金剛山歌劇団員です。
毎年、新年会の最後とも言えるのがこの高崎ビューホテルでの「朝・日親善のつどい」。
今年も例年通り多くの人が集い、話に盛り上がっていた。
この集い、集まる人の層の厚さと広がりが特徴で、初めての参加者は驚く。玉村町議会からは議長を入れて4人が参加した。
「敵対から交流へ」とでも言おうか、朝鮮総連というだけで構えてしまう人士がいるが、歴史を辿れば、「朝鮮半島からの渡来人がつくった日本」とさえ言える史実を知る。
誰もそう長くはない人生を生きているんだから、楽しく生きたいものだ。
還暦を過ぎると、政治的に深い議論は疲れるから、気楽に生きたい。
日本政府は拉致事件を声高に叫び、在日朝鮮人と敵対し、圧力をかけっぱなしの10年が過ぎたが、何か動いたろうか。両者の心が凍ったままでは、時間が過ぎるだけ。
今年は、戦後70年、日本のアジアでの侵略の歴史をキチンと日本人が見つめ直す時だろう。
拉致事件の解決を被害者として訴えるなら、関東大震災時に日本人が犯した5000人にも及ぶ朝鮮人虐殺の歴史的事実に対し、加害者として向き合う必要がある。こういう姿勢なしに心は動かない。
これは決して政治的なことではない。道義的、道徳的、常識的観点からの人間として当然な姿勢といえよう。
子どもたちにうるさいくらい、「道徳、道徳」と説教を垂れる政治家が昨今たくさんいるが、まずは己から道徳的に生きることだ。
というわけで、おいしい酒や朝鮮餅を頂き、思わぬ人からも声をかけられるなど、「朝日友好のつどい」ならではのひとときを満喫した。
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