みんな寿命を全うしようぜ

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西表島で会った昼の蝶

2012年2月21日火曜日

「南京大虐殺はなかった」という河村たかし名古屋市長・・・恥ずかしくなるよ。

「南京大虐殺はなかった。」
事件後の1945年に現地に駐屯した父親が、南京の人にラーメンを作ってもらったからだという。
「事件があったら、日本人にそんなに優しくできない」とは河村たかし名古屋市長の弁。
 おめでたいを通り越している。あきれ果て、悲しみも沸くが、やがて怒りが沸騰してくる。その年まで何をして生きてきたのだ。
 当時、東京日日新聞で報道された「百人斬り競争」をした二人の軍人の写真が南京大虐殺の記念館に飾られている。これを見たときは本当につらかった。しかし、絶対忘れてはいけない、と心に誓った者として、河村市長の発言は認められない。

 撫順戦犯刑務所の日本人戦犯が、中国側の配慮で、北京、上海、南京などを列車で「観光」したことがあった。中国人による手痛い報復を覚悟していた戦犯たちは、しかし、そこここで民衆の歓迎を受けた。 侵略戦争の先兵となり多くの中国人虐殺に走ってしまった元日本兵に対し、「悪いのは日本軍国主義であり、ひとりひとりの兵士はむしろ犠牲者だ」という中国側の見解により、多くの戦犯が罪を許されたことは歴史的事実だ。
 中国戦線で日本軍が何をしたのか、全く知ろうとしない人がいる。事実を知ったところから始めなければならない。それが戦後の日本が歩むべき道だったはずだ。

 ああ、しかし、まともな歴史教育がなされていないためか、「英霊」をイギリス人の霊、真珠湾は三重県にある、B29は鉛筆の芯の堅さの表示、などという笑い話しのような状況になっているらしい。

 河村市長のような人物が政治の世界に多く存在し、国家・国益や正義を振りかざすのだから、たまったものじゃない。また誤った方向へ政治が進んでいくぜ。

 「中国帰還者連絡会」のホームページを見て欲しい。

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