東側道路から見る
仕事の先々で時間があれば歴史探訪、26日は群書類従を編纂した塙保己一の生家を尋ねた。
1746年生まれの保己一は、7才で失明するも抜群の記憶力で数万冊の古文書を耳から暗記、歴史や文学、古い法律や制度
についての本を収集し、後世に役立つよう次々に文書保存を行った。
中でも代表的な事業が群書類従で、日本の政治、経済、社会の出来事などを記録、保存するため、古典や古文書を収集、分類、校正し、木版刷りで出版した666冊に及ぶ日本最大の国書のシリーズ本を完成させ、貴重な書類を散逸から救った。
同書は日本初の大型出版事業であり、ちなみに、400字詰め原稿用紙の体裁は、塙が出版事業を手掛ける際に考案されたものと伝えられている。
24歳の時から群書類従の編纂を手がけ74歳の時完成させた。
塙保己一は晩年の賀茂真淵にも師事している。
その保己一の生家が児玉町にある。もう何度か行っているが子孫が実際住んでいるようだ。
静かなたたずまいの雰囲気を壊すことのないよう気を使いながら歩いた。近くに墓もある。
富岡製糸場が世界文化遺産登録ということで極端なにぎわいらしいが、こんなところも実にいい。
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