21日は箱石地蔵様祭りで小学校の生徒達が村の中を「地蔵様」を担いで練り歩いた。昔、疫病が流行したとき、養命寺の北向き地蔵に願いをかけたら疫病が治まったという話をもとに、長年、小学生達が「地蔵様ワッショイ」とかけ声をかけながら、一件一件の家を廻り、線香をたてて無病息災を祈ってもらう行事として今日まで続いてきた。時代は変わり、祭りが始まった当時の想いはなかなか今には伝わってこないかもしれないが、地域コミュニテイーがこんな形で保持されて行くのかな、などとも考えている。私の親の時代も子ども達が地蔵様を担いでいたのは確かなこと。私も担いだ。そして上級生からお賽銭を分けてもらった。上級生になると、お賽銭の下級生への配分もしなければならない。成長の過程で子ども達が学び合うこともできる村祭り。結局、このような祭りが時代を超え世代総掛かりで先人の思いを現代から未来へと引き継ぐ橋渡しをしているのだ。迷信でも非科学的でもそれがいい。
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