麦わら船と主演の3人
5日はいよいよ撮影最終日、真夏の撮影は体力勝負ということが心底理解できた。
勿論、冬は冬でこれまた厳しいものがあるだろうが、玉村町での映画製作の話が出たのが昨年4月のこと、オーデイションから始まり、ロケ対策、撮影支援等思い起こせば色んなことがあった。
さまざまな人との出会いもあった。そしてキャストが決まり、キチンと演技練習をし(自分自身で)、撮影に臨む姿はなかなか凜々しいものを感じさせる。
映画はこうしてみんなでつくるもの、ということを実感できたことも成果だ。
「24の瞳」という訳にはいかないが、手作りの青春映画として誰もが持つ若い頃の「あるひと夏の出来事」を思い出させるものになればいいと思っている。
多美江役の秋山絵里夏は20才、真世役の加藤愛美は高校3年生、康一役の田中幸城も学生だ。
自由な発想での映画という芸術に若いとき係わることの意味は後年理解されることだろう。
今、政治、経済が行き詰まり、極右政権ともいうべき安倍内閣を誕生させてしまった。
「侵略の意味は学問的に定まっていない」(安倍)と過去の侵略戦争を居直り、「憲法改正はナチスの手口を学べ」(麻生)などと公言する国家主義内閣が導くこの国の未来は、決して若者達にとり自由なものではない。
だからこそ今、自由の持つ意味(力)を身体で味わっておくことが求められている。将来、その自由を制約されそうになったとき、多くの仲間と力を合わせて抵抗していく。
芸術・文化はそういう時、力を発揮することは歴史が教えてくれている。
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