この道一筋のマスターは今も健在、落ち着きのある店内
今日のように寒い日は熱いコーヒーをゆっくり飲みたいもの。昨年秋に30年ぶりに訪ねた神戸市の垂水駅前の珈琲専門店「あんず」を思い出す。
モーニングセットを注文し、マスターと初めて話した。
もう当然代替わりをしていると思っていたが、今のマスターがずっと経営してきたと聞き驚いた。年齢も私と同じだそう。
驚きとともに喫茶店一筋に生きてきた姿に凄みを感じた。
「コーヒーしか入れられないんですよ」
駅前でユッタリとした空間を40年近く提供してきたことに頭が下がる。
バブル期や阪神大震災も乗り越えて、ひとりでコーヒーをコツコツと入れ続けてきた。
ここにも多くの理解者がいるのだろう。
身の丈に合った暮らしをしているだろうマスターに敬意を感じないわけにはいかなかった。
今度行った時は名前くらい教えてもらおう。
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