昨日、高崎市内ビューホテルで朝鮮総連西毛地区の新年会が開かれ、さまざまな地域から300人ほどの参加者で賑わった。玉村町からも町長、議長他3名の議員が参加した。高崎市長は相変わらず元気、あいさつに立った三宅雪子衆院議員、角田義一弁護士、締めのあいさつの富岡由紀夫参院議員と政権交代の威力を見せつける陣容だった。今年は「日韓併合」から100年、そのことを抜きには語れない一年だ。角田義一弁護士は、当時、朝鮮人の側に立って弁護士活動を行った布施辰治弁護士のドキュメンタリー映画の制作紹介を通じて、当時の厳しい植民地政策を語り、その真の反省は、今から、在日朝鮮、韓国人とどのように向き合うのか、に問われていると語った。
三宅議員が「日朝国交正常化」をはっきり言うなど、昨年までとは違った勢いある発言が相次いだ。角田義一さんの存在の大きさが改めて示されたようだ。
現在、在日朝鮮人の置かれている状況は生やさしいものではない。この間の経済制裁などで何かが改善され、解決へと少しでも進んだだろうか。誇り高き国に対しては、そのことの配慮なしに一切は進まないことを学ぶべきだ。拉致問題に関して言えば、蓮池透さんの発言に注目したほうがいい。
朝鮮戦争は今だに休戦中という状況の中で、すべてのことは起きていることを認識しなければならない。日朝国交正常化から朝鮮半島の南北統一まで視野に入れた行動が求められている。これまでの政府の対応は全く短絡にすぎる。朝鮮半島との歴史的関係を正しく理解し、人間同士が信頼の中でお互い生きて行く環境をこそ早急に作り上げるべきだ。歴史の歯車を前に進めよう。
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