みんな寿命を全うしようぜ

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西表島で会った昼の蝶

2012年10月6日土曜日

「厚い手のひら」井上優さんからの一冊・高崎駅前金曜日集会

深町節炸裂

詩人井上優
 
色んな人が参加する金曜日集会となってきたようだ。
 夕方、伊勢崎の深町さんから電話があり、「これから電車で高崎へ行く」との連絡があり、遅れて会場に着くと、マイクを握り講釈を垂れる深町さんの姿。
元気なお姿を拝見しホッとしつつ〈話が脱線しはみ出さなければいいのだけど〉という一抹の不安を抱いた。
その不安は案の定だったが、この日はまだまだましな方、とにかく真っ直ぐ元気でいてくれて良かった。

 
 会場で金さんから紹介されたのが詩人・井上優さん。いきなり「厚い手のひら」という本を、どうぞ、ということでいただいてしまった。
頂いただけでは悪いので、別の「脱原発・自然エネルギー218人詩集」一冊を買い込んだ。

 集会後、何人かでたまには軽く飲もうということで居酒屋に潜り込み、「現代社会の分析」を話の種にしていると、井上さんが隣のテーブルの客と話し出し、あまり部数もない貴重な写真集を差し出している。
「原発問題を理解していない人にあげてもしょうがない、もったいない、意味がない」と言われても、「そうですかね」といった調子。
 繊細で無防備な詩人・井上優、そんな感じだ。
金曜日集会に集まる人を見回すと、無防備さは共通し、熱い思いも共通する。
 夕べの8人衆は職場、住む地域は別で、何で繋がっているのかと考えたくなるメンバーだった。初めて会う人もいた。
しかし、楽しく有意義な話ができたのは共通の思いがあるからだろう。
 11時になったのでツッキーと一緒に帰ろうとしたが、ツッキー自身がまだ話し足りないとのことなので、他の人を残してひとり帰った。一番早く帰るなんてやはり年かなあ。
 こういう繋がりが実は必要で以外に強いものかもしれない。


井上優の詩集「厚い手の平」からひとつの詩を紹介する。

〈100ミリシーベルトの悪魔
被曝許容の世界基準は 年間1ミリシーベルト(国際放射線防護委員会ICRP)

福島県放射線健康リスク管理アドバイザーY教授の言説は
年間100ミリシーベルトでも大丈夫

そのために どれだけの福島の子供達が
逃げられなかったのか

10年を待たずに 結果が出てしまう

ドイツで『日本の子供を救え』15万人デモ

愛を組織しなければならない

悪魔に打ち勝つまで

ICRPは原発推進組織、そのICRPですら1年間の放射線許容限度を成人1ミリシーベルトとしている。子供は0.1ミリシーベルト、胎児はについては0.01ミリシーベルトとなる。
福島が危ない。


1 件のコメント:

  1. 石川さん、いつも有難うございます。
    温かくて力強い人柄に、尊敬の念を感じています。
    これからも頑張りましょう…
    いちファンより

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