辰治生誕130年を記念して作製された映画だ。
朝鮮植民地、中国侵略という暗黒の時代を「世の中に一人だって見殺しにされていい人はいないのだ」との信念で朝鮮人や社会的弱者の側に立ちきって弁護活動を続けた布施辰治弁護士を描いたもので、池田博穂監督の舞台あいさつ、角田義一弁護士のあいさつの後、上映された。会場は300人の定員一杯の盛況で、今日的にも布施辰治の生き方を学ぼうとする多くの人がいることが理解された。
池田監督はそのあいさつの中で語った。布施は若い頃、街頭で田中正造の演説を聞き、「本当の文明は人を殺さない」との田中の信念に惹かれ、自身が法曹界に進むなかでも、その生き方を貫いていった。そして今も布施の生き方に学び、継承する若い人たちがいることを紹介した。
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