20年前に制作された映画「阿賀に生きる」は素晴らしいドキュメント映画だ。
昭和電工の工業汚染水による新潟水俣病に苦しむ阿賀野川流域の村を舞台にした映画で、船大工、餅屋、漁業者とその家族達が登場する。
誰もがその道の達人で、地域に根ざして生きていく様子が活き活きと描かれ、生きることの力強さをしんみり教えてくれる。
映画の中の主役達はもうこの世にいないが、山村の生活の素晴らしい場面の中で永遠に生きている。
今は亡き佐藤真監督達7人も近くの家に3年間居住を共にして、地域の人たちと交流を深め、この作品を作った。
何年か前に観た韓国映画「牛の鈴音」を思い出した。
〈シネマテークたかさきで9月6日(金)まで〉
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