人質事件に関し、国会は全くおかしい。
人質を危険な目に合わせたのは、安倍首相の中東訪問と特にイスラエルでの「イスラム国批判」とイスラム国と対決する国々への大規模支援が直接の原因だろう。
「テロとのたたかい」を当地で、ましてやイスラエル首相と並んで、意気揚々と宣言すれば、どのようなことになるか、誰も取り巻きは考えなかったのか。無思慮としか言いようがない。
そのことを批判することが悪いのか。
「ゴンゴドーダン、国の内外で命を軽んじ続ける安倍政権、安倍政権の存続こそ言語道断」と共産党女性議員がツイッターに書き込んだところ、反響が起き、志位委員長に「不適切」と指摘され、削除したという。
「政府が全力で取り組んでいる最中だ。今、あのような発信をするのは不適切だ」という言い分。
これが共産党の公式見解かと思わず疑った。。
他にも何人か政権批判をした議員もいるようだが、それぞれの党により自重を迫られているようだ。
これでは、まるで挙国一致、翼賛国会そのものではないか。
総翼賛体制で侵略戦争に突入し、国民の批判を一切認めず、ついには焦土と化したあの70年前の歴史を思い出す。
小沢一郎と山本太郎が、有無を言わさぬ現在の同調圧力に抵抗しているらしいが、今、安倍政権を批判することが、むしろ人質解放のためには必要と考える。
私達は安倍ではない、ことを主張すべき時だ。
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