群馬県追悼碑管理担当者様
【追悼碑は友好碑、未来に向け群馬から世界へ発信しよう】
群馬の森にある韓国・朝鮮人の強制連行追悼碑をめぐり、群馬県は設置期限後もその更新を保留している。そして昨日、県議会産経土木常任委員会で設置許可の取り消しを求める請願を多数決で採択した。
その理由は、碑の前の追悼集会で「政治的発言があった」というもの。しかし、長い朝鮮植民地支配の歴史を思えば、少々政治的発言があることは仕方ないと思う。
それが本当の理由なら、「これからは気をつけてください」程度の口頭注意で終わる話だが、設置許可の取り消しまで求めるとなると、むしろその方が政治的と言わざるを得ない。
日本人はいつから寛容さを失ったのか。
日本の負の過去を消し去ろうという動きがあるが、それに同調するようでは全うな行政とはいえない。
「記憶、反省そして友好、この碑に込められた私たちの思いを次の世代に引き継ぎ、アジアの平和と友好の発展を願うものである。」
これこそ世界の人々が求めているものではないだろうか。
私は北京、重慶、南京、ソウル、平壌などを歴史探訪してきたが、どこの国の人々も日本人と仲良くしたいと願っている。
群馬牛がヨーロッパに輸出され世界展開しようとするとき、富岡製糸場が世界遺産に登録され群馬を世界に発信しようとするとき、歴史観だけが「孤立主義」で内向きになり寛容さを失うようでは世界から信用されません。
この追悼碑は友好碑であり、将来、近隣諸国との友好を作り出すうえで大きな役割を果たすであろうことを確信する者として、この碑の存続を訴えます。
2014年6月10日
群馬県佐波郡玉村町大字下新田234番地3
玉村町議会議員 石川眞男
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