みんな寿命を全うしようぜ

みんな寿命を全うしようぜ
西表島で会った昼の蝶

2010年10月24日日曜日

群馬朝鮮学校開校50周年記念



未来は子ども達のものだ。世界中の子ども達が例外なく、自由で平等で協調できる世界をつくる責任は大人達にある。日本社会で差別にあえぐ在日朝鮮人がつくった群馬朝鮮初中級学校の開設50周年が盛大に催された。桑原功衆院議員や多数の県議、市議が来賓として参加、市町村議員は私だけだった。卒業生など多数が参加し民族舞踊などが披露され、朝鮮料理の醍醐味を味わった。曇り空でもあり屋外開催には最適だった。私自身、思いもかけない感謝状をいただきとまどっている。
 日本と朝鮮の豊かな歴史交流を復活させる必要がある。差別と偏見だけで一方を排除する昨今の日本社会の流れを変えなければならない。
 校内では韓国併合100年を写真パネルなどで紹介していた。江華島事件から始まる朝鮮植民地政策の時代は本当につらいものがある。しかし加害者である日本人が見据えなければならない歴史であることを自ら確認したい。唐沢国労高崎書記長と雑談しながらパネルを見た。その中にも、当時朝鮮人に好意的な日本人の写真がいくつか飾られていた。勝海舟、柳宗悦、幸徳秋水、菅野スガ、布施辰治、石川啄木、金子文子等だ。
「最近、日本は朝鮮を差別するが、日本文化の種子はみんな朝鮮から来ていることを忘れている」との趣旨の勝海舟の言葉も載せられていた。

 地図の上 朝鮮国にくろぐろと 墨をぬりつつ秋風を聴く
(韓国併合に際し書いたうた)

 雄々しくも 死を恐れざる人のこと 巷にあしき噂する日よ
(伊藤博文を暗殺した安重根を思い書いたうた)

この2つは啄木のもの。これらの人々の当時の言動のおかげで、今の私達もほんの少し救われているのかと考えてしまう)

玉村町では4回目の国際交流会が行われた。来年は,朝鮮舞踊でも参加させようか。

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