映画製作への参加を訴える町田さん
成人式は今年も賑わった。平成生まれの人たちが胸を張って大人の仲間入りをする。
昭和は遠くなりにけり、かなあ。
社会は老若男女で成立するもの、時間の経過が子供を大人に、青年を老年にするだけのこと。
時間と折り合いをつけながら生きてゆくとしよう。
映画「漂泊」のオーデイションン参加を求め、町田プロデューサーが奮闘していた。町内40カ所に映画宣伝のステカンも張り出されている。来週から賛同金集めも始めよう。
午後は伊勢崎市議補欠選挙に立候補した藤生(ふじう)浩二事務所に顔を出し、本人を激励、その足で高崎に行き、「死刑弁護人」を観る。
さすがこの映画は注目の作品とみえ、満員とまではいかないがたくさんの人が観ていた。
《マスコミや検察の情報を鵜呑みにし、自分たちは絶対的な正義なのだと思い込み、被疑者へのバッシングを繰り返す私達に、なぜ、いつも自分たちが正しいのか、と本作は投げかける》
安田好弘弁護士の弁護活動を捉えたドキュメンタリー映画だが、今こそ安田弁護士のような活動をする弁護士が多く求められる時代はないだろう。
個人的にも、「和歌山カレー事件判決」は相当おかしいと思っている。
証拠がなく、状況証拠の積み上げだけで有罪とし、死刑判決を下してしまった。
保険金詐欺を繰り返していた事実があったとしても、林眞須美にはカレーに毒をいれて人を殺す動機が全くない。
はっきり言えば、金欲しさ故の保険金詐欺だったのであり、金にもならないことをする女性ではない。
この映画で知ったことだが、ヒ素を入れたとする青色の紙コップは実は白だった。
安田弁護士はこの当たりから「証拠ねつ造」の線で再審闘争をするのだろう。大いに期待したい。
「光市母子殺人事件」の元少年の判決についても納得できない。
一審、2審は無期懲役だったが、被害者の夫がマスコミにたびたび登場し、死刑を求める会見を行い、世論もそれに扇動される形で、「無期は軽い」となり、最高裁は遺族感情を考慮し、広島高裁に審理を差し戻した。
その弁護活動をしたことで21人の弁護団は「鬼畜を弁護する鬼畜弁護士」と世間の標的となった。
当時、「行列のできる・・・」というテレビ番組で橋下徹が弁護士のなんたるかをわきまえず、弁護団に対し懲戒請求の要求をと呼びかけた、アノ事件がこれだ。
すべてに冷静に対応する安田弁護士の存在が、カッカしている今の世情にはいかに必要なのかと言うことが理解できる映画で是非観て欲しい。
特に成人を迎えた若い人たちに観てもらいたい映画だ。
シネマテークたかさきで1月18日(金)まで上映中。
会場で支配人の志尾さんに会った。「先日、町田さんが漂泊の資料を持ってきてくれました。いい映画ができるといいですね」
勿論、高崎映画祭で上映できる内容の作品をつくるつもりですよ。
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