みんな寿命を全うしようぜ

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西表島で会った昼の蝶

2014年6月24日火曜日

「台北・国立故宮博物館ー神品至宝」/東京国立博物館

翠玉白菜、なんと言ってもこれがお目当て
翠玉白菜を見るための行列(待ち時間1時間半)
こんな大道芸もある上野公園(後ろが国立博物館)

 東京での仕事も短時間で終わり、時間もあったので行ったところが国立博物館。
 今日から始まった「台北・国立博物館ー神品至宝」の展示場へ。すでにたくさんの人がお目当ての翠玉白菜を見るため行列している。
 昼の時点で待ち時間1時間半ということで、白菜を見ることはあきらめ、行列しないですむ他の展示場に行った。
 そこにも貴重な展示物がたくさんあり、時間を1時間半程かけてゆっくり歩いた。
 白菜は台湾に行ったとき一度だけ見たが、それはそれは美しく生きている新鮮野菜のようだった。
〈こういうデリケートなものを中国は作っていたのだ〉と感心したことを覚えている。
 それにしてもこれらの作品群(神品至宝)は本来、北京の故宮博物館にあったものだが、蒋介石が日本軍の侵略から守るため、そして中国共産党との闘争に敗れた際、台湾に持ち出したものだ。南京市にも残っている。
 中国の荒っぽい政治の象徴といえよう。

 中国の故宮博物館(紫禁城)は歴史的建造物がある。
いかに蒋介石とはいえ、建物までは持ち出せなかった。そして、まだ7割の作品群が北京にある。
いえ、宣伝する訳じゃないけど、そこは元祖・故宮博物館、歴史の重層的厚みを如実に示す芸術作品に触れることも重要だ。
 北京と南京の故宮博物館、これが歴史の現実だ。それも味わって欲しい。

 〈9月15日まで開催している〉

9月

 

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