8日早朝、入院中の母親が急変しそのまま息を引き取り、昨日の葬儀となりました。突然のことではありましたが、母の84年の人生のその折々に彩りを添えて頂いた方に御礼申し上げます。
こういうときは普段会えない人に会うことができ、例えば学生時代の友人もそう。懐かしさもあるが、現実の重さに、改めてこんなことでいいのかと深刻な気持ちになってしまった。
横浜市役所勤務の鷲巣、上尾市役所勤務の新宮、東武建設役員の飯野、都内で資格者を6、7人抱えている司法書士の飯塚、会社経営の金子治三郎、JRの正社員の金子剛、横浜の梨農家持田、出世とは無縁のマイペース警察官狐塚、そして秋山局長はいい。
しかし同じ年ながら、時給800円以下で同じ会社に10年間も勤務している同級生もいる。
月に9日の休暇を取ることを会社から求められており、1ヶ月働いても11万円程度、ボーナスはなく年収で130万円程度という。正社員は組合もあり、そこそこの収入だが、臨時採用はいつまで経っても臨時雇用で、すでに彼は10年勤務になる。回りにそんな人がたくさんいるという。
改めて格差社会の厳しさを実感した。「これからの希望なんかありゃしない」とは独身の彼の弁。
地域を構成し、支えているのは恵まれた環境の人ばかりではない、ぎりぎりのところで生活をしている多くの人々がいることを改めて思い知らされた。
1000万人を優に越している年収200万円以下の労働者群、この存在を見て見ぬふりはできない。低賃金労働に支えられて成り立つ社会はイカンよ。
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